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いつでも里親募集中

子供たちが小さい頃、「鶏のからあげ」は我が家の一番人気でした。



お弁当には必ず入っていたし、食卓にもしょっちゅう登場して、小さな手が競い合うように食べてくれたものです。


お気に入りは、骨付きのからあげです。


チューリップ型になっていたりすると、ますますテンションは上がります。


手がべとべとになることなんかお構いなしにかぶりつき、最後に骨だけが残るのが、子供心に、何となく楽しいのでした。






時が流れ、子供たちが成長し、お弁当を作る事もなくなり、我が家の食卓に「鶏のからあげ」が登場する事はほとんどなくなってしまいました。



たまに出てくるときも、食べやすさ重視で、骨がついていないからあげです。



連休に、子供の数がちょっと増えた時、思いついて、骨付きのからあげを作って見る事にしました。



もう一頑張りして、チューリップにしておけば、「からあげ」の上に「悲しい」なんていう形容詞がつく事はなかったと思うと、とても残念です。



テーブルの上で、山になった骨付きからあげを見て、子供たちは、「久しぶりだね」とちょっと嬉しそうです。



私は、父親と子供たちが美味しそうに骨付きからあげにかぶりつく、昔の記憶を辿っていました。



大皿に盛られたからあげに、子供たちは手を伸ばします。



父親の前には、小皿に置かれた一本のからあげがあります。



一本ずつ、置いてあげなくては、食べている内に、良く分らなくなって、次々に新しいからあげに手を伸ばしてしまうからです。



子供たちは、美味しそうに食べてくれました。



父親が一口かじった時に、私は、このメニューが失敗だった事に気がつきました。



彼は、骨付きからあげの、身の部分だけを上手に食べると言う行為が出来なくなっていたのです。



手に持ったからあげを、彼は、大きな口でがぶりとかぶりつきましたが、骨があるので食べられません。



横向きに持たせて、「ほら、こうやってお肉だけを食べるのよ。」と言って見ても、そんなに難しい事はもう出来なくなっていました。



彼は、上手に食べられないかじりかけのからあげをお皿において、大皿に盛られた次のから揚げに手を伸ばしました。



子供たちが、大皿を遠くに下げて、父親の届かない所に置きました。



悪気がある訳ではありません。



味気ない食卓となってしまいました。



家族が揃った時、もう二度と骨付きからあげを作るのは止めよう。



いえ、元気があれば、チューリップにしてみよう。



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