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いつでも里親募集中

本当に、どうって事のない些細な事の積み重ねかもしれません。



トイレにオシッコが飛び散っているので、一日に何回も何回も拭かなくてはならない。トイレマットは毎日お洗濯。

流さないで、そのまま出てくるので、その都度私が流しに行かなくてはならない。扉だって開けっ放し。手も洗わない。

外出時に、穿いていたスリッパを脱いで靴を履く時に、一々「これ脱いで。」「これ穿いて。」と都合4回指で指し示さなくてはならない。

車に乗る時、「こっちのドアから乗ってね。ベルトして。ベルトは、そこ、ほら窓の方にあるでしょう。」と毎回毎回同じ台詞を言わなくてはならない。

食事の時には、一つ一つ食べ易いように置いてあげなくてはならない。それでも直ぐに、テーブルの上は食べ物がこぼれている。



ほらね、どうって事無いことばかりでしょう・・・・・・・


今まで、至って緩やかな変化で、それに伴って私の心もそれなりについて行けていました。自分で言うのもなんですが、「われながら良くやってきた。」と思えていたのに・・・・



これから先、もっともっと大変になってくる事を思えば、自分でトイレに行って、便器の中に排泄してくれるだけでありがたいと思わなくてはならないのだと分かっているのです。

自分の口で食べて、自分の足で歩いてくれるだけで、感謝しなくてはならないと、分かっているのです。



分かっているのだけど・・・・・・・・・・





このところ、私はとてつもない悪女と化しています。







理由なく、とてもイライラしている悪女なのです。






何故?







分かりません。




一時、ヒロくんが「しにたい。」などと言って、絶望的に落ち込んでいた時期が過ぎ去り、デイでも穏やかに過ごしていると言われ、ほんのちょっと心が安息を経験してしまったのがいけなかったのでしょうか。





こうなると、物事は教科書に書かれているように進んでゆきます。


ヒロくんにとっては、今まで通りの行動。
      
それにイライラして、言ってはならない言葉を言う、または態度を取る私。
      
ヒロくんは、理由は分からないけれど、「大好きなお母さん」が怒っているのだけは分かる。
      
どうしてよいか分からないヒロくんは、気持ちが落ち込んでゆく。
      
ヒロくんの笑顔が見られない私は、ますますイライラする。

イライラが尽きると、激しく自己嫌悪に陥る。

ヒロくんに謝る。「すみません。何もかも私が悪いんです。」と。

天使のようなヒロくんは「そんなことないよ。じぶんがわるいんだよ。」と病気とは思えない様な返しをする。

そんな優しいヒロくんに対して、なぜもっと労りをもって接して上げられないのかと、益々私は落ち込む。

私が落ち込むとヒロくんも落ち込む・・・・・・・・・・・・・・・


こうして悪循環の輪がグルグルグルグル私の周りで渦を巻き、私はその中で溺れ、時に激しい水流に飲み込まれてしまいそうになります。 本当に、藁でも良いから、浮かんでいるなら掴みたい・・・・

デイに行かないで家で過ごす日、今日こそは冷静でいよう、今日だけは嫌な言葉は口からこぼすまい、そう心に決めても、そんな決心は私の胸の中で燃え上がっている炎で、あっという間に焼け尽きてしまうのです。   



何故?



これではいけない、ちょっと冷静になれ。私の脳は、そういう指示を出すのだけれど、私の心がそれを受け入れるゆとりさえ失くしています。



立派な先生が書かれた本を読んでいます。

表情を失い、苦悩の末に亡くなって、家族から「これで漸く楽になれたね。」と言われる人。
最後までその人らしく、穏やかな笑顔で周りのアイドル的存在で居られる人。

その違いは、どんなケアが届けられるかによる、と。

日々、ヒロくんと過ごしていると、この言葉が真実である事が良く分かります。真実を突いていると思えるからこそ、非常に重い言葉です。今の私にとっては、渦中に引きずり込むおもりの如く重い言葉です。


素晴らしい先生です。



でも・・・・私はそんな素晴らしい先生と出会えている訳じゃない。そんな完璧なケアなどしてあげる事は出来ない。そんな理想的な施設など、目の前にない。





経験者の書かれた本を読んでも、TVで介護真っ最中の方を拝見しても・・・・

皆さんが素晴らしく介護をこなしている様に見える。何でそんなに皆立派なの?何でそんなに優しくできるの?


私は・・・・・そんなには・・・・できない








できない・・・・・・・















啄木の詩が頭に浮かびます。



友がみなわれよりえらく見ゆる日よ、花を買ひ来て妻としたしむ・・・・





















コメント

よかった!!!

momoさん
なぜか 今日のお話聞いて よかった と思ってしまいました
momoさんが とっても 人間らしい
それが すばらしい です
いつも よくやっていらっしゃる momoさんは すごいけど
私なんかとは かけ離れて すごい方
でも 今日のmomoさんは いつも 横着な 私っぽい(笑)
ご主人に たまには 甘えて 寄りかかって(?) めちゃくちゃ言っても
デイに 行ってらっしゃる時 バカ食い(私を基準に考えると・・・スミマセン)するとか・・・・?
更年期だし そんな時も ありますって・・・
と 無責任に 言わせていただきました

そのときベストの判断で

以前、「認知症の人には3人の目と手」とある方に言われました。

父と母を抱えているときは6人いればなんとかなったのでしょう。
いえ、もうひとりいてくれれば、違っていたでしょう。
50代で社会の最前線で働いている夫は、当時「月~金働いたことがない」と言っていました。
病院へ連れていく・・・など、何度休んでくれたことでしょう。

父が昼夜逆転になったので、私のストレスがたまって、突発性難聴になり、結局父は初めて7日間のショートステイに行ったきり、ショートを延長、別の施設でショートを経て、老健に入所。結局、家を離れて5ヶ月ちょっとで肺炎で提携病院で亡くなりました。

それでも、見学だけ行った劣悪な環境にはいかないですんだ。
思いやりと感謝の心をもった父のまま、死を受容した心境で旅立ってくれた。
亡くなった当時はつらくてつらくてしんどかったですが、もうすぐ死後8年になるので、父も私もしんどかったけれど、それなりによく旅だってくれたから、よし、としています。

私の場合は、「介護の形態も質も問わないでやり遂げることが私の務め」と定めたから・・・とにかく、「介護をやり遂げる」という大目的をかかげて「そのときベスト」の判断でやってきました。

結果、引っ越しもしたし(近所から離れた)、母を当地に移動もしました。

理想的な介護は、よほど条件に恵まれている場合はできるでしょう。
社会の多くは、「そのときベスト」の判断で次善の策を選んでいると思いますよ。

私の介護の頃は、まだまだ手探り状態でしたから、そういう理想のモデルもなかったので楽だったかもしれませんね。

介護家族が求める「良い施設」がたくさんたくさんあれば・・・と心から望みますね。

大丈夫!

いつも読ませていただいてます。読んでたら涙が出ます。とりあえず、何かコメントしなくては・・・と少し疲れてるんですね。あたしは実母の認知症と実父の肝臓癌で介護に疲れた時一人でわけも泣く涙が流れてました。誰にも話せなくて心が壊れてたと思います。こうしてブログに書く事で少しでも心を軽くしてください。頑張りすぎないでください。

私が「生き返る痴呆老人」「大逆転の痴呆ケア」「痴呆を生きるということ」などの本を読んだときには、母はすでに脳梗塞で重い後遺症を抱えて生きていましたから、もはや「手遅れ」でした。

「生き返る痴呆老人」では、9人の定員に対し、申し込みは22人。
幸運な9人より不運な方のほうに私の心は近かったですね。

「預ける介護」は、介護放棄でも、介護挫折でもありません。
最高の施設に巡りあわなくても、家族であるmomoさんがせっせせっせと通って支えていけば・・・
とんでもなく不幸な状態は避けられると思いますが・・・

一度、少し長いショートステイを体験されたらいかがでしょう。
momoさんが精神的に立ち直ることが急務のように感じました。

男の人のほうが、冷静に判断してくれるかもしれません。
息子さんたちにmomoさんの精神的な部分を支えてもらう時期がきたのかもしれませんよ。
「家族」の問題として、家族全体で方針を決められたらいかがでしょうか。

かあこさん、

私は、全然 すごい人 なんかじゃなくて、ストレス発散をいまだに主人に向けたり、自分の分だけケーキを買ってこっそり食べたり・・・・単なる更年期の普通のおばさんです。

そう、そんな時もありますよね。ありがとうございます。気持ちが楽になりました。

mayuさん、

はじめまして。コメントありがとうございます。とりあえず、何かコメントを・・・と言うそのお気持ちがとても嬉しいです。私だけじゃなくて、皆さんそれぞれに大変な思いを抱えながら生きておられる、そんな思いを経験された方から、言葉を掛けて頂くだけで、さあ、また明日から頑張ろう、と思えてきます。

mikiさん、

3人の目と手があれば、精神的肉体的に追い詰められる事なく過ごせるかもしれませんね。

私も、せめてあと一人、私の半分、いえ三分の一で良いから、傍に居て一緒に手と目を掛けてくれる人が欲しいと思います。でも、家族の生活は介護だけではないから、なかなか難しいところです。

ここでこうして皆さんと会話を交わして、また少し立ち直りましたから、まだ大丈夫です。

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