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いつでも里親募集中

新聞の大きな広告が目に留まった。 最近、この手の本が目に付く。


私の視点がそういう風に変化してきたのか、それとも何らかの理由で、こう言う本の出版が増えてきたのか。


そして、本の著者がお医者さんと言うのも共通している。


早速、取り寄せて呼んで見た。


「大往生したけりゃ医療とかかわるな」


共感できるところ、納得できるところが多々ある。




認知症の診断を受けて10年近く経ち、これ以上後がない「要介護5」と認定された夫。


62歳。


オムツをつけ、殆どの言葉を失くし、食事も口に運んであげないといけない。


そう、よちよち歩きの一歳児と同じだ。


それでも、今はまだ、おぼつかないけれど、自分の足で歩いて、食べ物を運んであげると、喜んで食べてくれる。


凄い食欲がある。


食べて、出して、眠る、と言う、人間としての基本的な営みは健在だ。


でも、この病気の残酷なところは、そんな最低限の楽しみも、何れは必ず出来なくなると言う事が約束されている事だ。







口から食べられなくなった時にどうするか?


私の考え、息子たちの考え、元気だった頃の夫の考え、


幸いな事に、一致している。







自然に死んでいきたい。



自然に死んでいかせたい。







と言う、気持ちは固い。


けれど・・・・・・


目の前で枯れてゆく家族を、じっと見守ることに耐える精神力はあるのだろうか。


来年は90を迎える母の場合と、夫の場合とでは、同じ気持ちにはなれないだろう。


まだ・・・・62歳。




でも、時間がどの位残されているのか分からないけれど、夫にとって何が良いのか、どんな人生の締めくくりを迎えさせてあげるのが良いのか、



そんな事を、本気で考えておかなくてはならない時期にさしかかっているのかも知れない。



何故なら、夫は、自分の人生なのに、その終わり方の希望さえ、自分で語る術を失くしてしまった。


だから、


私が、


夫と言う人を一番良く分かっている私が、


夫らしい最期を迎えさせてあげなくてはならない。


夫が望まないような姿にだけは、


してはならない。


今でも夫は「望まない姿」で暮らす事を強いられている。


自分の人生こんなはずじゃなかった、こんな姿で生きて居たくない、


今の夫がそう思っているかどうかは分からない。


もはや、そんな事は思っていないだろう。


だけど、自分が神様からこんな贈り物をプレゼントされるとは、人生の大誤算だったと、小さくなってしまった脳の何処かで嘆いていると思う。


だから、せめて、最期の時だけは、夫らしい姿で送り出してあげたい。






それが、私の最期の仕事。




そして、それが出来るのは、私だけだから。








むつかしいてーま











コメント

私もです、でも

 以前から読ませていただいてました。私の夫も入院中です。ももさんのご主人よりも進んでいます。今では寝たきりになり、ペースト食も困難になってきました。この先、延命はしないと決めていますが、絶食になり衰えていく夫の姿を見ると、その決心はぐらつきます。夫のために一番よいのは・・・、と考えています。これからもブログを読ませてくださいね。

クラゲさん、

コメントありがとうございます。

延命はしないで自然に逝って欲しい、と思っていても、いざ「死」が目の前に見えてきた時には、それまでの決心などあっと言う間に翻ってしまうのが家族の心情だと思います。

家族にとって良い方法と本人のために良い方法、それが必ずしも一致しないのかなとも思います。

一昔前の様に、食べられなくなったら自然に死んでゆくのが、自然な世の中だったら、迷うことも無かったのでしょうか。

どんな状態でも栄養を送り込んで、人を生かす事が出来る様になった医学の進歩は、人間を幸せにしたのでしょうか・・・

ご主人様の状態、とてもお辛いですね。
遠くから、応援しています。

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