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48キロ

あれ?太った?



面会に行った時、夫の顔が、ふっくらとしている様に感じた。


看護師さんに聞いてみると、最近、体重が2K増えたらしい。


もともとスリムな体形で、身長は176センチあるのに、体重は56~58K程だった。


在宅介護をしていた時、薬の影響があるかもしれないが、殆ど食べなくなった時期があった。


どんどん体重が減って、とうとう52Kにまでなった。


このまま食べないで、50Kを割ると命にかかわる、そうケアマネさんに言われた。


やせ細ってゆく夫を見るのは、恐怖だった。


そんな経験もあって、体重が増えたというのは喜ばしいことだと感じた。



げっそりと頬が落ち込んでいた時は、見た目も夫ではない感じがしたが、このふっくら感は、元気だった頃の夫を思い起こすことが出来て嬉しい。



食欲もあるし、結構なことだと思った。


そして、聞いてみた。


「今、何キロあるのですか?」


看護師さんは平然と答えてくれた。


「48Kです。」


ひえぇ~48?!


私より・・・軽い。


歴代一位の軽さじゃないか!


久しぶりに、びっくりだ。


ふっくらとした顔に騙されてしまったが、随分細くなった事は、ずっと前から気が付いていた。


背中をさわると骨が当たる。


足なんか、棒の様に細い。







夫が車椅子に座っていることを見慣れてしまったのは、いつからだろう。


始めのころはいつも歩いていた。


歩いて歩いて、歩き続けていた。


紆余曲折を経て、今は車椅子に座っている。


そんな夫を改めて見て、思った。


このままだと歩けなくなるんじゃないだろうか。


こんな棒みたいな足になって、体重を支える事が出来るんだろうか。


夫が、車椅子に座っている理由は、歩けないからではなくて、歩くとトラブルになるから、だ。


他のお年よりに近づいて、腕を取ったりする。


若くて背が高くて力が強い夫は、脅威にもなる。


怪我でもさせることになれば、お互いに不幸だ。





ならば、歩き回る夫と、絶えず一緒に歩いてくれる人がいれば、問題ない。


でも、病院の現場では残念ながらそんなゆとりはない。


だから、車椅子に座って、立ち上がらないようにベルトで固定する。


職員さんたちは、皆一生懸命お世話をしてくださっているので、感謝以外の何物も無いが、このまま歩けなくなったら困る、と思った。


そんな思いを看護師さんに話すと、歩く訓練はしているとの事。


ちょうどトイレの時間となったので、「じゃあ、ここから歩いて行きましょう」と言って、夫を立たせてくれた。


夫は意外に簡単に立ち上がって、看護師さんと手を繋いでトイレまで歩いて行った。


やや心もとないが、歩く姿が見られてほっとした。






そして、思う。



不穏が酷くて、歩き続けているより、車椅子に座らされていても穏やかな今の方が、まだ・・・いい。




でも・・・・



本当は・・・・



どっちも・・・



良くない。




元気に動き回って、穏やかで優しい夫・・・





が、良い。




無理だけどね






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