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いつでも里親募集中

12月19日の未明、シロちゃんが亡くなってから、犬の話しばかり書いてきました。 でも、自分の心との折り合いがつけば、今回を最後にクロちゃんとシロちゃんのお話を書くのは止めた方が良いのかと思います。

心にけじめをつけて次に向かって行かなくては、現実を生きて行けないからです。


そうです。クロちゃんも・・・・・・今はもういません。



夢のような穏やかな時間が流れる、元日の午前10時頃、クロちゃんはポタポタと口から血を流しました。

あっ!

私は、とてもビックリすると同時に、やはりクロちゃんとはお別れの時が近づいている事を悟りました。

ショウの携帯に電話しました。「クロちゃんが死ぬかもしれないから出来るだけ早く帰っておいで。」

そして、ヒロくんにもいよいよ覚悟を決めてもらわなくてはなりません。もう、どんな誤魔化しも効きません。

私はヒロくんに言いました。「クロちゃん、もうすぐ死ぬよ。だから、傍にいてあげてね。クロちゃんと一緒で本当に楽しかったね。クロちゃんも幸せな人生だったから、死んでしまっても悲しまないでね。本当に・・・・・悲しまないでね。」

ヒロくんは、悲しみを一杯湛えた涙目で「うん。」と頷きました。

それからも、時間はゆっくりゆっくり流れて行きました。クロちゃんは、あまりにもあっけなく逝ってしまったシロちゃんの分まで、ヒロくんと私に「別れの時間」をプレゼントしてくれたのです。

最後まで、お姉さんとしての気遣いをしてくれたクロちゃん。

冬の午後の陽は、あくまで柔らかく優しく私達3人を包んでくれます。時々、首を擡げてこちらを見つめ、何か言いたげな仕草をします。

「長い間ありがとうございました。」とでも、言ってくれているのでしょうか。それとも、私だけに「この後も、ご主人様をよろしくお願いします。」と大好きだったヒロくんを気遣っているのでしょうか。

夢のような甘い時間がゆっくりゆっくりと流れて行きました。もう・・・・充分です。


クロちゃんは、シロちゃんに会えなかったショウの為に、年末の帰省を待っていてくれた。

クロちゃんは、私が仕事を休める1月1日まで、待っていてくれた。

クロちゃんは、シロちゃんと同じく、我が家の状況を知っていて、長患いしないでおこうと決めていた。

そして、クロちゃんは最後にヒロくんと私にこんなに素敵な時間をプレゼントしてくれた。

もういいよ。クロちゃん、ありがとう。


クロちゃんの呼吸がいよいよ旅立ちの準備を始めたので、私は急いでシロちゃんの写真を持って来て、枕元に置きました。



シロちゃん、迎えに来て!

ほら、クロちゃん、シロちゃんが居るから大丈夫だよ。何も怖くないよ。淋しくないよ。



多分、シロちゃんは直ぐそこまで来てくれているのでしょう。クロちゃんの命の灯火は、徐々に徐々に消えて行きます。

そして、夕方4時過ぎ、クロちゃんは陽だまりの中で眠るように静かに静かに、旅立って行きました。本当に穏やかな最後でした。

シロちゃんが死んでしまってから僅か13日目の事です。



「死んじゃったね。」私はヒロくんに言いました。「うん。」と頷くヒロくんの目にもう涙はありませんでした。

はっきりと、大好きだったクロちゃんの死を理解して、充分に別れの時を持ち、そしてその現実をありのままに受け入れてくれた。私にはそう思えました。

ショウの帰宅はそれから一時間後の事でした。バカ。



シロちゃんを火葬してもらった同じ業者さんに来てもらい、シロちゃんと同じ土に返してもらう事が出来ました。

棺の中には、大好きだったおやつの袋と、それから道に迷う事がない様にシロちゃんの写真を入れてあげました。そして、部屋の隅から転がり出てきたボールを一つ、これはシロちゃんへのお土産です。

今頃は、天国でシロちゃんとの再会を喜んで、以前と同じ様に二人でじゃれ合って遊んでいる事でしょう。


ヒロくんが脱サラして、関西からこの地に移り住んだのが12年前。その歴史にはいつもいつもクロちゃんとシロちゃんが一緒に居ました。

この二人が居たから、どんな困難も乗り越える事が出来た。辛い事があっても、この二人の存在で癒されて、また明日へ向かう事ができた。

ヒロくんが病気になって、会社の運営は事実上次世代に引き継いだ。そして今、共に歩んできたクロちゃんとシロちゃんも居なくなってしまった。

私の心の中で、一つの時代が終わりました。




クロちゃん、

kuro




シロちゃん、

chiro


本当に楽しかったよ。心から、ありがとう!そして・・・・・・






バイバ~イ!!





コメント

本当に すてきなお話を ありがとうございます
シロちゃん クロちゃん お話が全部終わるまでは
コメントすることができませんでした
我が家のわんこも 一週間前10歳になりました
まだまだ元気にしていますが 主人は 毎日わんこと私に「長生きしてくれよ」が口癖です
大切な 家族が 消えてしまった
大きな空間 ・・・・
お体 お大事に ご主人も・・・・

はじめまして

初コメントですが、ずーっと、読ませて頂いていました。

今回はコメントをせずにいられませんでした。
悲しいけどあたたかく素敵なお話ですね。
クロちゃんもシロちゃんもヒロくんご家族と一緒にいられて幸せだったでしょう。

また伺わせて頂きます。

その後・・・

かあ子さん  ベンジャミンさん(はじめまして)、温かいお言葉をありがとうございます。

「ただいま!」と家に帰って、「あ、そうか・・もう居ないんだ・・」と言う、変な感覚も徐々に薄らいできましたが、居なくなって今更ながらにその癒しの大きさを実感しています。

また飼いたい?今度は手がかからないように小型犬にする?それともネコ?うさぎ?小鳥?・・・でも、やっぱり、同じ大きい犬が良いね。

こんな会話が飛び交う我が家ですが、当分無理かな・・・でも、また犬と暮らしたいな・・・いつか。




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