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不思議なことに、今日で4日目、痰の吸引をしないで過ごすことが出来ている。


たまに、ゴホゴホ言うが、ごっくんして自家処理している様子だ。


お尻が赤くなっていたところは、すっかり治った。


足の褥瘡も、帰宅当初はじゅくじゅくしていたけれど、今ではかなり良くなっている。


入浴の時に、念のためガーゼやシールを貼ってもらっているが、素人目に見ても良くなっているのが分かる。


排便は、火曜の摘便後、水木と出ないで、昨日からちびちび出始めた。


多分、明日は一人で何回も格闘しなくてはならないだろう。


薬を飲んでいる訳ではなく、自然排便だ。


6月14日に帰宅してから、2か月と10日が過ぎた。


2週間で死ぬと言われていた人が、少しづつ食べるようになって、車椅子にも座るようになって、気が付くと、普通にご飯を食べている。


とろみのお茶で和えてはいるが、普通に食べていることがとても不思議だ。


そして、ここ数日、痰の吸引をしなくて済んでいることを考えてみると、「体力」がついてきたと思わざるを得ない。


歯医者さんは、良く食べることによって、のどの筋肉が鍛えられている、と言われた。


お尻の赤味の治りも早いと、入浴さんが言われる。


この2か月と10日の出来事を振り返ってみると、「生命力」以外の言葉は思い浮かばない。


何より、口から食べる事。


全てが、これだ、と思える。


H先生が、「一日でも長く生きていてほしいなら、口から食べることはやめた方が良いです。」と言われた日があった。


施設に居た時、安全が最優先されるため、夫の嚥下能力に見合わない食事が提供されて、歯がゆい思いをした日もあった。


安全第一、至れり尽くせりの環境にいると、本来持ち合わせている「生命力」が活躍できないのではないかと言う風に感じている。


命をあきらめて、何もかもを本人に委ねた時、不思議とそれが活躍しだした。






夫は、元気だった頃、こう言っていた。


長く生きる事が良いんじゃない。短くても良いから、やりたい事やって充実して生きる方が良いんだ。


そんな考え方の夫が、16年もの長い間、不本意な人生を送らざるを得なかったのは、病気ゆえ仕方がない事。


逃れたくても逃れられない長い長い時間だった。


本当に、長い時間だった。


本当に、本当に・・・・長かった。


やりたい事がな~んにも出来ない長い時間だ。


今となっては、夫は、そんな自分の人生を嘆く訳でもなく、ただ、赤ちゃんの様に、今が「快」「不快」かの世界で過ごしている。


傍にいる私は、「夫はもう苦しんでいない」と言う事にのみ救いを感じている。


夫が居なくなったら、淋しいだろうなと思う。


話せなくても、歩けなくても、何にも出来なくてもいいから、ただ、温かい体でそこに居てくれれば癒される。


春先から、夫の命の期限が一旦は見えてきた。


夫の命は、全て私に託されている。


私が、先生にあらゆる延命をお願いすれば、この先まだまだ夫は何年も生きるだろう。


食べさせることを止めれば、3日後には死んでいるだろう。


こんなに簡単に人の命を握らされているのが恐ろしい気もする。


ただ、そんな今の私には、一切の迷いがない。


何故だか分からないけれど・・・・ない。


不思議なほど、なにも・・・ない。


迷わないことに、理由を探すとしたら、


夫の強靭な「生命力」が、私を導いてくれている・・?


人間が本来持ち合わせている「生命力」の前には、どんな医療も叶わない、


身をもってそれを証明してくれた夫には、ただ、黙って着いて行くだけで良い。


何だか、出会った頃に戻ったみたいだ。




















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