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特養②

ヒロくんが大好きなSホームさんへ行ってきました。




先日、私が一人で出かけて、特養の申し込み書を貰ってきた日、家に帰って、「今日、Sさんの所へ行ってきたよ。」と、言うと、ヒロくんは、いつも通りの過剰な反応をしました。



どうしても、自分も行きたいと言う気持ちが強いようです。



今までも、今も、そしてこれからも、自分は家族に迷惑を掛けないと生きていけない。本当は、いつまでも家で暮したいけど、それでは迷惑がかかる。momoも、優しくしてくれる時もあるけど、疲れていてイライラしてる時が多い。

これ以上、迷惑を掛け続けて、家族みんなが疲れきってしまう前に、何処かの施設に入ろうと思う。でも、どんな所か分らないところは不安だ。

Sさんの所なら、良く知っているし、安心できる。Sさんに、入れてもらえる様に、お願いに行きたい。



推測するに、こう言う気持ちではないかと思います。



Sホームと言う固有名詞を聞いた時の、ヒロくんの反応をずっと見てきた私は、もしかしたらSホームさんだったら、すんなりと入っていけるのではないかと言う、期待?希望?が捨てきれないでいました。



家でも、慣れたNホームさんでも、落ち着きなくそわそわと動きまわったりしているヒロくんが、たとえ本人の希望があったとしても、初めてのホームで、落ち着く事が出来る訳などないことは、冷静に考えれば分るのですが、それでも私は、一縷の望みが払拭できないでいたのです。



だから・・・・・とにかく、一度、ヒロくんを連れてSホームさんの現場を歩きたいと思っていました。





ヒロくんと二人で、Sホームさんを訪ねるのは、2年ぶりです。



自宅での生活に行き詰って、ワラにも縋る気持ちでSさんを訪ねて、そこでヒロくんが見せてくれた笑いに、生きてゆく希望を見出だしたのが、2年前の事でした。



Sさんは、相変わらずの優しい笑顔で、私たちを迎えてくださいました。



「ヒロさん、久しぶりですね。」



「Sさんよ」と、私が促すと、ヒロくんは、何かをしゃべろうとしましたが、言葉にはなりません。



やっと会えた、やっと連れてきてもらえた、と言う感慨の様なものがある様にもみえましたが、それは、私の希望的観測かもしれません。



でも、目の前の初老の男性が、自分が会いたかったSさんである、と言う事は分ったかのように見えました。



靴を脱いでスリッパに履き替える様子などを見て、Sさんは、この2年の変化を感じられた事だと思います。



今日のヒロくんは、朝からずっと落ち着きなく、調子が良くありませんでした。



それを、「午後から、Sさんの所に行くからね」と、だましだまし時間を過ごしていたのですが、憧れのSホームさんへ来ても、落ち着きのなさはそのままでした。



椅子に座っていることが出来ません。出されたお茶も、ほとんど飲む事が出来ません。



「いつもこんな感じですか?」とそっと聞かれるSさんに、最近の様子を手短に話しました。



そして、書いてきた申込書を渡した後、Sさんが「見学されますか?」と聞かれました。



私は、ヒロくんが、Sホームの特養でどんな反応をするのか、とても興味がありました。



もしかしたら、2年前みたいに、奇跡の笑いが起きないだろうか?気の合うおばあちゃんが居ないだろうか?(居るわけないと分ってはいましたが)



そして、そわそわして、心ここにあらず、と言う状態のヒロくんの腕を取りながら、Sさんに着いて特養のフロアを歩きました。



以前見た時と変わらず、とても清潔で、職員さんも明るく挨拶をして下さいます。



ちょうど、沢山のおばあちゃんたちがTVを見ている所でした。



ヒロくんの様子は・・・・・歩くにつれ、だんだんと落ち着きのなさ、ソワソワ感が強まり、「ねえ、何とかしてよ」と言うオーラが強くなってきました。



やっぱりね。



どんなに好きなSさんの所でも、今のヒロくんにとって、「初めての場所」に等しい所で、気持ちが穏やかになる訳などありません。



やっぱりね。



もし、地球上の何処かに、ヒロくんが喜んで楽しく穏やかに過ごす事が出来る施設や病院があれば、たった今この瞬間にでも置いて来たいと願っていますが、それはやはり夢物語なのでしょう。



やっぱり、ヒロくんは、家にいるのが一番良いのだわ。



イライラした奥さんに、時に怒られながらも、可能な限り家で過ごすのが一番良いに決まっているのだわ。



帰りの車の中で、ようやく落ち着いたように、じっと目を閉じて大人しくしているヒロくんを横目に見ながら、そういう思いを再確認したのでした。



とりあえず、申し込みだけはしてきました。360人待ちが・・・・ちょうどいい。







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