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いつでも里親募集中

忘れもしない例のかぐわしい香りが微妙に漂っている様な気がします。時は夕刻。 私は、かおりの元を辿るべくヒロくんの背後にそっと廻って見ましたが、今一つ確証が得られません。

シロちゃん、オマエか?と尻尾を持ち上げてみたけど、「ちがいます、ワン!」と逃げられてしまいました。

今日は、珍しく二人の息子も家で夕食を食べると言っていた。う~ん、どうしよう。微妙なスパイス付きの夕食はあまり歓迎されなさそうだし・・・・・

そうだ、さっさとお風呂に入れてしまおう。そう思った私は、急いで風呂を沸かして、ヒロくんに「今日は先にお風呂にしよう。」と言うと、素直なヒロくんは、何の疑念もなく入ってくれました。

脱ぎ捨ててあるズボンとパンツを恐る恐る手に取ると・・・・微妙なかおりの原因は、やはりそこにありました。

赤ちゃんのオシメを替えたり、シロちゃんのウンチの後始末をする時は、全く何も感じないのに、成人男子であるヒロくんの汚れたパンツを洗う事に、抵抗感が拭えない介護初心者の私です。


こんな時、いつもOさんの言葉が頭をよぎります。

勤続11年の我が社の事務員のOさんは、車椅子のご主人の介護をもう15年もしているベテラン介護者なのです。

私がつくづく凄いな、と感心するのは、決して介護を言い訳にする事なく、しっかりと仕事をしてくれる事、年に一度は友達と海外旅行に出かけたりしてしっかりと自分の人生も楽しんでいる事。

私より4歳年上のOさんは、正にスーパーおばちゃんの見本の様な人なのです。

ヒロくんが、社長としてバリバリ働いていた頃はもちろん、病気になり始めの微妙な感じから現在に到る過程の何もかもを分かっていてくれて、私にとっては家族以上に良き理解者なのです。

一人で持ちきれない事があると、私はOさんに聞いてもらいます。

以下、Oさんの言葉です。

「結局、何が大変って、トイレの問題ですよ。食べこぼしとかそんな事は、どうにでもなるけど、一番大変なのはやっぱりトイレですよ。」

「主人は下半身の感覚がないから、もたもたしていると間に合わない事があります。外出したらまず私がする事は、トイレ探し。」

「車椅子用のトイレがない時は、すみません、主人が障害があるので付き添わせて下さい、って言って男子トイレに入ります。もう慣れましたよ。」

そして、汚れたパンツ洗いに付いては・・・・

「それは、もう奥さん(私)が慣れるしかないですよ。慣れる以外に解決はないですよ。」

そして、

「私も最初の頃は、泣きながら主人のパンツ洗ってましたよ。ハハハハ・・・・・」

と、笑うOさんの何と逞しい事。

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