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いつでも里親募集中

ベッド

今週も、良いお天気の火曜日だった。


戻って来た時は、目が開かないで、職員さんが「今日は、ちょっと・・」と申し訳なさそうに言われた。


でも、家に入ってしばらくすると目が開いた。


昨日の残りのマーボー豆腐とふろふき大根を食べた夫は、お日様の光を布団にしてお昼寝した。


001ここ1209



同じ目を閉じている状態でも、眠っていると分かる時は、気持ちが楽だ。


今日の夫は、随分長く眠った。


目を覚ますと、そのままの態勢で、キョロキョロと周りを見回している。


視界に入るのは、天井と壁。


それじゃあ、つまらないだろうから、時々、取って置きの笑顔を視界に入れてあげる。


その後、みかんと柿をお八つに食べる。


やっぱり、夫が家に居るのは、良い。


本当に、何て良いんだろうと思う。


夫が家で長い時間を過ごせない一番の理由は、トイレだ。


私一人でトイレに座らせる事が出来ない。


せめて、自分の足で立ち上がって、ほんの二歩でも歩いてくれたら・・・・と、いつも思う。


大を催していると分かっても、トイレに座らせて上げられないのでは、見ているのが辛い。


その問題が解決できたら、泊まりも出来るのに・・・と残念に思う。





そんな事を思いながら、暗くなる前に送って行った。


4時頃、ホームの玄関を入ると、施設長のUさんが出てきた。


Uさんは、「ちょっと申し上げ難いのですが・・」と前置きしてから、次のような話をされた。




夫の体重が重くなって、布団から車椅子に移乗させる時の、職員さんの腰の負担が大きくなってきた。

3,000円程のレンタル料が掛かるが、ベッドを入れてもらうことは出来ないか。




これには、異存は無い。


と言うより、私も少し前から、ベッドを入れたらどうだろうかと考えていた。


夫の生活が、ベッドではなく布団で始まったのは、不穏状態があって、動きが激しくて転落の心配があったからだ。


それから時が経ち、もうその心配もなくなったと思える。


職員さんの腰の負担も然ることながら、抱えられて移乗させられる時の、夫の表情がとても情けなくて、それを見るのが嫌だった。


Uさんは言った。


「言い方が悪いのですけれど、今の状態は、荷物を抱えるのと同じ事で、人間の自然な動きではありません。」


もっともだ。


それに、ベッドから車椅子へ移る時に、足が床に着くので、夫の脳は立つ事を思い出したりしないだろうか。





夫が最後に立ったのはいつだったろうか。


過去記事を探ると、この日を最後に、夫が立ち上がって歩いたと言う記載がない。


もう、2年以上、夫は自分の足で立っていない事になる。


立つ事を忘れた、と考えてもおかしくないだろう。


発病してもう12年も経っているのだから。


だけど、この件に関しては、私は何と無く、完全に諦め切れない部分がある。


もし・・・・と考えるのはバカバカしいので好きではないが、


もし、もし・・・・


あの頃、まだ本人が自分で立ち上がる意志を持っていた頃、


毎日、立って歩くリハビリを続ける環境にあったら、


もしかしたら、今でも夫は歩く事が出来ているだろうか・・・・・?


今、荷物の様に抱えられる夫を見て、そんな考えが過る。


夫が再び歩けるようになるとは思っていないけれど、せめて立つ事が出来たら、生活が変わる。


ベッドの導入、


期待などしないけど、楽しみだ。



たts1209





コメント

もしかして・・・

 ブログを始めて、思い出しながら書き綴ってます。
 文字にすると客観的に見つめ直すことができ、ずいぶん前から症状があったんだなあと気づきます。
 病名が付いたのは3年前、でも発病は10年前だと思います。
 受け入れる準備に7年かかったんだなあって、しみじみ思います。
 後悔はありません。
 過去に向かっての「もし」はなしです。
 未来の「もしかして」はありです。(もちろんポジティブに)
そのことを教えてくれたmomoさん、感謝してます。

はなさん

ブログ順調ですか?過去の出来事や、今の思いを綴る事は、思わぬ効用がありますよね。ブログ効果はすごいと思います。頑張って続けて下さいね。良かったら、URL残して行ってください。

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