今日は、当初の予定では、夕食時に歯医者さんが来て、夫の嚥下状態を検査する、と言うことになっていた。
そのつもりでいたところ、昼過ぎに施設から電話があって、夫が37度9分熱を出したので、検査を延期したいと連絡があった。
延期するのは一向に構わないけれど・・・・・・
また・・・・熱が上がった。
夕方を待たないで、出かける。
ファイルを見ると、昨日の夜中に38度5分と書かれているのが最高だ。
久々の38度越え。
37度前半なら気にしなくてよいとH先生のお言葉だったが、さすがに38度5分は、少々高い。
そんな夫は、いつもと変わりなく寝ていた。
目は閉じられているが、表情は楽そうに見える。
酸素は2Lになっていた。
数値は、95。
まあまあ?
お父さん、と呼びかけてみると、少々反応があった。
ただ、今日はゆっくり寝ていたいと、言っている様に思えたので、そのままそっとしておいた。
無理におやつを食べさせなくても、寝たいときは寝ていれば良い。
時間がなかったので、一時間ほどで帰ってきたけれど、夫はずっと寝ていた。
口を開けて、少し胸が上下している様に見えた。
このところずっと微熱が続いている事を、看護師さんは、体温調節が出来ないんですよ、と言う。
酸素が低い事は、お父さん息の仕方が下手、と言う。
他の入所者さんの例を挙げて、私が安心できる様に話してくれる。
だけど・・・・・・
私には、なんとなくだけど・・・・
分かる様な気がする。
夫の生命力が、少しづつ消えかかっていることが。
熱も、酸素も、夫の体が終い支度を初めつつあるのではないか。
ただ・・・・
過去にも、2度ほどあったこの感覚、
夫は見事に裏切って
復活を遂げた。
今回も、分からない。
けどね・・・・・・・
やっぱり、私には、
なんとなくだけど・・・・・
命の灯が、ゆらゆらしているのが、見え隠れしている。
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