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いつでも里親募集中

美味しそうに見えたらしい、ピンクのパンのお話しです。



夕方、いつもの様にデイから戻ってきた夫は、これまたいつもの様に、あまり宜しくないご機嫌で、家の中をうろうろと歩き回っていました。



仕事から戻って、一秒の休みなく夫と相対した私は、そんな夫を眺めながら、いつにもまして憂鬱な気分で過ごしていました。



夫は、取り立てて荒れたり怒ったりすることはなく、ただ、うろうろと歩き回っていました。



ひたすら、歩いていました。



外の靴を脱ぐ事無く入ってきたそのままの足で、歩き続けていました。



私は、そろそろ夕食の準備をしなくては、と思いつつ、動く元気が出ないままに、椅子に座ったメグちゃんに語りかけていました。



「メグちゃん、可愛いね。メグちゃん、いてくれてありがとう。メグちゃんが居るから淋しくないよ。メグちゃんが居るから生きていけるよ。」









今日の夕食は、トンカツの予定です。



賞味期限が4日ほど過ぎたお肉を、いい加減に使わないといけないので、今日は絶対にトンカツ、と決めていたのです。



作るのめんどくさいなぁ、と思いながら、メグちゃんと過ごす時間に逃避していました。



6時。



メグちゃんのごはんの時間です。



メグちゃんは、ドッグフードだけで大喜びしてくれるから偉い!



そして、メグちゃんのご飯が終わった後も、まだぐずぐずしている私の目に入ってきた光景は・・・・






台所にいる夫が、パンをかじりながら歩いている姿でした。



あれ?手の届くところに、パン、置いていたかしら?



最近、老眼の上に、遠くまで何となく見えにくくなってきた私の目には、何処から見ても、夫はパンをかじっている様に見えました。



でも、ちょっとおかしい。パンなんかないはず。



近寄って見て、真相が分かりました。



夫は、台所の食器洗い用のスポンジをかじっていたのです。



ちょうどパン位の大きさの、使い込んだピンク色のスポンジです。







「あ~、ダメ、ダメ。それ、スポンジ!」






私は、思わず大声を出して、夫の手からピンクのパンを取り上げました。



幸い、まだどこも欠けていませんでしたが、気が付くのが遅れたら、夫は本当にピンクのパンをお腹の中に入れるところまでやってのけるのだろうか?



これが、かの有名な「異食」と言うやつ?



着実に、認知症の階段を一歩一歩下っている夫です。









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