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いつでも里親募集中

どこのデイサービスでも同じかと思いますが、その日の様子を連絡帳に記入して頂いているので、日中の様子が良くわかります。


楽しく過ごした様子や、笑顔が見られたと書かれていたりすると、ほっと胸をなでおろし、あまり元気でなかった旨書かれているとちょっとがっかりしたりするのは、数十年前に幼稚園の連絡帳を開いた若かったあの日と同じです。

再びこんな思いをする事になろうとは、あの頃は想像だにできませんでしたが・・・・・


それはさておき、本日の連絡帳はと言うと、

「特にお変わりなく、いつもの様に廊下を行き来されていました。」との事。

廊下をあっちへウロウロこっちへウロウロ・・・・って、普通は大きな「お変わり」なんだけど、ヒロくんにとっては、それがもう「お変わりなく」「いつもの様に」となっているのでした。


ちょっと笑えて、そして、良く分かるような気がします。


家に居るときも、ヒロくんは、あっちへウロウロこっちへウロウロして、知らない人が見たら「大きなお変わり」なんだけど、我々家族にとっては、もう「いつも通り」なのです。

初めの頃は、何とか座ってもらおうと、「お茶入ってるよ。座って飲んで。」

「ご飯出来たよ。座って。」

「お菓子食べようか。座って。」

「座って、テレビ見ようか。」

「座って。座って。座って・・・・・・・・」

「もう!すわってよ!」

と、イライラしたものですが、最近はそれを乗り越えた、克服した、いえ、「あきらめた」のです。

もう、いいじゃないの。座りたくない人には座ってもらわなくても。

立ったままご飯を食べても、お菓子を食べても、別にいいじゃない。誰もお客さんなんか居ないんだし・・・・・・家族がそれに慣れてしまえば、何の問題もないはずです。

私は、息子に言いました。「もう、座ってもらうの止めた。この状態に慣れるしかないよね。」

息子は、「うん。」とだけ返事をしました。

それ以来、私は立ったままのヒロくんに「はい、どうぞ。」と言って湯飲みやコーヒーカップを手渡す事があります。

これが今の我が家の「お変わりない」姿なのだから、誰に気兼ねすることなく、「いつも通り」「普通に」過ごせばいいんだわ。

と、理屈をつけて見るものの、それが本当に心の奥底まで染み渡っているのかと言うと、やはり、人間そんなに割り切れるものではなく、今のところ、そう思うように努力しながら日々を送っているのが現実です。

いつかは疲れて座るだろうし、奇跡的に「座ってくれる薬」が開発されるかもしれない・・・・・



他にも、慣れなくてはいけない事は、食事風景です。

一番いいメニューは、カレー、チャーハン、ラーメン・・・・つまりお箸だけとか、スプーンだけ、で食べられるもの、です。

皿数が多くて、お箸とスプーンが置かれていたりするともうお手上げです。

何枚ものお皿と、箸やスプーンは、ヒロくんの目にはどんな風に映るのでしょうか。

もしかしたら、とても気の張るお食事会に招待されて、両側にフォークやナイフやスプーンがずらりと並んでいる、あんな感じでしょうか・・・・

手抜き料理が一番の得意料理である私が作るものは、そんなに沢山の品数はありませんが、それでも、たまには一人当たりの皿数が多くなるときもあります。

そんな時は、ヒロくんの分だけは、出来るだけ一枚のお皿に乗せられるものは全部乗せてしまいます。

たとえば、春巻きの横にかぼちゃの煮物を置いて、その脇にほうれん草のおひたしを置いて、お皿の隅にわかめの酢の物を遠慮がちに置く。ついでに、沢庵も。

こんな感じです。

もし、これが5皿に分かれると、ヒロくんの目には、どこから手をつけたらいいかわからない超豪華ディナーに見えてしまうのです。

それでも、ヒロくんは、一口かじった春巻きをお皿じゃなくて、味噌汁の中に戻してしまったり、お箸を反対向きに持ったり、お箸とスプーンを一緒に持って食べようとしたり・・・・・

mogu


我が家の食事風景は、食卓にぼろぼろにこぼれた食材と、おまけに加担するウロウロ作戦と共に、戦場と化します。

はい、数十年前もそうでした。

自主性を尊重(?)して育てていた我が家の食卓は、手づかみで食べる赤ちゃんが居たりしてそれはそれは戦場と化していた時代がありました。

何でまた、今頃・・・・復活するのかねぇ・・・・????

それに、あの頃は、何ともかわいい戦士たちだったんだけどなぁ・・・・。


これにも、慣れるしかない、のです。お客さんが居るわけじゃなし、どんな食べ方をしても胃の中に入ってしまえば皆同じ、と。

でも、この状況で自分の食欲を落とさずに食べられるのは、私とメグちゃん位で、息子が「これじゃあ、食べられないよ。」と言ったのを決して責めるつもりはありません。

shokuyoku


「慣れる」・・・・何より大切な事のような気がします。






コメント

受け入れる

「あきらめる」のではなく、「受け入れる」ということでしょうか。
「受け入れて、慣れる」。

こちら側の基準で判断すると、???ですが、認知症の人の基準にこちらがあわせる。
あわせてもらえるご主人様は、お幸せです。

息子さんたちも、いずれ慣れてくれるでしょう。

あきらめる より 受け入れる と、言った方が響きが良いですね。

受け入れて、慣れて、同化して、

心頭滅却すれば火自ずから涼し

と、ここまで来れば楽に生きられるでしょうね。

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