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いつでも里親募集中

朝、


夫は昨日と同じくらいの速さで呼吸をしていた。


昨日、H先生に教えてもらった通りだとすると、もうちょっとだけ生きていてくれるかもしれない。


何も口にしなくなって3日目。


おしっこは出ている。


ずっとずっとずっーと眠っている。





秋晴れの今日、孫の保育園の運動会があった。


仕事が忙しくなってきたこの頃、昼休みの時間だけ見に行ってきた。


去年は、先生に抱っこされて泣いていた孫は、今年は楽しそうに走り回っている。


子供の成長は目をみはるばかりだ。


どんどん成長してゆく孫、


今、死に逝く夫、


時の流れが目に見える。










夜、夫は同じ呼吸で眠っている。


TVもCDも消して、夫の傍のソファで、本を読む。


静寂の中に夫の呼吸音だけが聞こえてくる。







ふと、10年前に死んでしまった、愛犬の最期が思い起こされる。


メグちゃんの先代犬で、老衰で眠る様に死んで行った。


あの日は、良いお天気で、南に面した窓から日の光が差し込み、陽だまりの中でそっと逝ってしまった。


苦しむことなく、穏やかに眠るような最期だった。


あれは、もしかしたら、予行演習だったのだろうか。


10年後にご主人様が亡くなることが分かっていて、私が慌てないように、身をもって穏やかな最期を見せてくれたのだろうか。


自然に任せれば、何も苦しくない、悲しくない、辛くないよ、と教えてくれてたのかな。











お気に入りの角度から夫の顔を眺め、話しかける。


リクライニングを上げて、隣に寝転んでTVを見る。


ベッド脇に座って、手を握る。


もう、目が開くことはない。


ただ、一緒にいるだけ。







一緒にいるだけなんです。
















コメント

ありがとう

momoさん

感謝の気持ちを伝えたくて約束を破ってのコメントを書きます。

「忘れても人間/死ぬまで人間/認知症と家族に理解ある社会の実現を切に望む」
2005年の「父よ、母よ~認知症の両親の命を見つめて」の写真展で私が社会に発信したメッセージです。

今の私の言葉で表現すれば次のようになります。
「認知症を発症した人も尊厳ある人間として生きている。天命を全うするまで尊厳ある人間である。認知症という状態を生きている認知症の人本人と、認知症の人に寄り添って生きている家族の状態を理解し、偏見によって認知症の人や家族によけいなストレスを与えないでほしい。家族は認知症の人にとって大切な命綱なのだから!」

momoさんのご主人様への思い、10月27日のご主人様の涙・・・永遠のお別れを前に心と心はしっかりつながっている。重度の認知症のご主人様が尊厳ある人間として命を全うしようとしていらっしゃることをこうやって発信していただいて感謝あるのみ。

現在介護中の方々にも大きな希望につながると思います。momoさんのような理想の看取りはできなくてもそれぞれの状況でベストを尽くせば、その気持ちは認知症の人の心に届きますから。

感謝の気持ちを伝えたくてのコメントです。返事はいりません。

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