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いつでも里親募集中

敬意

台風が接近している。


部屋に着いたのがちょうど3時。


職員さんが、冷蔵庫を開けて、ヨーグルトとジュースを用意している所だった。


今日のご機嫌はどうかな?と顔を覗きこむと、眠っている感じで目が閉じられていた。


あれ?寝てるのかな・・・


ええ・・起こすのもどうかと思って・・。


せっかく眠っているのなら、お八つやオムツ替えは後でいいんだけど、職員さんの都合で動かなくてはならないのは、在宅で、自分で看ていない限り難しい。


そんな空気を察するわけなどないのに、夫は都合よく目を覚ましてくれた。


もしかしたら、私の声に反応したのかもしれない。


お父さん、寝てたの?


顔を覗きこむと、夫が珍しい表情をした。


泣き顔になったのだ。


じわーっと、涙がでそうになる顔だ。


この表情を見たのは、今年の3月が最後だった。



あれ?あれ?泣いてるのかな?


お父さん、どうしたの?お母さんが来て嬉しいから泣いてるの?





ふざけてそう聞いてみただけだったのに・・・・・・





夫は、小さく頷いてくれた。


その小さな動きは、何万倍にもなって私の心に響いてきた。





何だか、最近の夫は、凄いと思う。


病気になって12年も経って、自分では何一つ出来ない赤ちゃんに戻ってしまったのに、こんな風なやり方で、自分の意思を私に伝えてくれるなんて、何て、凄い人だろうと敬意を表する。





10月に入ると、我が家はとても忙しくなる。


今の夫は、動けない。


何一つ仕事をする事は出来ない。


どんなアドバイスを息子たちに伝えることも出来ない。


だけど、夫が、自分の居場所で、日々、こんなに頑張ってくれていることが、どれほど私たち家族の励みになっている事だろうか。


夫も、立派に、家業に参加していると言える。





今年も、無事に過せることだろう。


お父さん、一緒に頑張ろうね!


がbっば1005
よろしくね!






コメント

今回の記事を読んで
なんだか 胸が熱くなりました

熱いというか 温かくというか・・・

うまく言葉が出てきません

まるさん

ありがとうございます。

暖かいコメントに、こちらも温かくなりました。

よかったですね!

おそらく、今は「生きていてくれるだけでありがとう」と思える頃なんでしょうね。
momoさんがこういう心境になられるなんて!
5年前のやりとりを思い出すと感無量です。

未来予想図でお孫さんを女の子にしたのが、現実は男の子でしたね。新しい命は希望につながる大きな力を与えてくれますね。

今のホームとの出会いとお孫さん誕生で、momoさんが精神的に安定されたという印象をうけました。

私も思い込みが強かったけれど、momoさんはそれ以上に思い込みが強かったのであの頃は大変でした。母が誤嚥性肺炎になり葬儀社をさがしたりした時期と重なりましたから・・・

介護後の家族の人生を考えると、今の状態までこられて本当によかった!
まだまだ介護の旅は続きます。
良い思い出をたくさん作ってくださいね。
介護の記録がブログに残っているのでそれもよかったと思います。

mikiさん

mikiさんには、初めから、ずっとずっと見守っていただき、時に応じて温かい言葉、あるいは厳しい言葉もかけて頂きましたね。

本当に、あの頃を振り返ると、お恥ずかしい限りです。見ず知らずのmikiさんに、そこまでご心労をおかけしていたとは・・・・。私、そんなに思い込みが強かったですかね・・・?

mikiさんが、繰り返し繰り返し言ってこられた「忘れても人間、死ぬまで人間」「認知症は奥が深い」と言う言葉の意味が、今、自分のものとして分かりかけてきた様な気がしています。

まだまだ先は長いと思います。ここから先、何が起こるかは分かりませんが、それに伴って、自分の心境がどんな風に変化してゆくのか、楽しみでもあります。

改めて、この5年間のお心遣いに感謝申し上げます。そして、まだまだこれからも見守っていてくださいね。



あ、そうそう、mikiさんの未来予想図、ちゃんと当たってましたよ。
来年、二人目の孫、女の子が産まれる予定です。


おめでとうございます!

ふたりめのお孫さんは女の子なんですね!
来年が楽しみですね。
これでmomoさんはもう精神的には大丈夫でしょう。
介護でつぶれることはないと思います。

私が呪文のように言い続けていた言葉がもうひとつありますよ。
「やり遂げてこその介護」です。
健康に留意しながらやり遂げてくださいね!

mikiさん

ありがとうございます。

私が精神的に大丈夫かどうかは、それこそやり遂げるまで考えないことにします。

ここから先の道のりも、今まで同様未知の世界なので、どんな風になってゆくのか分かりません。

仲間や孫たちや仕事から、パワーを貰って頑張りたいと思います。

そして、何より、亡くしてしまった大きなものを超える力を授けてくれたのは、当の夫だと言う事に気がつきました。

今は、感謝しかありません。



「その時出来る精一杯」「最後までやり遂げること」

忘れたことは一度もありませんよ。

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