今日は、帰宅日。
予報では雨

だったが、運の良い夫は、雨の合間に帰って来た。

初めのころは、せっせと夫の好物を作っていた私だけれど、この頃は、特別な事は考えない。
いつも通りだ。
冷蔵庫に、白菜とホウレン草と中途半端なえのきが残っていたので、冷凍庫に常備してあるブタバラと共に、鍋にした。
ご飯

も、昨日の残りだけど、それでも充分。
家族で一緒に食べられる、と言うだけで、本当に幸せだ。
夫の食欲は相変らず旺盛だ。
シャキ、シャキ、シャキ・・・たっぷり口に入れてあげた野菜を噛む音がする。
ポリ、ポリ、ポリ・・・・この音は、たくあんを噛む音。
何て

心地の良い音だろう

いつかは、必ず、噛む事を忘れ、食べる事を忘れる。
それが約束されている夫の人生だから・・・・
今、私の耳に届く、この快音

が・・・
たまらない。

旦那が嚥下障害になって、初めて口から食べられることの素晴らしさを身に染みました。
人間って当たり前のことが普通になると、感謝しないもんですよね。
それどころか、不平不満ばっかり。
自分で自分がイヤになる時があります・・