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離床

面会に行った時、ベッドに寝ている夫の両手が、フリーになっている事にまず気がついた。


次に、点滴の管も無くなっている事に気がついた。


今日から夫は、寝たきり生活から解放されたそうだ。


肺炎が完治して、口から物を食べられるようになり、徐々に起き上がる練習が始まったらしい。


それはそれでめでたい事なのだろう。


面会は、ベッドに横になったままでも良いし、いつもの面会コーナーまで連れて行ってもいいけれど、どうしましょうか?と聞かれた。


そりゃ、どうせなら、寝たままではなくて、普通の感じで面会したい。


そう言うと、看護師さんが二人掛かりで、夫を立ち上がらせてくれようとした。


でも、一週間も寝ていたので、そう簡単には行かない。


寝ている姿勢から立っている姿勢に移るまでが大変だったが、一旦、立ち上がると、夫は、支えられながらも自分の足でしっかりと歩いた。


62歳は、まだ若い。


直ぐに回復する体力が残っているのだろう。


車椅子に座るのが、3人がかりでまた少し大変だったけれど、私と夫は久しぶりに面会スペースで向かい合って座ることが出来た。


夫は、目の前の袋に手を伸ばした。


中に美味しいものが入っていることを覚えていた様だ。


その記憶力が、密かに嬉しかった。



今日は、ジャンボプリンを持って来た。


右手にスプーン、左手にプリンを持たせると、少しこぼしながらも、夫はあっと言う間に食べてしまった。


肺炎になったと聞いたときは、このまま寝たきりになるのか、はたまた死んでしまうのかといたたまれない思いになったが、少し心配が過ぎたのかもしれない。


いずれ来る「その時」の練習だったと思うことにしよう。


少しずつ、心が慣れてゆくのが良かろう。


再び、向かい合ってお菓子を食べる事が出来るようになった事は、一つの喜びではあるが、私が一番気になっているのは、「夫のご機嫌」だ。


ベッドで寝ていた時は、何故か穏やかで、言葉も出ていた。


それが、どう変わるのだろうか?


今日の夫は、あまり表情が無かった。


話しかけても、殆ど返事は無かった。


時々、「うん」と頷いてくれる程度だ。


帰り際、看護士さんに聞いてみると、薬が復活したとの事。


それが関係があるのかどうかは分からない。


穏やかならば寝たきりでも良い、と言う訳にも行かず、動き出して、不穏になるなら、薬は必要なのだろう。


このあたりは、専門家に任せる以外にない。


また暫くは、スーパーで、夫の好きなものを探す喜びが出来たことに感謝して過すことにしよう。




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