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いい話

従姉が飼っていた犬が死んでしまったと言う。


メグちゃんと同じ保護犬で、10年と少し、7匹の猫と一緒に、従姉の家族を癒してくれた。


淋しさのどん底に居る従姉からの手紙には、こんな事が書かれていた。


それまで、病気一つせずに、狂犬病の注射以外は獣医さんにも行ったことが無かったと言うクロちゃん。


今年のその時期に、注射前の健康診断で、腫瘍が発見され、大きな病院を紹介されて検査をしたけれど、もう手遅れ状態だと言われた。


そのまま静かにお家で過ごすことを決めて、連れて帰った。


獣医さんはこう言ったらしい。



「もう、治ることはありません。家族の顔や、美しい景色、お庭の花などいっぱい見せてあげて下さい。いよいよ天国へ行く時、そんな美しいものを夢見て旅立ってゆくのです。」


従姉は、もう治らないクロちゃんをベビーカーに乗せて、いつもの散歩道を歩いた。


そして、死んでしまう前日には、クロちゃんが、よたよたと歩いて玄関まで行き、じっと外を見ているので、抱っこして、お庭に連れて行った。


お庭は、綺麗な花が咲き乱れている。


お庭でお花を眺めた翌日、従姉の腕に抱かれて、クロちゃんは旅立ったらしい。


最期に見た美しいものを夢見て、天へ昇って行ったに違いない。


従姉は、悲しみの中にも、そんな風に言ってくれた獣医さんに感謝している、と言っていた。





その話を聞いて、


犬と、人間、


同じ哺乳動物だから、その獣医さんが言われたことは、きっと人間にも当てはまるんだと思った。







もう、長くないと言われた夫は、人生の最後に家に帰ってきた。


自分で気に入って建てた、自然一杯の中のお家。


外へお散歩に出ることも出来た。


大好きだった山や川や、嘗ての自分の職場の空気を感じることも出来た。


何より、そこには家族がいる。


当たり前の様な家族の普通の時間と空間の中に、自分も参加することが出来ている。


家に連れて帰ってきてからの夫は、そんな色んなもの、思い出したよ、と言う表情を見せてくれる。



いや、



生きてきた68年の、何もかもを思い出したよ、とさえ感じられるような顔をする。






もうすぐ、なのか、もうちょっと先、なのか、分からないけれど、夫が旅立つ時は、最後に思い出してくれたそれらの光景を心の中に抱きしめて、天国へと昇っていくに違いない。








従姉から聞いた、温かいいい話でした。




















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