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いつでも里親募集中

夫との人生は、確かに波乱万丈だった。


想像と言う人間の能力を超えた出来事を、夫は、次から次へと私の前に披露してくれた。


山ほどの楽しみを共にし、山ほどの苦しみを共にした。


そんな何もかもが通り過ぎて、今は平和だ。


病気になる前の夫は、遥かに遠くなった。


明るくて、優しくて、楽しくて、気遣い一杯の夫は、私の記憶の中の、ずっとずっと奥にしまわれてしまい、顔を覗かせる事は殆ど無くなった。


目の前に居る今の夫が、私の夫。


車椅子に座ってじっとしている夫、


食べ物を口に運んであげなくてはならない夫、


オムツをつけている夫、


話しかけても答えてくれない夫、


過去の私の想像を遥かに超えた夫、


そんな夫の姿が、私に取って普通になったのは、何時ごろからだったろうか・・・・。


気がついたらそうなっていて、いつからそうなったのかは、もう分からない。


外から見たら、きっと大変な奥さんに見えるんだろうな・・・と思う。


だけど、本当に、私に取って、今の夫の姿が、普通であって、


老人ホームにいる夫に、日々逢いに行って、そこに安らぎを感じているこの自分の生活が・・・・・


普通だ。


悲しくも無く、苦しくもなく、


かと言って、逆境故の不思議な高揚感もなく、


淡々と時が流れ、


夫は、日常の一部になった。








IMG_20161117_095528.jpg
うん、行こうねメグちゃん




ここ数日、仕事と子守に追われていたので、夫の元へ行くのは、4日ぶりだった。


部屋に入った時、夫は職員さんにヨーグルトを食べさせてもらっていた。


相変らず、何でも良く食べる。


ファイルを見ると、体重が63Kと書かれていた。


精神病院に入院中、43Kにまで落ちたことがあった。


プラス20K?


ちょっと増えすぎではないか・・?


とも思うけど、


直ぐに、いやこれで良い、と思い直す。


どうせ・・・いつかは・・・・・食べられなくなるんだから、


食べられるうちに蓄えておけば良いじゃないか・・・と。


一緒にTVを見たり、あれこれ話しかけたりしながら過ごす。


夫は、時々タイミングよく頷いてくれる。


そんな夫と愛犬との午後のひと時が、私に取っては安らぎの時間だ。





IMG_20161117_095541.jpg
今年も、「皇帝ダリア」が空高く聳えている。




















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