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いつでも里親募集中

体力勝負

ほんのちょっと戸外に居ただけで、車椅子の肘掛は熱々になってしまった。


送り届けられた夫が、家の中に入るまでの数分のこと。


本当に、暑い。


それでも、夫は、いつもの様にしっかりと昼食を食べてくれた。


夏であろうが冬であろうが、夫にはあまり関係がないと見える。


食後、お昼寝。


目が覚めて、ピアノを聴く。


最近は、初めての感動は何処へやらで、夫はピアノの音にあまり反応を見せてくれなくなっていた。


こんな所にも、「慣れ」と言うものが存在するのだろうか。


それでも、夫の帰宅時は、毎回ピアノを弾くことにしている。


それは、自分の楽しみでもあるからだ。


そんな訳で、今日も、自分のペースで引き終えて、振り返って夫を見ると、


なんと、


夫の目から一筋の涙が流れているではないか。


それが、ピアノの音に反応した感動の涙だったのか、それともたまたま物理的に流れてきただけなのか、


分からない。


分からないけれど、きっと夫は何かを感じてくれたんだと思っておく。


そして、家に居る時にしか見せない表情がある。


それは、顔を左右に動かしながら、見開いた目で、家の中をきょろきょろ見回すのだ。


ホームでは、この表情は、私がいる時間の中では、見たことはない。


家に帰って来た、と言う意識は持てないだろう。


だけど、何と無くいつもと違う、と言う事を感じているのだと思う。


居心地が良い、と感じてくれたら尚嬉しい。





お八つにスイカを食べて、


夕方、送り届ける。


失明しそうなほどの西陽を避けながら運転して、ホームで職員さんに引き渡すと、


流石に、ほっとした。


この夏は、体力勝負だ。





あつ0721









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