最近の夫は、あまり調子が良くありません。 今年になってから、笑った顔を見せてくれたのは一回だけです。
TVの歌番組で、懐メロをやっているのを見ながら、手をたたいて笑っていた。
その時、一回きりです。
後は、良くて普通、悪くて背後霊。
最悪のせん妄に陥ることはないので、それで良いと思いながら日々を送っていました。
デイの連絡帳に、不穏を伝えるコメントが入りだして、やや気になっていましたが、あえて気にしない事にして読み流していました。
先週、泊まり明けの連絡帳を開いてみると、3つの筆跡でびっしりと書き込みがされていました。
記入者の名前は書かれていないのですが、その筆跡から、一人は大好きなI君、もう一人は一番人気のマドンナである事が分かります。
つかみかかって来た
介護拒否
突き飛ばされた
危険を感じた
これらの文字が、私を責め立てます。
そんなつもりで書かれた訳ではない事は分かっているけど。
現実は、書かれていること以上に酷いだろうと思うからです。
不思議な事に、家では荒れる事はありません。
不安が酷く、どうして良いか分からない状態に陥って、うろうろそわそわ、何とかしてくれオーラ全開になって、私を悩ませる事はありますが、怒りや暴力はありません。
そこにせめてもの救いを感じて、日々を送ることが出来て居ます。
昨日、Yさんに連絡することがあって、TELした時のこと。
予想通りYさんに言われました。
「最近ちょっと調子が悪いですね。」
Yさんは、デイでの様子を話し、私は、家での様子を話しました。
話し合っても、特別に良い知恵が浮かぶ訳ではありません。
「momoさんが、在宅を希望された時から、出来る限りの協力はするつもりです。」
Yさんの言葉に救いを感じて、ただ、「よろしくお願いします」と言う事しか出来ません。
Yさん「でも、一番酷かった時に比べると、そこまで大変じゃないんですよ」
私「あの時期を乗り越えたんだから、今度のこの悪い波も何とか乗り越えたいですね」
Yさん「その時の状態を見ながら、出来ることをやって行きましょう」
Yさんと話していると、きっと、何とかなるだろうと思えて、私は電話を切ることが出来ました。
そして今朝。
夫は、私が大嫌いなせん妄の一歩手前まで行きました。
朝起きて、普通に過ごしていたのに、出かける15分ほど前に急に変身しました。
なんでだろう?
私は、久しぶりに、洗面所のドアを閉めて緊急避難しなければなりませんでした。
その後、片足は靴、片足はスリッパのままの夫が、何とか車の助手席に収まってくれた時には、本当にほっとしました。
今日はお泊り。
これで明日の夕方まで解放される。
良かった。
デイにたどり着いて、お気に入りのおじさんが、いつもの笑顔で、夫を車から降ろして連れて行ってくれた時には、おじさんの顔が天使にも菩薩にも神様にも見えました。
週末は、1ヵ月半ぶりの主治医の診察です。
そろそろ、薬の変更があるかもしれません。
じっくりと相談してみよう。
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