昨日の夜、夫の部屋でH先生と落ち合った。
前日の嚥下テストの結果を聞いていたから、私一人で比較的楽な思いで話を聞くことが出来た。
先生の話は、
白血球の数値は正常に戻った、CRPはまだ少し高いが、一応これで肺炎は治ったものとする、
大分長くなったので、どこかで見切りをつけなくてはいけない、
嚥下テストの結果、飲み込みに問題がなさそうなので、明日から三分の一か半分くらいの量で食事を始めても良い、
点滴は、今週いっぱい続ける、抗生剤の点滴は昨日からしていない、
先生は、明日から三食でも構わないと言われたが、施設の方がやや心配なので、今週は昼間の一回だけにして、来週から三食とすることになった。
すごい!
夫は、五回目の肺炎から生還したようだ。
何たる生命力。
先生は言われた、
今回非常に強い抗生剤を使用したが、かなり苦戦した、もし次肺炎を起こしたら、その時は難しいと思っていて下さい、
手がないわけではないのだが、治ったら良かったね、そうでなければ、そう言うこともあると思っていてください、
それが、5年先か10年先か、それとも一か月先かは分かりません、
なるほど。
そういう事なんだ。
夫の命の隣には、絶えず「死」がひっそりと控えている事には変わりなさそうだ。
とにかく、
夫は死ななかった。
まだ、死んではならない夫なりの理由があるに違いない。
良かったね
と顔を覗き込むと、
うん、そうだよ
そんな声が聞こえて来る様な表情を見せて、私を見返してくれた。
今日は朝から季節外れの冷たい雪が降っている、
暖かかったり寒かったり、自然も、私も、
忙しい春の雪。
いつ何時でもと覚悟の上で、ひとまず落ち着かれて、ほっとされたことでしょう。
そのひとの生命力って、そばにいてもかえって判らないもんですね。
また冬の寒さで、お風邪などは大丈夫でしょうか?
泊まり込みなどで体調を崩されませんよう、
ご自分のお身体もどうぞお大事に。
メグちゃんに癒してもらって、リラックスなさってくださいね。