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いつでも里親募集中

翌4月2日、待てど暮せどTさんからTELがかかって来ません。

今回も多分ダメなんだろうと、一生懸命自分に言い聞かせて、TELがない事を忘れて過ごそうと努力しましたが、所詮無駄な努力です。


私は、ダメだった時の受け答えの練習をしていました。


「そうですか。残念です。では、K2病院へお願いしようと思いますが、もし、3ヶ月ほどで落ち着いて、万一自宅へ戻れない時には、再度そちらでの療養を検討していただく事は出来ますか?」


こんな感じでいいかな。




夕方5時を過ぎても待ち焦がれているTELはありません。



おかしい・・・・・Tさん、忘れているのかな?そんなバカな。



私は、とうとう待ちきれずに受話器を取って、K病院へTELをしました。



にぎやかなざわめきの向こう側からTさんの声が聞こえてきました。



すみません。お電話いただいてしまって。今、まだ検討中なんです。



随分時間をかけて検討してくださっているのだわ・・・



ケアマネYさんにもお電話して最近の状態をお聞きしました。騒々しい環境が苦手だとお聞きしたのですが、この声、聞こえますか?ここは、こう言うにぎやかな時が多いので、それがちょっと大丈夫かなと言う心配があります。

それから、薬を変えた訳ではないのに、状態が良くなったと言う事は、認知症の波かと思うのですが環境の変化によって、悪化するかもしれないと言う心配もあります。

はっきりとお返事が出来なくて、奥様には本当に申し訳ございません。基本的には受け入れと言う事なのですが、私は明日お休みなので、明後日、正式にお返事します





ふぅー、また待たねば・・・・。



でも、単に部屋に空きがあるかどうかだけではなく、検討に検討を重ねた末の受け入れなら、ますます安心だわ。




この間、夜中は何となく心もとない眠りが続いていたので、K2病院外来へ相談に行こうかとも思ったのですが、まず、K病院の結果を待ってからにしようと思い、じっと我慢の2日間でした。



4日、日曜日、TさんからTELが入ったのは、夕方6時頃でした。



入院をお受けすると言う事になりました。



不思議な気分でした。1月にあんなに切望して、かつ落胆したK病院への入院が、今、目の前で現実のものとなった。



やったー!と勝利の雄叫びをあげても良かったのですが、私の口からは、静かな言葉しか出てきませんでした。



そうですか。ありがとうございます。



でも、多分、奥様は今でもまだ迷っておられると思います。



今までに、沢山の家族と接してこられたTさんは、きっと私の心の内はお見通しなのでしょう。



自分の手の届かない所に、大切な人を手放す、と言うことは、大きな大きな決断が必要です。



迷っているだろうと言われて、一瞬ためらいましたが、ここはもう突き進む以外の選択はありませんでした。



いつ、入れますか?



今週なら、6日の火曜日にお受けできます。来週なら、12日、月曜日とか・・・



6日?火曜日?



明後日じゃないの!



早!



あまりにも早い動きに、また一瞬のためらいを見せると、Tさんは、


明日の午前中にお返事していただければ、6日にお受けできますので、今晩一晩ゆっくり考えてくださっても結構ですよ。息子さんたちとも相談してください。



私の心の中は、もう入院させようと決まっていましたが、一応、息子たちと相談して明日返事すると言うことにしました。



夫を入院させるという事に、できるだけ沢山の追い風があった方が、気が楽になります。



とは言うものの、私は、息子たちには聞くまでもないと思っていました。



彼らの答えは、分っていたからです。




一緒に暮している長男と次男は、即座に、いいよ、と答えました。



彼らは、きっと、私以上に、この生活に閉塞感を感じていたに違いありません。



父親であって、父親でない。社長であって、社長でない。



守ってやらなくてはならないと思うけど、どうやって守ってやったらいいのかイマイチ良く分らない。




きっと、私とは違う複雑な思いを抱えている事でしょう。




三男、「一緒に暮している人たちが決めた事に反対はしない。」



四男、「お父さんの事は、お母さんが好きなように決めて。」



この返事も、予想通りでした。




翌朝、私はTさんにTELを入れました。



明日、入院お願いします。



言ってしまった。



これで、生活が変わる。どうなるか分らないけれど、新しい人生が開ける。仕事にももっと専念できる。会いに行く楽しみがある。通いの介護が始まる。



最後のデイに送って行き、Yさんに話しました。



明日、入院させます。これで良かったと思います。落ち着いて家に戻れたら、また通わせてください。色々とありがとうございました。


言いたい事はもっといろいろあったのに、その時の私は、これだけ言うので精一杯でした。



急でしたね。落ち着いたら、また戻ってきてくださいね。では、今日一日お預かりします。



そうです。私とYさんは、5日の朝、こんな風に最後のご挨拶をしたのです。





続く・・・

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