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おっさん②

今日は、朝、デイへの出掛けに「おっさん」が降りてきました。


夜の眠りは再び落ち着いてきて、朝のお目覚めも悪くありません。


毎朝、9時を過ぎるとデイに送って行きます。


今日もまた、夫と離れて過ごす頃が出来る喜び。最高です。


出掛けにトイレに連れて行った時から、夫はおっさんになっていました。


きっかけは分かりません。もしかしたら、私から、「あなたと離れて過ごせる喜びオーラ」が出ていたからでしょうか。


いつもなら、言われるままに身体を反転させ、黙ってズボンとパンツを下ろされ、大人しく便座にすわり、直ぐにオシッコをしてくれる優等生なのですが、おっさんは、そう簡単には動いてくれません。


トイレに行って、便器の前に立っているおっさんの身体をこちらに向けようとして、いつもの様に「はい、こっち向いてね」と、優しく言って、身体に手をかけると、おっさんの身体は硬直していました。


「いやだ、いうとおりになってやらないよ」と背中が無言で言っています。


私は、直ぐにオシッコさせることを諦めました。


出かける先がデイサービスと言うことは、何てありがたいことでしょう。


たっぷりとオシッコが溜まっていても、万一パンツの中に何かが入っていても、とにかく、辿り着きさえすれば、後はプロが何とかしてくれる。


そんな安心を持って夫を預けられると言う事は、本当にありがたいことです。


私は、早くおっさんと離れたくて、「じゃあ、出かけようね」といつもの台詞を言って、靴を履かせ、車に乗せました。


おっさんは、引き続き気難しい顔をしていますが、とりあえず順調に助手席に収まってくれました。


車中では、私はおっさんに話しかけることを止めました。


おっさんは、何を言ってももちろん返事なんかしてくれないし、それより「よけいなこというな」と言いたそうな雰囲気があるからです。


10分ほどで、デイに到着です。


いつもは、嫌がる事もなく、直ぐに助手席から降りてくれる夫ですが、おっさんはそうは行きません。


「着いたよ。行ってみよう」と、いつも通り、優しく優しく声かけするも、おっさんは気難しい顔を正面に向けたまま、固まっています。


なんでだろう?


私には分からないけど、何かが気に入らないんだね・・・・・・


分かってあげられなくてごめんね、なんて優しい気持ちにはなれません。


早く、降りろ!おっさん!!


この言葉を飲み込んで、とりあえず私はカバンだけ玄関に運び入れて、「おはようございま~す!」と大きな声で呼びかけました。


これで、誰か出てきてくれるに違いない。


おっさんのお気に入りの人であります様に、との願いは叶いませんでしたが、中からは直ぐにおばちゃんが出てきてくださいました。


私は、目で「降りないんですよ」と合図して、車の陰に隠れました。


おばちゃんは、とても優しく根気良く、言葉をかけて、とうとう、無理なく、おっさんを車から降ろすことに成功しました。


さすがプロ。


おばちゃんに手を引かれたおっさんは、ゆっくりした足取りで玄関に向かいました。


私は、目でおばちゃんに「お願いします」と言って、急いで車に乗りました。


万一、おっさんに見つかって、「こっちのおんなのほうがいい」なんて思われたら台無しです。


こうして、私は夕方4時までおっさんから解き放たれました。






「おっさん」は、急に降りて来ます。


私は、「おっさん」がきらいです。


「おっさん」は、夫と変身夫の、中間に居ると感じるからです。


ここで、対応を間違ったら修羅場になる。そう感じてドキドキするからです。


「おっさん」には、精一杯の笑顔も、優しい言葉かけも通用しないからです。








夕方、車から降りてきたのは、おっさんではなく、ヒロくんでした。


今日は、とても調子が良かったとのこと。


朝のおっさんは、デイに着くと、直ぐに何処かへ行ってしまったようです。


そして、この日は、夜8時に眠るまで、おっさんは現れませんでした。










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