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いつでも里親募集中

小さなカップラーメンのお陰で、明け方の悪夢から抜け出す事が出来ました。

昨夜は、息子が二人とも居ないので、夫と二人きりの夜を過ごしました。



「夫と二人きりの夜」と言う言葉に、甘い響きは皆無で、私は不安でたまりませんでした。



ヒロくんが、完全別人に変身する回数は、徐々に増えているとは言うものの、そんなに頻繁ではありません。



深夜に別人となった夫と過ごしても、私が119にTELをかけないで居られるのは、息子たちがそこに居てくれるという安心感があるからです。



昨夜は、その「安心」がありませんでした。



出来るだけ遅くまで起きていてもらおうと手変え品変え時8時40分まで引き伸ばして、その後ヒロくんは、いつもどおりベッドへ入りました。



寝つきはとても良くて、仰向けにベッドへ入ると、直ぐに目を閉じてそのまま大人しくなります。



私は、ヒロくんがとりあえず寝たのを確認して、いつもは、それから息子に一声かけてからお風呂に入ります。



因みに、ヒロくんは、もう随分長く家ではお風呂に入っていません。



だんだんと不安感が出てきたらしく、大好きだったお風呂にいれるのも大変になってきたので、無理に入れるのはやめたのです。



週6日、デイで入れてもらっているので、充分です。本当に、ありがたいことです。



昨夜は、脱衣場のドアを開けたままにして、ヒロくんの様子を伺うようにしながら、カラスの行水をしました。



万一、起き出して、誰も居なくてパニックになったら幸先が悪いからです。



私の心配を他所に、ヒロくんは、3時まで自分のベッドで熟睡してくれました。



3時に目を覚ました時にも、変身の気配はなく、一人でトイレに行って立ったままオシッコをしました。



昼間は、時間を見て誘導して、座ってオシッコをするのに、夜中だけは、電気をつけて便座を上げておくと、昔の様に立ったままするのは、ちょっと不思議でもあります。



ボーっとした無意識の感覚の時には、昔から身についた動作が出来るのかもしれません。



オシッコを済ませたヒロくんは、そのまま一時間ほど部屋の中を徘徊しました。



ウロウロしながらも、変身の気配は無かったので、私は、時々ヒロくんに目をやりながらベッドに横になっていました。



4時に、ヒロくんが、私のベッドに腰掛けたので、魔法の言葉をかけつつ、寝かせることが出来ました。



そのまま、一つのベッドで、ヒロくんと私とメグちゃんの3人で眠りました。ひと時の「甘い時間」だったでしょうか。



その甘い時間に私は、とんでもない夢を見ました。




3人が寝ているベッドの上で、二回りほど巨大化してむきむきになったヒロくんが、襲い掛かって来たのです。


私は外へ逃げました。





何とも、タイムリーでリアルな夢・・・・・・




夢が先だったのか、それとも現実が先だったのか良くわかりませんが、




5時、むっくりと上体を起こしたヒロくんは、突然変身し、奇襲攻撃を仕掛けてきました。



だめだよ たいへんなことになるよ そんなことしたらたいへんだよ



彼の頭の中では、何かとんでもない事が起こっているようです。



すみません



私は、謝りの言葉を言って見ました。



はい、そうしなさい たいへんなことになるよ



混乱は収まりません。



ちょっとー、ちょっとーー、



彼は、大声で誰かを呼びました。



壁際の角に追いやられている私は、半分夢の続きのような気がして恐怖を感じました。



誰もいない空間に向かって発せられる大きな声は、病気の成せる技だと分かっていても、背筋に戦慄が走ります。



誰も居ないよ。ここは、おうちだから、お父さんとお母さんのほかには誰も居ないよ 


そんなこと ひどい ひどい どうしてそんなことするのよ こわい こわい もう


おい おい おい




隅に追いやられている私とメグちゃんを、彼は大きな足で蹴り始めました。




わかった。○○さん、呼んでくるから



私は、ヒロくんが大好きなNホームのお姉さんの名前を出して、その場から逃げる事にしました。



外が、明るくなっている事が救いです。



私は、リビングへ行き、彼の視界から隠れました。



彼は、寝室とリビングを行ったり来たりしていますが、階段の下に逃げた私には気がつきません。



一人で息を殺して、夫から逃げている。あの優しかった夫から逃げている。



私の人生、どうなってしまったんだろう?



メグちゃんは、変身してしまったお父さんの気配をそっとを伺いながら、私の足元でじっとしています。



おかあさん、任せて。敵が襲ってきたらメグちゃんが守ってあげるから



小さな背中がそう言ってくれている様に思えました。



メグちゃんの小さな背中が、こんなに逞しく感じられたのは初めてです。



優秀なセラピードッグです。




彼は、ぶつぶつ言いながら、徘徊を繰り返していますが、その足取りの早い事。



さっさ、さっさと歩いています。




どうしようか・・・・このまま隠れ続けるわけにも行かないし・・・・



誰も助けてくれる人はいない。私が、自分で、何とかしなくっちゃ。




私は、演技してみる事にしました。



朝、出勤してきたばかりのお姉さんになってみよう。



次に、彼がリビングに来た時、



おはようございま~す!美味しいお茶でも飲みましょうか。



と、言って見ました。



彼は、少しずつ落ち着きが戻っているようでした。



とても寒い朝でした。



そうだ、ラーメンにしてみよう。



昨年の一番酷い時に、夜勤をしながら、夜中にラーメンを食べていた事を思い出しました。





5時15分。



これ、食べませんか?



私は、こんな事もあろうかと思って買っていた、小さなミニチキンラーメンを見せました。



おー、いいねぇ



彼は、笑みさえ浮かべて、急に、こっちの世界への戻り道を見つけたようです。



いいものがあるね これすきなんだ



もっと、早く出せばよかったね。



そうだよ



また、笑った彼の顔を見て、心の底からそう思いました。



本当に・・・・もっと、早く気がつけば良かった。



3分、待つんだよ



うん



もう、普通の会話です。



湯気の上がるラーメンを食べ終わって、



はい、ありがとう



と、お箸を置いた彼の顔は、完全に元のヒロくんに戻っていました。




一件落着。




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