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いつでも里親募集中

師走

今年もまた、あと一月で終わる。


毎年、毎年、この時期には、そう思う。


その繰り返しで、随分遠いところまで歩いてきて、そしてこれからもまた、命ある限り、歩き続けなくてはならない。


時々、しんどいなと思う。


夫みたいに、究極の「今」に生きている者は、きっとそんな憂いは持たないのだろう。


と言って、そうなりたいとは思わない。


誰も思わない。









夫の帰宅日は、お天気に恵まれていることが多い。


今日も、良いお天気だ。


そして、夫はちゃんと目を開いて、穏やかな表情で帰って来た。


お昼寝から目を覚ました頃、たまたま夫の義姉が顔を出してくれた。


久しぶりに義弟の顔を見た姉は、これまでの色んな話を心を込めて話しかけた。


夫は、しっかりと視線を合わせて聞いているように見える。


その内、あれ?っと思った。


夫の目が潤んでいる。


まるで、夫の、ここまでの人生を肯定してくれて、頑張ったね、ありがとう、と話しかけてくれている、その内容を理解している様に思える。


いや、話の内容を理解するのではなく、きっと姉の一生懸命の語り掛けに、何かとても喜ばしいも、嬉しいもの、自分にとって居心地の良いもの、そんな何かをを感じ取っているに違いない。


言葉は理解できなくても、感覚は生きている。


そして、「頑張ったね」の一言であっても、これまでの66年間で積み上げてきたフィルターを通る内に、そこに眠っている全ての感覚を取り込んで、重く重く、厳かな「頑張ったね」に変化するのだ。


赤ちゃんと同じ位小さくなってしまった脳であっても、それを感じ取る感性は亡くしていない。


夫と姉のやり取りを見ていて、そう思った。


夫は、ちゃんと生きている。


人間らしく、生きている。


つい、いつもの癖で、夫の目の前で、


「分かってるかどうか分からないんですよ。」


と、言ってしまった私に、姉は、


「そう言うの、(本人は)聞いてるのよ。」


と言った。


確かにそうだ。


夫は、そんな風に言われたくないに違いない。


普通に会話が通じている様に話しかけている姉を見て、反省した。


分かっているのか分からないのか、確証がないから、つい、どうせ分かってないだろうと思う。


だけど、確証が得られないなら、分かっているんだと思った方が良い。


心からそう思えて、普通に会話が出来るようになったら、介護夫婦から、もう一度、普通の夫婦になれるのかもしれない。


まだまだ、先は長い。


のんびり行こう。




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コメント

お久しぶりです。
今日は夫の誕生日。
去年と同じモンブランを買って、病院で一口だけ・・・
先月、胃瘻をしましたが、感染したとか・・・
いまだ点滴だけ。
寝たきりなので拘縮とのたたかいです。
この三ヶ月のあいだの急展開に息切れ状態でした。
この病気の先にmomoさんとご主人の姿を想定してましたので、辛くてブログを見れませんでした。
ようやく、今、を大切にしようという心持ちになりました。

お義姉様の言葉、私も肝に銘じます。
夫は私の学び舎です。

はなさん

お久しぶりです。お辛い状況なんですね・・・。

変化が緩やかな時は、知らず知らずの内に適応しているものですが、あまりに急激な変化に襲われると、身も心も放心状態になってしまいます。

美味しいもの食べてますか?夜は眠れますか?

この病気は、100人100様ですね。平穏な将来を期待しても、どうなるか分からない不安に怯えても、実際は、その時になって見なければ、何一つ分からない・・・。

だから・・「今」を大切に生きよう。

となる訳ですが、それが簡単には行かないから苦しいのです。我が家も、今は平穏に見えても、明日は分かりません。生きて行くって、本当にしんどいなと思います。

でも、一口であっても、ご主人様と一緒に、モンブランでお誕生日のお祝いが出来て、良かったですね。

どうぞ、ご自身のお体を労わって、難しいけど無理せず、ご主人様との時間を大切にお過ごし下さい!

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