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いつでも里親募集中

今朝の夫は、私の期待に背いて、とても穏やかでした。


せめて、今朝だけも暴れてくれたら、入院をお願いする事に迷いが生じなかったのに・・・・


「そろそろ行こうよ」


と、息子に促されて重い腰を上げ、先生とゆっくり話したいと思って、夫をデイに置いてから病院へ向かいました。


主治医のマリ先生に、この一週間の様子を話し、入院を考えていると言うと、病棟の先生に取り次いでくださいました。


病棟から降りてこられたM先生は、飄々とした雰囲気で、今までの精神科の先生とちょっと感じが違っていました。


ここでまた、私は、この一週間の夫の暴れぶりを披露しました。


息子は、ちゃっかりと携帯で撮った動画を証拠として先生に見せています。


携帯の中から、「ひどいひどい・・・」と言う夫の声が聞え、私を突き飛ばし、床に座り込む夫の姿があります。


凄い!


改めて、映像として見ると、これはあまりにも酷いではありませんか。


画面を覗き込んでいたM先生の「これは酷いな」と言う独り言が聞えました。


聞き取りが終わって、M先生は言われました。


まず、認知症は治る病気ではありません。

入院して何をするかと言うと、暴れたり荒れたりと言う症状を抑えることだけです。

必要に応じて薬を使い、また場合によっては拘束する事もあります。

入院と言う環境の変化によって、認知症が進むかもしれません。

歩いて入院された方の、3~4割の方が、車椅子になります。

また、骨折したり、飲み込みが悪くなったり、と言う事もあります。

暴力などの症状が治まって大人しくなるけれど、そう言う別の症状が現れる可能性があります。




ひぇ~、3・4割が車椅子になるって、かなり凄くないですか?


後から息子と、M先生はかなり大げさに話されたんだろうと言うことで落ち着きましたが、始めにその話を聞いたとき、私は心の中で、やめよう、と思ってしまいました。


私は、ずっとずっと悪い状態なら決心も出来るけれど、そんな中でほんの一瞬でも見せてくれる夫らしい笑顔や穏やかな表情を見てしまうと、決心が鈍って、まだもうちょっとやれるんじゃないかと思う胸の内を話しました。


先生は、きっと何百人何千人の配偶者から、同じ様な心情を聞いてこられたのでしょう。


どっちにしても後悔します。入院させれば、もっと家で出来たんじゃないかと思うし、その反対で、もっと早く入院させれば良かったとも思うのです。

どちらを選んでも後悔します。



はぁ~、その通りだ。


奥さんは、身体は大丈夫ですか?奥さんが倒れたら終りですよ


はい、倒れる訳には行かないと思うので、倒れる直前では決断したいと思っていますが・・今の所まだ大丈夫です。


ふむ・・その時期の見極めが難しいですね。


その後も、私は、何のために、今日ここに来たのかを忘れて、しつこく、夫がどんなに家で暮らしたがっていたかなどを話し続けました。


じっと話を聞いてくださっていたM先生は、私が話し終わった頃合いに、ちょっと笑みを浮かべてこう言われました。




まあ・・老いては子に従え、と言いますからな・・・


老いては子に従え?!


M先生は、婉曲に入院を勧めておられるのだと分かりました。


その後、ワーカーさんに連れられて、病棟の見学をしました。


明るくて、広々としたデイルーム。壁には、習字や絵が飾られています。


見学に行った特養と雰囲気が似ています。


入院患者さんは、とても穏やかな雰囲気でした。


歩き回ったり、暴れたり大声を出したりしている人は居ません。


夫は、ここで過ごせるんだろうか?


暴れて荒れて拘束されて、薬で抑えられて、車椅子になってしまうんだろうか?


今は、トイレもちゃんと出来るのに、オムツになってしまったりしないだろうか?


せっかっく少し落ち着いてきたのに、環境を変えるのは良くないのではないか?


この期に及んで、嫌になるほど優柔不断な私。


病棟見学を終えてから、入院の具体的な説明を聞きました。


息子が勝手に言いました。


「入院の申し込みをして行きたいんですけど。」


ドキッ


ワーカーのお姉さんが言いました。


「今日は病棟担当のワーカーが休んでますので、月曜日以降、お電話いただければ、それで結構です。」


ほっ


ほんの2日だけ猶予が出来た。






私は、ぐったり疲れきって家に戻りました。


夕方、ケアマネYさんに今日の報告をしているうちに、夫を乗せた車が帰ってきました。


さて、ご機嫌は?


車から降りた夫は、大人しく家に入り、椅子に座ってりんごを食べました。


今日も、調子が良い。


このままの調子が続けば、まだいけるかも・・・・・


そんな事を考えているうちに雲行きが急に悪くなり、夫はまた不穏になりました。


もう、椅子を倒されるのは嫌なので、私は彼を寝室に閉じ込めました。


ドアが開かないように、一生懸命引っ張りました。


ドンドンドンドン、ドアをたたき「ひどいひどい・・・・」と叫んでいます。


息子は出かけたので、今日は私ひとりです。このまま荒れ続けたらどうしようか・・・


でも、夫は一時間ほどで落ち着き、その後とても穏やかに夕食を食べ、薬もオシッコも素直にしてくれて、大人しく眠ってくれました。


良かった・・・・



でも、











心が決まりました(多分)






老いては子に従う事にします。




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