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いつでも里親募集中

インフルエンザによる自宅軟禁(?)がようやく解除されました。 いったい、何時間、何十時間、いえ何百時間、ヒロくんと密着していたのでしょうか・・・・。


朝、デイへ送って行く日だったので、「久しぶりにNホームさんへ行けるよ。良かったねぇ・・・」と、ヒロくんの心を盛り上げるような台詞を言いながら、車を走らせていました。

でも、心がおもいっきり盛り上がっているのは私だけで、ヒロくんはいつもの朝と同じ様に、不機嫌な様子でじっと助手席に座っていました。





家で過ごした何百時間の間、ヒロくんの様子は、可もなく不可もなく、と言う感じでしょうか・・・・

いえ、不可は山ほどありましたが、いよいよ私の心が潰れてしまうほどの激しい不可は無かったと言う意味です。

そして、それなら良いじゃないか、と思って過ごさなくてはならないのが、今の私の現実です。


ヒロくんが、お気に入りのロッキングチェアに座って、じっと目を閉じている時が、私にとって、一番心安らぐ時間です。

ヒロくんが、そうしている時、私は出来るだけ静かに過ごします。この平和な時間が一秒でも長く続くように、音を立てないように動きます。

そんな時に、何かのセールスの電話がかかってきたり、ワンワンワンワン!とメグちゃんが外を通る人に吠え立てたりすると、もう~、このバカ!と、かわいいメグちゃんでさえ憎らしくなってしまいます。

「せっかくお父さんが寝ているのに、ほえちゃダメでしょう。」と、静かに怒ります。


でも、そんな静かな時間は、あまり長くは続きません。そして、次には落ち着きの無いウロウロが始まります。

ウロウロする範囲は限られています。リビングとトイレの間の短い距離です。時々は、「ん~、ん~。」と蚊の鳴くような音声付となります。

私は、出来るだけ気にしないようにして、自分の仕事をしていようと思います。でも、やっぱりそんなに図太い人間にはなりきれません。

特に、情けない「ん~、ん~。」の声を聞くと、心が潰れそうになります。

息子は、「耳栓するとか、ウォークマンを聞くとかしたらどう?」などと言いますが、それはちょっと・・・・・?

そんな状態が極限を超える前には、外出して気分をかえなくてはなりません。最低でも一日3回はどこかへ出かけていました。

メグちゃんのお散歩で、ほんのちょっと家の前まで出るだけで済む時もありますが、大抵は車で出かける事になります。

行き先は、ほぼ決まっています。買い物ならダイエーさんです。表彰状をもらいたい位、毎日出かけています。

時には、一日に2回行く事もあります。何も買うものが無くても出かけます。店の中に入らないで、駐車場でUターンして帰る事さえあります。

今のヒロくんにとって、どうしようもなく身の置き場が無い時「ダイエー行く?」と聞いてあげると、それが救いになる様です。

他には、近くにあるダムを一周するコースがあります。季節によっていろいろな顔を見せてくれる湖畔の道を走ると、気分が晴れます。

でも、ヒロくんは、記憶力がとっても良くて、午前中に走った道を午後また走ったりすると、「さっきいったね。」なんて言うのです。

だから、この何百時間密着生活中には、いつものコースだけではなく、いろんな道を走りました。

狭いわき道に入ってみると、思わぬところに出て、あ~、こんな道もあったのだ、と新たな発見があったりして、私もそれなりに楽しめたのは、収穫でした。

でも、ヒロくんは、知らない道を走ると「こわい。」と言います。「はやくかえろう。」と言います。

元気だった頃は、冒険心旺盛で、知らない道を走るのは大好きだったのに、今はすっかり臆病になってしまいました。

気分が良い時は、景色の良い所で、車を降りて周囲を散策する事もありますが、大抵は車から降りるのを嫌がるので、そのまま家に帰ります。

時間的には、30分程がちょうど良いドライブです。ちょっと長くなると、今度は車に乗っている事がしんどくなって、「はやくかえろう」と言い出すのです。

この数日、こんな感じで何回ドライブした事でしょうか・・・・・







良かった、良かった、やっと元通りの生活に戻れる、と思っているうちに、車はNホームさんへ到着しました。

久しぶりなので、ヒロくんの反応はどうだろうか、中に入るのを嫌がったりしないだろうか・・・・


少々心配しながら、私は車から降りて助手席側に回り、ドアを開けました。

ヒロくんは、一人でさっさと車から降りて、まっすぐに玄関へ歩いて行き、自分で扉を開けて、中に入っていきました。


え?すごい!

こんな行動をしたのは初めてです。

最近は、私や職員さんに促されて、仕方なく入って行く、と言う感じだったのに、自分の意思で起こしたこの行動に私は大きな安堵と喜びを感じました。


そうか・・・・・



何百時間の密着生活に疲れていたのは、私だけじゃなかったんだ・・・・











コメント

お疲れさまでした!

なんとか今回の自宅軟禁状態を無事に(?)終えられ
まずはよかったですね。

とにかく命さえあればなんとかなる。

介護は初登頂する登山のようですね。
フラットな所もありますが、急峻な峰もあるし、
右を見れば断崖絶壁だったり・・・

天候も、予測がつきませんし・・・
絶景かな、と眺めていると、ふいに濃霧がかかったり、
暴風雨のときだってあるし・・・
遭難しないように、遭難しないように・・・ですね。

momoさんが一息つかれる間があればよいのですが・・・

インフルエンザは10月がピークとか。
再び自宅軟禁という事態がおこりませんように!

そこに山があるから

マロリーの有名な言葉ではありませんが、わたしにとっては、正に目の前に山があるから登らざるを得ない、です。

登らないという選択は出来ないし、迂回する道もないし、途中撤退もありえないし、ただただ頂上を目指して登り続けるのみです。

そして、山が険しければ険しいほど、途中であまり大きな休憩を取ってしまうと、次に登り始める時の苦痛が大きいのです。

だから、休む時は、背中に背負ったリュックをちょっとだけ岩に載せて、立ったまま小休止を取る。

この位がちょうど良いのです。介護登山も同じでしょうか?

登りきった時の充実感と、頂上のすばらしい景色を楽しみに、ゆっくりゆっくり歩いて行かなくてはね。

なんでもあり、でいきましょう

登山と介護登山の違うところは、「あとどのくらい登れば頂上に着くか」の予測がつくか、つかないか、でしょう。

だから、精神的にも、体力的にも、疲れ切ってしまわないことが大切ですね。

今回は、ウォークマンは心理的に拒否されましたが、ウォークマンもあり、ですよ。
目先だけでも、ストレスを減らす。
そのときは悪妻でも、そうやって生き残ることで、先々守ってあげられる。
そういうこともあるのです。

今回の疲れがいかばかりか私の想像をこえるところです。
上手に気分転換なさってくださいね。

ウォークマン、

ありですかね?

そうですねぇ・・・この際、何でもあり、と思っていろいろ試してみるのも面白いかもしれませんね。

意外と・・・・・

ご主人様にはいかがでしょう。
ほんの一瞬でも気が紛れてくれたら・・・

でも、逆効果もありそうなので、怖い気もしますが。

momoさんのストレス軽減のための手段ならちっともかまわないと私は思います。
momoさんのストレスが少ないことは、ご主人様のプラスにつながることですから。

一瞬でも、

気分が紛れる事があれば、その瞬間だけは救われます。そして、その瞬間を出来るだけ沢山作ってあげたいと思いますが、今となっては出来る事はそんなにありません。

好きだったCDをかけてあげても、「どう?この曲好きだったでしょう。ほらね、気分が紛れるでしょう。」と言う、私の自己満足で終わっているような。

「何かをしてあげる」と言うのが、もうおこがましい様な気もするのです。

そして、努力してあまり報われないと、それがまたストレスにもなるので、この病気と付き合うには、良い意味での諦めも必要なのかなと思ったりもします。

まあ、こんなもんだろう、と。

この人は、これでいいんだ、これが自然なんだ、と。

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