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いつでも里親募集中

連休中に、夫が帰宅していた日の話です。


その日は、離れて暮らしている三男が帰って来て、次男夫婦もやって来て、堀立のタケノコや、清流に分け入って摘んできたわさびの茎を天ぷらにして、皆で美味しく食べた。


夫の大好きな、「そば」があるのはもちろんだ。


因みに、堀たてのタケノコは、生のまま天ぷらにすると、本当に柔らかくて美味しい。


夫は、目を閉じていたり、開いていたり、気分次第で気ままに過ごしている。


食べ終わって、コーヒーを飲みながら雑談、


夫の水分補給の為に買っておいたスイカを食べてから、次男たちは帰って行った。


この日は、夕方5時に店じまいをして、その後、夫をホームまで送り届け、それから三男と二人で買い物をする予定だった。


私と三男は、それぞれ出かける準備をするので、夫にはしばらく一人で待っていてもらわなくてはならない。


リクライニングを倒して、ブレーキをかけておけば、安全だ。


ホームでも、そうして一人で過ごしている時間は、それなりに多い。


歩かない、動かない、暴れない、


良いのかそうでないのか、何とも言えないけれど、少なくとも、転倒、転落の心配は、ない。


夫が一人でいたのは、時間にすると、10分位だと思う。


事件にならなかった事件は、その間に起こっていた。










私が戻った時、夫の口から痰が大量に流れ出して、のどに伝っているのに気が付いた。


あららら・・・・・


こんなにいっぱいの痰が・・・・・


慌てて、ティッシュでふき取った。


そう言えば、昼頃送り届けられてきた時、職員さんが、「痰が絡んでます。」と言われていた・・・。


あまりに酷い時には、吸引してもらったこともあったが、大抵は、なんとなくそのままで過ぎて行っている。


ごろごろ言って、自分でごほんごほんとして、上手く口の中に出てきたら、ごくっと飲み込んでしまう事が多い。


今回、たっぷりの痰が無事に外へ出たので、夫ののどは随分すっきりした事だろう。


良かった、良かった・・・・・


反面、


ぞっとした。


万一、


万一だけど、


大量に出てきた痰が、運悪く気管に詰まってしまったとしたら・・・・・


リクライニングを倒している体勢なので、それは充分に有りうる事だ。


そして、その時、誰もそばにいなかったら・・・・・


ほんの10分の時間は、窒息してしまうには、十分な時間である。


私が戻った時には、既に天国への階段を登り始めている夫だったとしても不思議ではなかった。


どんなに元気そうに見えても、やはり夫は、認知症患者である。


「死」の影は、いつも隣にある。


24時間、誰かがずっと夫の顔色を見守っている事は不可能だ。


生と死は、紙一重。


今回は、たまたま運が良かった、


きっと、そうなんだろう。





うん






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