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いつでも里親募集中

2009年は素晴らしい晴天と共に明けました。良い年になりそうです。 昨日までの多忙な日々も今日だけは停戦です。


窓から青い空を確認したものの、私はベッドの上でまだぐずぐずしていました。

一刻も早く起きて、クロちゃんの傍へ飛んで行きたい気持ちと、万一、ひょっとしたら・・・・と言う、大きな不安が同居していたのです。

ショウが戻って来てからは、毎晩一緒に寝てくれていたので安心出来たのですが、大晦日の夜は地元の友達と過ごすから、と言って出て行ってしまったのです。バカ。

そして、夜寝る前に次男と一緒にオシッコに立たせようとすると、最後の気力を振り絞るかの様に、「ウー」と怒って、立ち上がることを拒否しました。

「そうか、クロちゃん、分かったよ。もういいよ。オシッコなんかしなくても、このまま寝ていればいいよ。」

そして、いつもなら独りぼっちになると淋しくて、ヒーンヒーンと泣くのに、その大晦日の夜はクロちゃんの悲しげな泣き声が聞こえてくることはありませんでした。もう、泣く気力もなかったのでしょうか。想像は悪い方へ向かいます。


クロちゃん・・・・私は恐る恐るリビングへ行きました。

クロちゃんは・・・・・大丈夫。昨夜と同じ位置で元旦の朝を迎えていました。良かった!

「クロちゃん、おはよう!!」私は、心からほっとして、クロちゃんの大きな背中を抱きしめました。

今日は、何処にも行かないよ。何もしないよ。ずっとずっとクロちゃんの傍にいるよ。年末からそうしようと決めていたことがやっと実現出来る日が来て、本当に幸せでした。

南に向いた大きな窓からは、元旦の太陽が柔らかく差し込んでいます。クロちゃんの黒い体は、陽の光に照らされて、ぽかぽかと温かい。

ヒロくんと私は、クロちゃんを挟んで至福の時を過ごしました。こんなに穏やかな時間が流れるのは久しぶりです。

私は、ポツリポツリとクロちゃんとの楽しかった思い出を話題にしました。

「クロちゃんは、お父さんの犬なんだよね。」

「そうだよ。」

「クロちゃんは、9人の兄弟の中で一番に走って来たから、うちに来る事になったんだよね。」

「そうだよ。」

「クロちゃん、頑張った甲斐があったね。」

「そうだよ。」

「クロちゃん、うちに貰われて本当に幸せだったねぇ。」

「あたりまえじゃない。」

「こんな田舎で、一杯走り回って遊べたし、つまみ食いも一杯したし、夜はベッドで一緒に寝たし、こんな幸せな犬いないよね。」

「そうだよ。」

「もう、12年も生きたから、長生きしたよね。」

「うん。」

ヒロくんに膝枕してもらって、クロちゃんはすやすやと眠っています。クロちゃんの温かい体を撫でながらヒロくんが穏やかに笑っています。

hiro



これ以上の幸せがあるでしょうか。

この平和な時間が永久に続けば良い。

このまま時間が止まれば良い。

そして、このお話しをここで終わりにする事が出来れば良い。

でも・・・・・・・・・・

このノンフィクションは、あと一回だけどうしても続きを書かなくてはなりません。

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