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いつでも里親募集中

「このままでいい。」と結論を出した積もりでいるものの、「このままでいい。」訳はない事も分かっていました。今はこのままでもいいかもしれない、でも半年後は?一年後は?3年後は?5年後は? 何かをしなくてはいけない、そしてその何かを決断するのは私しか居ない。

その事実が重く重く肩に圧し掛かります。30数年前、結婚した時には、生涯この人に着いて行けば幸せになれる、何もかもこの人の言う通りにしよう、そう思っていた古~い日本の女だった私にとって、家族の生活を左右する決断を自分がしなくてはならない事は、とても重圧なのです。

誰か、決めて。と周りを見回しても、やっぱり自分しかいない。

とりあえず、まだ介護度が出てない事だし・・・・・と、そこに逃げ場を見つけて、通知が来るまで保留、心の中の天使と悪魔に停戦命令を出して、それからまた以前と変わらない毎日が始まりました。

それは、私にとってもまたヒロくんにとっても、本当にしんどい時間です。どうやって今日一日を無事に過ごそうか・・・・もう将来の事、明日の事など考えられません。

今日一日、いえたった今をどうやったらヒロくんが穏やかに過ごせるか。それだけです。

朝は出来るだけゆっくり起き出します。早く起きてしまうと一日が長くなるからです。
簡単な朝ごはんを終えると、ヒロくんはお気に入りのロッキングチェアーに座ります。
それから・・・・・ずっとそこに座っています。

疲れると、椅子に座ったり、シロちゃんを枕にして寝転んだり、位置を変える事はありますが、基本的にずっとずっと・・・・ずっとそこに居ます。

ちょっとでも空気が動くように、TVをつけます。もし、私が話しかけないと、そのままの状態で一日が終わってしまい、刺激を受けなかったヒロくんの脳はまたまた小さくなってしまうかもしれません。

一日に一度は買い物に連れ出します。夕方になるとシロちゃんのお散歩に行きます。ヒロくんが自分から何かをする為に動く、と言う行為を止めてしまってから半年以上経ちました。

でも、まだトイレだけは自分で行くので、良いと思わなくてはならないのかもしれません。

やっと一日が終わりに近付き、夜になります。恐怖のお風呂が無事に終わると、後は寝るだけですが、いつの頃からかヒロくんは一人で寝に行く事をしなくなりました。

私が一緒に寝室に居ないと寝られないのです。寝た、と思ってそっと抜け出すと、直ぐに後を追ってくる。
息子が小さかった頃、私を追って何処へ行くにも着いてきた事が、懐かしく思い出されます。

可愛かったなぁ・・・・今、それと同じ行為を受けているだけなのに・・・・・可愛くない。ごめんなさい。でも、可愛いなんて思えないのが本音。私は悪妻?愛情が薄い?自己嫌悪。

夫婦なんだから、主人がこの病気になってしまったからには、私の残りの人生、残りの時間、全てこの人の為に使いたい、この人の介護に専念したい。24時間傍に居てあげたい。それが私が生きている証・・・・そうすべきだ。これが真実。

また一方では、

私には、主人以外にも家族がいる。息子達、年老いた母。今まで培って来た私の人生がある、それに何より主人が道半ばにして諦めざるを得なかった事業の継承、これも私の大事な仕事。介護は、私の人生の全部を占めてはいけない、一部でなくてはならない。これもまた真実。

一体私はどうしたらいいの?誰も答えてくれない問いを、自分に投げかけならが、ただじっと椅子に座っているだけのヒロくんに目をやると、眉間には深い深い苦悩の皺が刻まれています。

つらいんだろうな、あの行動的だった人がじっと座っているのは本当に辛いんだろうな、そう思うと私の心も激しく落ち込んでしまいます。

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