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いつでも里親募集中

最悪の日曜日以来、5日ぶりに面会に行った。
週の前半に行こうと思っていた面会をパスしたのは、あまりにもしんどかったからだ。


もし、言葉にならない言葉を発して、怒りを表す夫をもう一度見たとしたら、何だかもう自分が立ちあがれない気がしていた。


あの日はたまたま最悪だっただけで、いつもいつもご機嫌が悪い訳では無い事は分かっているけれど、私の弱った心は、ついそんな風に悪い方へ考えてしまうのだ。





実際、あの最悪の日曜日以降、私は夫の事を気遣うゆとりを無くしていた。


自分の事を考えなくては。


自分が、周りに迷惑を掛ける事が無いようにしなくては。


そんな思いで一杯だった。


今まで、周りの親切な人に何回も言われてきた。


「自分を大切にしなさい」って。


そう言ってもらうのは有りがたいけれど、やっぱり、夫が気がかりで、自分よりも夫の事が最優先だった。


でも、あの最悪の日曜日以来、私は周りの人が言ってくれる意味を理解した。


もう、夫の事なんか構ってられない。


自分が、倒れないように、


自分が、これ以上精神的に参らない様に、


自分が、周りに迷惑を掛けない様に、


自分が、誰かの世話にならない様に、


自分が・・・・自分が・・・・・


そんな思いに囚われていた。




メグちゃんに癒され、また、繁忙期に差し掛かった仕事は、私に介護とは全く別の生活を与えてくれるので、今週は何とか生き延びてきた。





でも・・・・・





そろそろ、面会に行かなくちゃ。








夫は、3回目の肺炎を起こしてベッドに寝ていた。


何故、こんなに度々肺炎を起こすのだろう?


看護師さんの説明はこうだ。


不穏が酷くなると薬が強くなる。


そうなると嚥下機能が低下する。


それでも、夫の場合はしっかりと口から食べる。


特に、むせたりする事はない。


でも、少しずつ誤嚥していて、熱が出ることによって気がつく。





今はまた、薬が中止になっているらしい。


夫は、とても静かにベッドに横たわっていた。


「大丈夫?」と顔を覗き込むと、うんと頷いてくれた。


薬が入っていない分、少しでも「素」に近くいられる貴重な時間だ。


夫の顔を見ていると、色んな想いが交錯して、また涙が出そうになった。


我ながら、随分気が弱くなったと思う。


あんなに気の強い鬼嫁だったのに。




私はいろんな事を話しかけた。



そして、


「昨日、(夫の)お姉さんが電話くれたよ。半年ほど、調子が悪かったけど、最近やっと元気になったんだって。」



そう言うと、夫の唇が小さく動いた。



よかったね



分かるんだ!


私の言う事が分かるんだ。


鳥肌が立ちそうだった。





点滴を抜かないように縛り付けられている手をいつまでも握って居たかったが、


静かに目を閉じた夫を残して、メグちゃんの待つ車に戻った。








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