ヒロくんは言いました。
したよ って。
夜中、ヒロくんは長くて3時間、他は1時間とか、45分とか、細切れに眠ります。
早くから床に就くので、合計すると7時間ほど眠っている事になります。
私も、それに合わせて眠れば7時間の睡眠が取れるわけですが、残念ながらそうはいかない。
寝てくれている間にやらなくてはならない事、やりたい事がたっぷりとあるから、結局あまり良い睡眠が取れないことは、多分全ての介護者の方に共通の悩みだと思います。
夜中、何度も目を覚まし、ウロウロするヒロくんの行動を見張っている最大の理由は、トイレ です。
所定の位置で済ませてくれれば、多少あちこちに飛び散っても、そんなに大騒ぎにはならないのですが、寝ぼけているヒロくんの目には、いろんな場所がトイレに見える事がある様です。
だから、しっかりと目の端に捕らえておいて、それらしき態勢に入ると、急いでトイレに誘導しなくてはなりません。
今のところ、とんでもない所での失敗は、ほんの数回だけですんでいます。
さて、先日の事・・・・・・
いつも通り、ヒロくんは、何回も起き上がり、うろうろしていました。
その日は、リビングにも電気をつけて置いた為か、ヒロくんはそちらの方へ行歩いて行きました。
その間に、私も起きてトイレに行きました。
ヒロくんが、一人でトイレでオシッコをした時は、流していないので直ぐに分かります。
ヒロくんがリビングの方から戻ってきたので、「おとうさんもオシッコしておこうか。」と声を掛けました。
したようそばっかり、
してない事は便器を見れば分かるのよ・・・・と、思ったけど、それは口に出さずにおきました。
それからも、ヒロくんはベッドへ行こうとはしません。
こんな時は無理に眠らせようとするより、一緒に起きていたほうが楽なので、二人でリビングへ行きました。
ヒロくんは、相変わらずその辺りを歩き回っています。
「TVでも見る?」と言いながら、私は、ヒロくんお気に入りのロッキングチェアに座ってみました。
明るく電気がついていると言っても、やっぱり夜は不気味です。
何もなくても、追い詰められるような気分になります。
特に、精神状態が不安定な夫と二人でいる、と思うと気分は楽ではありません。
子供の頃と違って、オバケが出るとは思わないけれど、夜はやはり眠った方が正解だわ・・・・・
歩き回るヒロくんを見ながら、そんな事をぼーっと考えていると、体が温かくなってきたような気がしました。
あれ?
まるで、床暖房に座っているみたいに、じわじわと温かみが伝わってきます。
どこに?
お尻にです。
ギャーーーー!
オシッコだ!!と、気がついたときは、私のお尻は悲惨な状態になっていました。
一瞬、どうかメグちゃんの粗相でありますようにと、ありえないと分かっているお願いをしました。
ヒロくんは、私がトイレに行っている間に、自分も「トイレ」に行ったのです。
ロッキングチェア・・・・・そう言えば便器に似てない事もない。
確かに・・・・・・ヒロくんが言った台詞
したよは、間違っていなかったのです。
我が家の犬は家でトイレのしつけをしなかった為、我慢しきれない時があるので…ついつい疑ってしまいます。
しかし…明らかに臭いと量が違いますよね(-_-;
でも、momoさんはスゴいなぁ~って改めて思いました。
私は二階で寝ているので、もう諦めて?いや、冷たくも夜中は父をほったらかしにしています…
朝起きて臭いを嗅ぐ事から一日が始まる始末です。
この前は、畳に二ヶ所、トイレの床に一ヶ所…と大洪水でした。
私も見張りを厳重にしないとダメかなぁ……