私が不在だった2日前、長男一家が夫の部屋へ行った時の話です。
食堂で夕食を食べさせてもらっていた夫の表情は、いつも通りだったらしい。
いつも通り、と言うのは、おそらく目が閉じられているか、眉間に皺が寄っているか、だろうと思う。
夫の隣に座っていたおばあちゃんが、赤ちゃんが大好きで、まーくんを可愛がってくれたらしい。
赤ちゃんと言うのは、そこに居るだけで空気を和ませる魔法使いだ。
食事が終わって、職員さんに車椅子を押してもらって、一緒に部屋に帰った時、夫は笑ったらしい。
「職員さんが、こんなに笑う事は珍しいって言ってた。」と息子が言う。
更なる奇跡は、職員さんが部屋を出た後に起きた。
しばらく普通の顔で過していた夫は、カメラを向けると・・・
何故か大笑いした。

声を出して笑った。

嬉しそうに、楽しそうに笑った。

息子から、そんな報告を聞いた時、にわかには信じられなかったけれど、
天にも昇るような嬉しさが込み上げて来た。
短い時間でも、息子一家と過した夫が、そんなに大きな声で笑うほど、「快」を感じてくれたことが、本当に本当に嬉しかった。
その場に居られなくて残念だったけれど、後から見せてくれた写真で、それは間違いない事実だと分かった。
夫は、本当に本当に嬉しそうに笑っている。

写真から、夫の笑い声が聞こえてくる。

あまりに良い顔なので、目隠しはほんのちょっとにしておこう。

あ~・・だけど、残念・・・まーくんがよそ見している。
以前、mikiさんから、
「笑顔のツーショットが撮れると良いですね」と言われた時、内心、「それは無理でしょう・・」と思ったけれど、もしかしたら・・・いけるかも。
新たな目標が出来た。

偶然、私も目標できました。
本当の意味での ケアマネデビューです。今までも一生懸命やってきたつもりですが、心機一転です。(笑)
momoさんと ちょっとすねてるメグちゃんに負けないように頑張ろうと思っています。
楽しそうな口元がご主人の気持ちを表しておられますね。
よかったですね。わたしもうれしいです。