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夫婦

「また、載ってるよ」新聞を読みながら、次男が言いました。




私たちが暮らしている同じ市内で、82歳の夫が、85歳の認知症の妻を殺害した、と言う記事でした。



その翌日、また目を引く記事が載っていました。



「生きていても、かわいそう」



75歳の認知症の妻を、78歳の夫が殺害した裁判の記事でした。



大きな文字で書かれた見出しが、心に突き刺さってきました。






以下、新聞記事の抜粋です。



「季節、曜日、お金、妻の全ての感覚が狂い、言葉が通じなくなった。生きていてもかわいそうだと思った。」被告は、被告人質問で、動機について涙を流して供述した。



殺害される約三ヶ月前の昨年7月、妻が「初期の認知症」と診断され、被告の介護が始まった。



身なりに気をつけていた妻が、寝間着にならずに寝てしまう。



一晩中起きている時は、60キロの妻を抱きかかえ、寝かしつけるため布団に運んだ。



会話は次第にかみ合わなくなる。脈絡のない言葉が、妻の口から発せられた。



「進行は、本当に早かった」と被告は語った。



介護に協力していた長女の証言によると、事件一週間前、被告は医師に「ストレスでこのままだとうつ状態になる」と診断された。



長女は、母を通所施設に通わせようと計画。




「週4回は通所で、他の日は自分が介護を手伝う。準備が整ってから父に事後報告すればいい」と思っていたという。



長女が通所を計画していた時、妻は初めて徘徊して行方不明となった。



「事件直前は気が狂ってしまった」被告が妻を自宅で殺害したのは、その二日後だった。




「周囲に相談できなかったのか」と言う、弁護人の質問に、



「恥ずかしい気持ちと、愚痴をこぼして終わりと言う気持ちがあった」



「心配して自宅に来てくれた人もいたが、野次馬に思えて素直になれなかった」



「娘は二人居るが、俺の妻なんだから任せられないと思っていた」




事件当時の心の内を、自らそう省みた。







「夫婦」と言うのは、二人だけにしか理解できない感情があります。



「犬も食べない」様な喧嘩をする間柄なのですから、二人の間にある感情は、他の誰にも理解不能。



だから、娘さんが一生懸命介護に協力しても、悲劇を避ける事が出来なかった。



最初に書いた家族も、長男一家が同居していたとの事ですが、やはり悲劇は避けられなかった。



子供は、子供の立場での悩み苦しみがあると思う。



でも、「夫婦」の一人がもぎ取られてしまった苦しみは、誰にも分らない。







残った一人にしか分らない。






コメント

お久し振りです。

同感です。
夫婦…二人だけにしか分からない。
そうですね。
本当に一人ぼっちになってしまったら、本当の一人ぼっちです。
笑顔多い主人ですが、要介護5となった今も、無念の涙を流します。
あまりに…失ったもの多く…
あまりにみじめでもあります。
すっかり気の弱くなった私には、立ち向かう勇気もありません。

実は、半年以上前から、主人の病院面会と先の施設探しに毎日明け暮れる日々です。
主人にとっても、私にとっても、今いるところが、あらゆることから守られている感じで一番ですが、
出て行かなければなりません。

今言えること…
主人がどこにいても、
主人のいるところが、私の居場所です。

去年主人が入院していなかったら、とても言えなかったでしょう。



colorsさん、こんにちは。

せっかく安心できる病院に入院されているのに、出て行かなくてはならないのですか。

ただでさえ、大変な日々なのに、そんな心労まで背負い込まなくてはならないなんて、辛い事ですね。

家族は、ただ、そばに居ればそれで良い、と言う制度が確立する事を願います。

ご主人様の無念の涙。辛いですね。でも、笑顔が多いと伺って救われました。

お話したい事が一杯ありますが、纏まりません。

どうぞご自愛ください。ご主人様と一緒に穏やかに過ごされますように!

この病は、努力しても、なかなか前向きに受け入れられるものではないですね!
何回も何回も、心の立て直しが必要ですね!
立て直しても立て直しても、すぐ、くずれますね!
その繰り返しですね!
それこそ、心の内は誰にも分かってはもらえないですね!

でも、同じ病の夫を持つ身です。
つらさを分かち合いましょう!!

昔の話をすると泣くので、今日は、体操して、歩いて、ふざけて大笑いして、帰ってきました。
満足してくれたらしく、帰り際に笑顔で手を振ってくれました。
目を閉じると、眉間にしわ顔でなく、にこにこ笑顔の主人の顔が浮かびます。

気温の不安定なこのごろです。
momoさんも頑張り過ぎないよう、疲れすぎないよう
くれぐれもご自愛ください。
笑顔の多い穏やかな日が続きますように…

今日のmomoさんの日記は私の代弁をして頂いているようです。

夫婦ってもともとは他人です。
いつでも紙一枚で他人になれます。

でも、夫婦でいる限り同じ気持ちになれる人はいません。
子供たちはそれぞれの感情の違いはあるでしょうけど「の介護」と言う共通の感情がありますね。
でも夫婦は2人だけなのです。



タイムマシンがあったなら私は夫が病になった時点に戻りたい。
今なら違う介護が出来る気がするから…

なんて、
分かりませんけどね。

日々を楽しく過ごしていますが、亡くなって何年も経つのに引きずっています。
momoさんに自分を重ねて、伺っています。

colors さん

ご主人様のにこにこ笑顔、嬉しいですね。ありがたいですね。救われますね。

私は、最近は主人の笑顔を見られることがめったにありません。笑ってさえ居てくれれば、何があってもへっちゃらで生きていけるのに・・・

本当に、いくら努力しても前向きに受け入れる事など出来ません。でも、それじゃあ、あまりにも惨めだし、辛すぎるし、前向きに受け入れているんだ、と自分をだまして日々過ごしているだけです。

崩れそうな心を何とか立て直して、でもまた直ぐに崩れて、いやいやこれではいけないと思ってまた立て直して、そして直ぐに崩れ落ちて・・・・この繰り返しです。

「生きていてもかわいそう」って言ったおじいさんの気持ちが分かります。

主人は、何故、生きていなくてはならないの?私のため?それじゃあ、あまりにも可哀想すぎる。

じゃあ、死んでもいいの?それはイヤ!でも、生きていてもかわいそう・・・・

この繰り返しです。分ってもらえますか?分ってもらえますよね。

colorsさんのご主人様の様に笑顔多い日が来る事を願ってます。



ベンジャミンさん

こんにちは。いつもご覧頂いてありがとうございます。

私も、7年前に戻れたら、今とは違う介護、もうちょっとましな介護が出来たかも、と思うことがあります。

もし、そうなら、7年経った今の主人の状態は違っていたかしら?それともそんなに変わらないのかしら?などと、あり得ない想像をしたりします。

でもきっと、7年後の私も、同じ事を思っているのだと思います。人生一度きり、「今」出来るベストを尽くす以外ないですね。

今は、ベストは尽くしても、なかなか結果がついて来てくれない日々です。

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