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いつでも里親募集中

熱は下がらないものの、それなりに落ち着いていたここ数日。


昨日の事、先生からお話があるということで、夕方夫の部屋へ行った。


施設長さんと看護師さん、病院から先生と看護師さん、私と息子二人、主役の夫、


狭い部屋が8人で一杯になった。



前日までと違って、その日は朝から痰が酷くて、一時酸素が90を下回り、かなり状態が悪かった、

看護師さんが30分に一回くらい吸引して、気管の奥からかなり大量の痰が出てきた、


と言う説明がまずあった。




数日前に、STさんの都合が付けば、口から食べる様子を見てもらうことになっていたのに、


突然の変化に、驚いた。


こんなに急な事って・・・・あるんだ・・・・。


先生は、私が知識として知っていた説明を始められた。



点滴をしているが、だんだんと使える血管がなくなってくる、

首とか足の付け根の太い静脈に直接針を入れて高カロリーの点滴をする方法がある、

但し、感染を起こして熱がでたりすることもある、




つまり、ずっとずっと以前から覚悟していた、「その時」の説明が、「今」なされていると言うことは容易に理解できた。


そうか・・・・・こんな感じで、急にくるんだ・・・・・・・。


私は、心の中で何度も反芻していた通りのことを、とりあえずしゃべってみた。




以前在宅でお世話になっていた時にお話したことと、基本的に考え方は変わっていない。

命の長さよりも、苦しみなく、痛みなく、残りの時間を出来るだけ楽に過ごしてほしい。

また、発病してもう15年も経っているので、それなりに衰えていると思う、

人工的に栄養を送り込んでも、それを吸収する力がないとすれば、逆に苦痛になることはないだろうか、







そして、




病院に移るより、この5年すっかり落ち着いて、とても良くお世話をして頂いたこの施設で最後まで過ごさせてほしい、



本当は、最後は家に連れて帰りたい、と言う希望は口に出すことはやめた。



一応、願いは伝えられたと思う。


ただ、



施設では夕方6時まで看護師さんがいるが、そのあと、翌日の9時までは介護職員さんだけとなる、


痰の吸引は、看護師さんか家族しかできない。


万一、夜間に痰を詰まらせた時、どうするか?

一、

救急車を呼ぶ、

二、

H病院に電話をして、先生に来てもらう、


どうしますか?


選択を迫られた。



救急車を呼ぶのは、希望しません。


6年前の救急車騒ぎ、人工呼吸器騒ぎの事が思い出された。


当時の事を簡単に話して、


人工呼吸器をつけて生き続けることは、主人は望んでいないと思うし、私も望みません、



では、H病院に電話するということで宜しいですね?


念を押されて確認された。


但し、夜間の場合は、医師到着までに30分から40分ほどかかるとの事。


それでも宜しいですか?


この質問には即答できなかった。


医師の言葉が何を表しているか良くわかったからだ。






数秒置いて、


私は、長男に救いを求めるように、


わたしは、それで、いいと、おもってるけど・・・


と言った。


長男は、当然の様に私に同意してくれた。


では、それでよろしいですね。見守るということで、息子さんたちも宜しいですね。


医師は、その場にいた家族全員に確認した。


はい、何かあったとしても、それは夫の運命だと思います。今まで充分に生きてきましたから、



変化と言うのは、こんなにも急激に来るものなのか。


この5年、すっかり落ち着いて穏やかに過ごしてきて、来年の古希を迎えることが、決して夢ではないと思っていたのに。


3月3日の夕食まで、普通に食べていたのに。



こわごわ聞いてみた。


もしかしたら、今夜にも痰を詰まらせて死んでしまう可能性はあるのでしょうか?


医師は言った。


そう言うことがあったとしても、びっくりはしません。


つまり・・・・


ありうるということだ。


なんてこった・・・・・


覚悟してるなんて言っても、


覚悟の緒を締めなおさなくてはならないじゃないか。






先生たちが帰り、施設の看護師さんが6時過ぎに最後の吸引を行って、


「今、充分に吸引しましたから、朝まで大丈夫だと思います。」


と言って帰って行かれた。


家族だけが部屋に残された。





しばらくすると、孫たちがやってきた。


4歳と3歳の孫が、無邪気に遊びまわるのに救われる。


3歳の女の子が聞いた。


じーちゃんってびょうきなの?


そうだよ、良くなるようにってお祈りしてくれる?


いいよ!じーちゃんがよくなりますように!


じーちゃんがよくなりますように!


4歳の男の子も祈ってくれた。


二人は、直ぐにじーちゃんの事は忘れて遊びだした。


元気良く、老人ホームには似合わないような大きな声でおしゃべりした。


夫の耳には、確実に二人の声が届いているはずだ。






そのあと、皆で外で食事をしてから、私だけ夫の部屋へ戻った。


今夜は泊って行こう。


職員さんが一時間おきに夜通し見守りに来てくれる。


幸い、夫の痰が酷くなることは無くて、酸素も95から97位を保っていた。


時々、目が開くので、真正面から顔を見せて、お話しする。


いつもの会話。


お父さんと結婚して幸せだよ


すると・・・・


夫は、私の目を見て、しっかりと頷いてくれた。


久しぶりの事で、とても嬉しかった。


安心してね


また、頷いた。





今日は夫と会話ができた。






一夜明けて、6度8分の熱と97の酸素の夫を残して家に帰る。



あれ?


何だか、また復活するんじゃないかな・・・・


ふと、そんな思いが湧いてくる。


大体、お医者さんと言うのは、最悪を想定して話しするもんだし・・・・。


いずれにせよ、


夫が、生と死のはざまで彷徨していることには変わりない。


どっちに行くかは・・・・


夫自身が決めるんだな。










コメント

こんばんは
私も将来夫について同じような選択を迫られるのかなと思いながら拝読しています。
私もいまのホームが夫の終の棲家になっても良いかなと思っています。これから最終的にどうするか、ご主人自身がお決めになるのでしょうね。

ルッコラさん

朝帰りです。

昨夜は、前日程痰もひどくなくていつも通りの感じだったんですよ。熱が中々下がらないのが気になりますが、ランちゃんパパを見習って、食事再開に向かって、マッサージをせっせとやってきました。

いつかは来る、必ず来るその時だけど、ゆっくり着いてきてくださいね。ご主人様との穏やかな時間をお祈りしてます!

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