ヒロくんにとって「面接」などと言うものを受けたのはいつ以来でしょうか・・・
事前にKさんと、本人との話しが終わるまで私は口を挟まないと言うお約束をしていました。
Kさん「お名前教えてください。」
ヒロくん「○○○ヒロ○」・・・・・・・あ、まだ大丈夫。
Kさん「生年月日を教えてください。」
ヒロくん「????」不安げに私を見るが、私は心を鬼にして視線を合わせない。
Kさん「ご家族は何人ですか?」
ヒロくん「????」
Kさん「この家に一緒に暮らしているのはどなたですか?」
ヒロくん「そりゃあ、いろいろだよ。」
Kさん(私を指して)「この方はどなたですか?」
ヒロくん「えーー、そりゃーー、○△×☆※・・・・・」・・・・昔から適当なごまかしは上手だったけど、今回は通用しないぞ。
Kさん「この方は奥様ですか?」
ヒロくん「そうだよ。」・・・・当たり前の事聞くなと言わんばかりの態度。
Kさん「他にはどなたか居られますか?」
ヒロくん「いないよ。」・・・・忘れられた息子二人。
この様な珍問答が交わされた後、最後に書類に名前を書いてくださいと、ペンを渡されました。
ヒロくんがペンを持つのを止めてから、もう何年になるでしょうか。紙に自分の名前を書いて、画数の少ない漢字は書けるけど、少し複雑な文字になると書けなくなっていて、それでも一生懸命書いていた・・・・その日も遠くなりました。
こうして、到って順調に(?)面接調査は終了いたしました。
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