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いつでも里親募集中

k2病院の外来に行って、順調振りをアピールしてきたその晩。



おい、おい、おーーーーい!


と言う、ヒロくんの呼び声で目が覚めました。



反射的に隣のベッドを見ると、もぬけの殻。



次に壁にかかった時計を見ると、夜中の3時。草木も眠る丑三つ時ではありませんか。



いつもは、ヒロくんが打つ、かすかな寝返りの音でも、必ず気がつくはずなのに、今夜はどうして気がつかなかったんだろう?



それより何処に居るんだろう?



それよりも何よりも・・・・また?また?夜間せん妄復活?



もう!いやだ!!



今日の昼間、B先生に、夜は良く眠れるようになったと話してきたばかりなのに。






私はあわてて飛び起き、居なくなった主を探しました。



彼は、ぼんやりと明かりがついたリビングで、壁にかかった大きな鏡の前に立っていました。



そして、鏡の中に居る「誰か」に向かって、一生懸命にしゃべりかけているではありませんか。




DSC00319.jpg



もう、バカ。それは、自分だよ。





どうしたの?大丈夫?



そう声をかけながら、私はまた、敵の奇襲に備えました。



ところが、今夜の彼は、



あ~、よかった



と、敵地で味方に遭遇したかの様な安堵の表情を浮かべて、私の元へ飛んできました。



あ~、よかった。よかった。しぬかとおもった。



彼は、鏡の向こう側にいったい何を見ていたのでしょうか?



今夜のヒロくんは、確かに混乱してせん妄状態に陥っていたのかもしれませんが、あちらの世界へは行かずに、こちらの世界に留まっていてくれたようです。



これなら、味方同士として話が通じるからやりやすいわ。



大変だったね。死ぬかと思ったの?



うん、そう。しぬかとおもった。



そうか。もう、大丈夫だからね。



あ~、よかった。



彼が、鏡の向こう側に見たもの・・・・



私も、同志として、鏡の向こう側の世界を見てみたい衝動に駆られました。





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