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いつでも里親募集中

先輩諸氏はもうすでに経験済みでしょうか?


あの有名な「夜間せん妄」ってやつを。






200911303




効果があるかも、と思える薬を飲み始めて、3日目の夜の話です。



その夜、「ヒロくん」は、完全に姿を消しました。


いつぞやのパワーアップした「怒りのスーパー背後霊」さんなど、まだ可愛らしく見えるほどのすさまじさ、



これは、正に地獄です。



いつもどおり出現した背後霊が、だんだんとパワーを増してきて、ヒロくんは、深夜の徘徊を楽しんでいました。


寝て欲しい、いや、自分が眠りたい、と思う気持ちが強くて、何とか宥めようとした私の精一杯の優しさも、魔法の言葉も、通用しなくなりました。


そんな時に私が出来る唯一の事は「何もしない」事でした。


それがいけなかったのか、それとも「夜間せん妄」と言うのは、誰が、何を、しても、しなくても、関係なく同じ状態として現れるのか・・・・・・・とても知りたいと思います。



ねえ、ねえ、なにやってんの?ひどいとおもわない、


そう、そういうことですか、はい、わかりました、


ねえ、なんでそんな、なんで、どうして・・・・・・



私は、私を見下ろすヒロくんに似た誰とも分からない人の視線が大嫌いで、ベッドに横になったままじっと息をひそめていました。


おーい、おーーーーーい、


彼は、大きな声で空間に向かって呼びかけています。


誰からの返事もありません。


彼は、寝室のドアを開けて、真っ暗なリビングへ出てゆきました。


そして、まるでそこに誰か居るかのように、一生懸命しゃべっています。


返事はありません。


精一杯呼んでも、誰も答えてくれないその状況に、彼は益々混乱し、廊下にかかっている暖簾を引き剥がしました。


そして、クローゼットの衣類を取り出して、あちこちに投げ始めました。


再び、暗闇のリビングへ飛び出してゆきました。





たすけてくれ~







たすけてくれ~








がたがたと大きな音がしたかと思うと、彼は、食卓の椅子を、ずるずると寝室まで引きずってきました。


お前が悪いんだとでも言わんばかりに。



そして、挙句の果てには、トイレの便座を怪力で引き剥がしてしまいました。




もう・・・・終わり。これは地獄です。




もし、二階に息子たちがいる気配が伝わってこなかったら、私はどうしていたのだろうかと思うと、ぞっとします。


おーーーい。おーーーーーーい、たすけてくれ~


あの夜の彼の叫び声が、今でも頭から消えてくれません。


20091130




私の知っているヒロくんは、完全に姿を消し、見たこともない目の据わった男の人が、私を見下ろしています。あの目の光も忘れられません。


もう、なす術はありません。ただ、じっと時が過ぎるのを待つだけです。




このところの混乱が、とうとう行き着くところまで行った・・・・もう、おしまいだ。


そう思いました。


もう、グループホームなんて言うレベルではなく、夫の行き先はそれなりの病院しかないのだろうと覚悟を決めました。



今までで一番長い夜がようやく明けました。


200911302



ヒロくんは、そんな昨夜の出来事など覚えている訳もなく、普通のヒロくんとして、朝のひと時を過ごしています。


「昨日、大変だったんだよ。」と、言ってみましたが、「そうなの?」とあどけなく返されるだけです。




バッカヤローーーー!私がどんな思いだったか、分かるか!!!!!


と、言って見ても仕方がありません。


200911304




その日が泊まりの日であると言う神様の采配に心から感謝して、いつもより早めにNホームさんへ送って行きました。


正直、出来るだけ早く離れたかったのです。


ケアマネYさんに顛末を話し、「これが続くようなら、もうダメです。」と、たっぷりと弱音を吐いてきました。


Yさんは、


それはびっくりしたでしょう。ただ、新しい薬を飲み始めて・・・3日目ですよね。今まで素だった所に、薬が入ったので、薬のの影響による夜間せん妄ではないかと思います。


そうですか・・・・それなら良いんですが・・・・・先生に聞いてみます。



あ~、先生は自分が処方した薬でせん妄が出たとは言いたがらないでしょうけれど、介護の現場では良くあることですよ。


繰り返しますでしょうか?


いえ、薬が入った直後にあるだけだと思いますよ。



そうですか~・・・・・・私はもう直ぐにでも入院させなければいけないかと思いました・・・・・



Yさんの言われる事が正しいかどうかは分かりませんが、私は「夜間せん妄」に関して、別の情報を探す事はしませんでした。



Yさんの言うとおりであって欲しい。


今晩、様子を見ますね。


「夜間せん妄」なんて珍しくないのか、Yさんは、いたって冷静に言われました。



そして、翌朝、ドキドキしながらTELをすると、Yさんは相変わらず落ち着いた声で、


大丈夫でしたよ。いつも通り、何回も起きられた様ですが、穏やかに過ごされています。今も、職員と笑ってお話されていますよ。今日は、職員も多く居るので、夕方までこちらで過ごしていただきますね。


あ~、良かった。


先のことは分かりませんが、とりあえず地獄の入り口を垣間見たけど、まだ閻魔様には気に入られなかった、と言う思いです。






そして、この日を境に、ヒロくんが家で眠る日は、私は「夜勤の職員」に徹する事にしたのです。



200911300




コメント

大変でしたね…

そんな事があったんですね…

父も前に寝れない事があって、先生から薬を出されて飲んだら大変な事がありました。

夜中にずーっとウロウロするは、冬なのにコタツは片付けるは、ふすまを外してはつけるは…などなど…

薬を止めたらしばらくして落ち着きました。
先生に言っても、不思議な顔をされましたけど…

薬が合う合わない、キツイとか個人的な事もありますよね。

ヒロさんも落ち着かれると良いですね。
momoさんの夜勤も様子をみながらして下さいね…momoさんがダウンしたら大変ですから(T^T)

今のところ

あの晩だけで、それ以降はそれほど酷いことはないので、何とかやってます。

でも、眠れないのは相変わらずで、夜中に何回も何回も起き出しては、いろいろ作業をしてくれます。

家の中の物があちこち移動するので、もともと散らかっている部屋が、ますます足の踏み場がなくなって来ました。

でも、何があっても「せん妄」より良いわ、と思えます。

薬が完璧に合う事は、難しいのでしょうね。薬を止めて落ち着く、と言うのもおかしな話ですよね。

比較的合う薬が見つけられるだけでも良いのでしょうか。

一日一日、薄氷を踏む思いです。

さて・・・・・今夜も夜勤だわ。

経験してますよ

今年の5月頃の主人がそうでした。

「怪物が襲ってくる」と言っては、家中をうろうろとしていました。
その時の主人は、表情も声もまるで別人でした。
本当にゾッとしたのを、覚えています。

この時は、まだ薬を飲んでいませんでした。
この事があって、精神科を受診し、薬を飲む事になったのですが、更にうろうろや不穏状態が酷くなり、結果入院させてもらう事になったのです。

2度目の入院が4ヶ月目になります。
施設に戻してあげたいと思い、時々施設へ外泊をさせています。

しかし、施設の他の入所者に怒ったり、手を出したりするらしいので、なかなか退院して施設にとはなりません。

最近は、病院も24時間医者と看護師付きの施設だと思えばいいか と思っています。

正直いって、入院中は私は一番安心できます。
病院が、大変だから出て行ってくれとは、絶対言いませんからね。

確かに、今日は夜勤だ~。と、割り切った方が楽な時がありますよね。
でも、それがいつもでは、本当に参ってしまいますよ。
すこしでも、ヒロさんが落ち着いてくれる事を祈るばかりです。

最近、こんな事を考えてます。
よく「介護は先の見えない登山の様なもの」
と、言われますよね。

私もそう思います。

ひとりしか通れないくねくねしたトンネルを山頂に向かって、ひたすら歩いているみたい。

随分、歩いたからそろそろ山頂かしら?
でも、トンネルなので全く分からず、
ある日突然に山頂に着き、今までの歩いて来た全工程が見渡せる状態になった時、

私は一体どんな表情で、見ているのかしら。
穏やかな表情で、見ていたい。

その為には、どんな介護を主人にしてあげたらいいのか。

思い悩む事は、色々ありますね。

momoさんも少しでも、楽して下さい。


nekoさん、

やはり、大変な夜を過ごされたのですね。一度ならともかく、繰り返されるようなら、この辺りが心を決める時になるのかと思います。

主人は大切ですが、自分と家族を犠牲にして良いとは思いませんし、主人もそれは望んでいないだろうと思います。

本当に、介護は先の見えない登山だと思います。特に、年が若い場合は、果たして山頂なんてあるのかしらと、心が折れそうになることがしばしばです。今はただ、転ばないように歩く事だけで精一杯です。

黙々と歩いていれば、いつかはきっと山頂に辿り着くのでしょう。途中で倒れない様、ぼちぼち頑張りましょう。

nekoさんも、どうぞ無理なさらないようにお過ごしくださいね。

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