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いつでも里親募集中

「もう直ぐですけど、何か不安なことはありますか?」

看護師長さんにそう聞かれた。


不安?


実際、不安だらけだけど、改めてそう聞かれると、気持ちを整理して答えなくてはなるまい。


主人が家に帰って、どれだけ落ち着いてくれるかと言うことと、後はやっぱりオムツ替えですね。


私の心配は、何故だかオムツ替えに集中している。


師長さんは言った。


「私たちが行って手伝ってあげられると良いんですけどねぇ。

人間、どんな状態になっても羞恥心は最後までありますから、知らない人(新しいヘルパーさん)にされるのを嫌がられるかもしれません。

本当に行ってあげたいんですが、介護保険と医療保険は、制度上併用できないんですよ。

でも、何かあったら電話してください。私、行きますから。その時は、病院に内緒でね。」


師長さんは、いたずらっぽっく笑った。


ありがたい話だ。


現実としてそんな事は出来ないと思うけど、そう言ってもらえるだけで心強い。


師長さんは、話を続けた。


「これだけの重度の人が在宅に戻るのは、私たちも初めてなんです。」


ゲッ・・・・そうなの?


「今までに戻られた方は、もっと軽くて、意思の疎通が出来る方たちでした。」


それは、知らなかった・・・・・


「だから、期待しているのです。」


そうなんだ・・・・






今頃、気が付いた。


私がやろうとしていることは、結構無謀なのかも。



今日の夫は、あと2日で家に帰ることなどつゆ知らず、いつもと同じ様にお菓子を食べ、廊下をお散歩した。


職員さんが、「もう直ぐですね。無理しないで下さいね。」などと声を掛けてくださる。


身体の傾きは、少し良くなって、表情も良い。


私は、何度も何度も、「あと2日でお家に帰るからね。迎えに来るから一緒に帰ろうね。」と話しかけた。


夫は、じっと私を見て、頭を撫でてくれる様な角度で手を伸ばしてきた。


きっと分かってくれたんだと思う。


その時、私の心の中では、あらゆる不安は消え去り、ただ、ただ、一緒に家に帰れる喜びだけで満たされた。



無謀でも何でもいい。


ただ、もう一度、一緒に暮らしたい。



それだけだ。





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