二度と「夜間せん妄」はごめんだわ。あれを避けられるなら何でもするわ。
そんな思いです。

ずっと前から、家では夜間に背後霊がパワーアップしたり、中々眠らなくて困っていたのに、Nホームさんでは、大体において、穏やかでしたよ、と言われていました。
いつも、連絡帳には、その日の様子が簡単に書かれています。
Nホームさんの内部には、連絡帳の元となる、個人記録があって、それぞれの担当の職員さんが本人の様子を出来るだけ詳しく記して、次の人への引継ぎとされています。
例の恐怖の夜の翌日はお泊りで、私の心配をよそに比較的穏やかに過ごしたとの事。
そして、その翌日戻ってきた時に、いつもの連絡帳の他に、個人記録のコピーが同封されていました。ありがたい事です。
その記録を読むと、夜の過ごし方が、私と夜勤の職員さんとでは、全然対応が違うと言う事が分かりました。
まあ、当たり前と言えば当たり前なのですが・・・・・
私はといえば・・・・・・
夕方6時頃、もうこれ以上起きていられないヒロくんを、パジャマに着替えさせ、歯磨きさせて、薬を飲ませ、オシッコさせて、ベッドへ寝かせると・・・・・
あ~、やっと一日が終わった、と、自分の心の中で「とりあえず」の区切りをつけていました。
そして、その後、起き出した時は、何とかできるだけ早く寝てもらおうと、それしか考える事はありませんでした。
それに対し、夜勤の職員さんは・・・・・・
夜だから寝かせる、と言う感じではなく、何時であっても本人の都合に合わせて、おしゃべりしたり、おやつや飲み物を出してくださったりして、時間を過ごしておられるのでした。
23:30 起き上がり、トイレへ。ホットミルク、カステラ二切れ摂取。寝る前の薬1錠。
3:15 起き上がり排尿。ホットミルク、お菓子を召し上がる。
4:15 トイレ。音楽を聴きながらコーヒー1杯飲まれる。「もう少し横になりますか?」と聞くと、「そうだね、早く起きても後が大変」スラスラ話される、職員も一緒に添い寝。
ヒロくんが、Nホームさんで過ごす夜が、比較的穏やかな理由が、分かったような気がしました。
寝たくないのに、寝ろ、寝ろ、と無言の圧力がある家と、いつでも自分のいい様に相手していただける場所では、どちらが穏やかでいられるかは明白です。
よ~し!私も「夜勤の職員」になればいいんだ。そうすれば、あんなせん妄はきっと起こらないはずだわ。
あれ以来、夜は寝るもの、と言う私の中の常識を捨て、夜勤しています。

ただ・・・・・いつまでも続けられる訳がないことは分かっています。
仕事なら~他人なら~私も夜勤をやる自信がありますねぇ(^_^;)
でも…介護者は家族だし、お金が貰える訳でも、時間がくれば終わる訳でもないので、同じ様に…とはいかないですね。
優しい対応を見習わなきゃ!と勉強にはなりますが。
momnさんの夜勤は毎日だし朝が来ても続くので、(仕事も掛け持ちだし!)とりあえず一晩一晩を何とか乗り切って下さいね(>_<)