連休真っ只中だ。
毎年、その時期が来ると、それに関連した記事を書いている。
振り返って読んで見ると、その時の自分の思いが見えてきて、ちょっと面白い。
昨年の連休は、
こんな事を思っていた訳だ。
その前の年は、
こんな感じ。
その前は・・・・と遡って、ブログを開いて見るのも面白い。
面白いけど、ブログを書き始めた頃と、夫の状態が悪くなってきた頃がちょうど一致しているので、どこを振り返ってみても、文章の裏側の当時の記憶が、少々切なく蘇ってくる。
さて、今年の連休はと言うと、
渋滞の車列を見て、皆元気だなぁ、と思う。
お客さんが多くて、仕事が忙しい・・と、思っている。
だけど、
いつかの連休みたいに、孫を連れたおじいちゃんを見て、哀しくなる事はない。
孫と遊ぶおじいちゃんの姿は、相変らず我が家では、永遠に見られない訳だけれど、我が家は我が家なりの連休がある。
結婚記念日の翌日、三男と、次男の嫁さんと一緒に、裏山でタケノコを掘った。
もっと奥に分け入って、わさびも取ってきた。
ちょうど火曜日だったので、皆で食卓を囲んだ。
メニューはいつも通り「天ざる」だ。
掘り立てのタケノコの天ぷら、タケノコの刺身。
そして、蕎麦には、新鮮なわさびが添えられた。
わさびの茎も、お浸しにして食べると美味しい。
初め、しかめっ面だった夫は、いつの間にかしっかりと目が開いていた。
目の前に座った、若い男性と、若い女性が、誰なんだか、それは分かっていないと思う。
だけど、こうして、夫をいれた家族が、普通におしゃべりしながら、一緒に「天ざる」を食べていることが、私には、ものすごく不思議な感じがした。
何だか・・・・普通の家みたい・・・・・。
ここ数年、無かった感覚だ。
夫が病気であり、施設に入っている現実は変わらない。
相変らず、眉間に皺を寄せて、しんどそうな顔をしている時間が多い事も変わらない。
この先、何年生きられるか分からない現実も、やはり変わらない。
普通の家・・・じゃない、時間が圧倒的に多い。
だから、一瞬でも「普通の家みたい」と感じられた事が、とても不思議な感覚だったのです。
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