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いつでも里親募集中

言葉

最後に、夫の口から言葉が出たのが何時だったか思い出せない。


音声を聞くことは、たまにはあるけれど、「言葉」となって出て来る事は・・滅多に無い。


職員さんも、同じ様に言われるが、たまには「うん」とか「はい」とか言う事もあるらしい。





夫は、相変らず良く食べてくれる。


手作りの食事でも、コンビニで買って行ったものでも、何でも本当に良く食べてくれる。


まだまだ生きられると思う瞬間だ。


今日の夫は、食べている途中に、左手を頬に当てる仕草をした。


そして、手を頬に当てたまま、食べ続けた。


私は、深く考える事無く、食事を続けていた。


すると・・・・・




あ、いたっ!





夫が言葉を発した。


ビックリした




とてもビックリした




とてもとてもビックリした






「うん」や「はい」は、問いかけに対する単なる返事であるのに対して、「いたい」は自分の意志で発せられた言葉だからだ。


夫の脳は、体の何らかの異常を感知して、


それが「痛い」と言う物だと言う事を覚えていて、


尚且つそれを言葉に変換して、夫にしゃべらせると言う高度な業をやってのけたのだ。


この、何とも人間的な行為を目の当たりにして、ビックリすると同時に、とても嬉しくなった。


夫は、まだ生きている。


人間的な感覚を、まだ持っている。


そんな風に感じられる事は、この長い長い過酷な日々の中の、ほんのささやかなご褒美の様に思える。


病状が落着いてから、長い月日が流れると、その穏やかな日々に感謝しつつも、凪の辛さがある。


贅沢かも知れない。


どんなに穏やかな日々が訪れたとしても、やはり、夫が若くして認知症に冒され、人生を断ち切られてしまった無念は消えない。


さらに、夫が抱えている、私の何万倍もの無念を思うと、こうして生きていることさえ、意味が分からなくなってくる。


そんな、私が感じている凪の苦しみの中に、ほんのちょっと夫がご褒美をくれた様に思える。






そうだね・・・・夫は、まだちゃんと人間らしい感覚を失っていないんだ・・・。





とは言え、痛いのは困る。


看護師さんに見てもらったら、舌がちょっと赤くなっているので、もしかしたら、噛んだのかも知れない、との事。


週末には、週に一度の歯科検診もある。


先生に良く診てもらう様お願いして帰って来た。









001さんた








コメント

歯科検診

momoさん、冬至が過ぎて急に冷え込んできましたね。今日はイブイブなので夫を大変な思いで車に乗せ夫の高齢の両親の所へ連れて行きました。帰宅後も夜まで喋りっぱなし、歩きっぱなしでまだ寝る様子もなく寝入ったらお布団をかけようと待機しています。興奮してしまったのでしょうか?ところで歯科検診とありましたがご主人は口腔ケアの時など大きな口を開けてくださるのですか?家は入院中何度か歯石除去でお願いしましたが4人がかりで押さえ込み大変な騒ぎでした。食後の歯磨きもかろうじて前歯しかやらせてもらえず歯ぎしりもすごいので口の中がどうなっているのか全くわかりません。先日奥歯の詰め物が取れて飲み物をあげていた時口からポロっとだしました。床屋さんも耳のあたりの毛が伸びてお正月の前にさっぱりしてあげたいですが、、。急変後4年で落ち着かれたと教えていただき、あと1年、いや、あと半年と指折数えています。momoさんもご家族で楽しい年末年始をお迎えください。小さな良いこといっぱい見つけられますように!今年も素敵なブログ、ありがとうございました。

marikomさん

投稿して頂いた時間を見て、夜中に歩き回る夫を横目に、PCに向かっていた何年か前を思い出しました。

何時頃に寝られたのかしら?朝までちゃんと眠ってくれたかしら?marikomさんは眠れたかしら?

落ち着くまでは、本当に、大変な大変な、長い長い道のりです。ただただ、お疲れ様です、頑張っておられますね、お体に気をつけてください、としか言えなくてゴメンなさい。

ところで、夫の歯ですが、今の施設に入って落ち着くまでは、やはり検診はおろか、まともな歯磨きもできていない状態でした。

でも、その頃の私は、歯なんてどうでもいいと思うくらい疲れ果てていたので、marikomさんが、急性期の渦中に、ちゃんとご主人の歯の事も考えて居られるのは、とても偉いです。

夫は、今は、殆ど抵抗なく口を開けて、清掃をしてもらう事が出来てる様です。訪問歯科のスタッフさんなので、上手にして頂いてるんだと思います。

ただ、ホームでは出来ない様な、本格的な治療となると、連れて行って出来るかどうかは分かりません。

本人が嫌がるのに、無理にでも治療をするのか、そのまま放置するのか、どちらも難しい選択です。


marikomさん、


まだまだ大変な事ばかりの今は、お口の中が気になっても、髪の毛がぼさぼさになっていても、そこはもう、あまり気にしないことにして、日々、小さな楽しみに目を向けて、お体を大切にお過ごし下さい。

来年、お互いに嬉しい事が一杯あります様に!

momoさん、
早速詳しくお知らせくださりどうもありがとうございました。そうですよね、そのうちできるようになるかもしれないと思って適当にやるしかないですよね。他の介護者の方達は上手に歯磨きされていらして家は本人に問題があると決め付けることにしました。髪のボサボサは89歳になる夫の母に言われました。ではどうぞやってみてくださいと言いたいところをぐっと我慢です。そうしたら96歳の夫の父が今度俺がやってやると、、。歩き回るから追いかけながらで大変です。昨夜は結局1時am就寝でした。いつも8時には寝てしまうのに今日からの2泊3日のショートがわかるのでしょうか?かなり過敏です。私は久しぶりに娘と孫たちとお買い物に行きましたが帰ってきたら疲れて居眠り、またこんな時間にランランです。2泊と言っても正味明日1日。ゆっくり休めるようケアマネさんが手配してくださった貴重なお試しショートです。毎月あるとうれしいのですが、、。Merry christmas to you and to me!

marikomさん

夫は5人兄弟の末っ子で、義父母共高齢で、ずっと前に亡くなっているので、息子を襲ったこの悲劇を知りません。

つくづく、良かったと思うのです。配偶者としての立場も辛いけど、もし自分の息子がこうなってしまったらと想像すると、悲しくて苦しくて辛すぎて・・・発狂してしまうかもしれません。

息子は、何時まで経っても息子なんでしょうね・・伸びた髪の毛が気になったのも、お義母さまの母心の様に思えました。



お孫さんたちとお買い物が出来て、本当に良かったですね。たまにでも、そんなリフレッシュの時間があれば、また頑張れますよね。

ケアマネさんにお願いして、ご主人に無理の無い範囲で、出来るだけ沢山ショートを入れてもらうと良いと思います。毎日毎日一緒では、どんなに愛情深くても、やっぱり疲れてしまいます。

長い道のり、上手に力を抜いて、自分を休ませるのも、介護力の一つだと思います。ゆっくりのんびり、ほどほどに頑張って下さいね!

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