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いつでも里親募集中

毎度のことだけど、いつもいつも予想もしない方向へ動いてゆく夫。
今回も、夫は、いったい何処へ行こうとしているのか・・・・


退院前、思い描いていた夫の行き先は天国だった。


だけど、夫は、奇跡の回復を見せた。


それは喜ばしい事であるが、残念なのは、回復し過ぎた事だ。


本当に残念な事に、回復し過ぎた。


大好きなお肉をパクパクと食べる。


ケーキもお菓子も、何でも食べる。


元気になり過ぎた。


力がつき過ぎた。


ベッドで寝ていても、動きたくて仕方が無い。


気が付くと、こんなになってる。

yoko.jpg



180℃回転していてビックりした事もあった。


動きたいのに、思うように動けない。


大きなストレスだろう。


◎▽◆●☆▲■☆§■Ω・・・・・・


▽※◆●☆●☆§■Ω・・・・・・


●☆▲■☆§■Ω◎▽◆・・・・・・



一日中、こんな風に叫ぶようになっていた。


もちろん、動けないストレスだけで、叫んでいる訳ではない事は、百も承知だけど。


大きな声。


のどが枯れるほどの声。


何をするのもの大変になって来た。


辛うじて、朝と夜のオムツ替えだけは、格闘しながらやった。


ヘルパーさんへの抵抗も凄い。


時々は、「バカヤロー」の単語も聞こえて来る。


ヘルパーさん達は、言葉が出るようになった、すごい!元気になった、すごい!と笑って下さる。


だけど、私は笑えない。



◎▽◆▲■☆§■Ω◎▽◆●☆・・・・・・


夫の渾身のこの悲痛な叫びに、神経がすり減って来た。


好物を沢山食べる事によって、パワーアップ、結果、夫は苦しむ事になった。


それでも、この3週間ほどの日々を過ごす事が出来たのは、ほんのわずかでも見せてくれる穏やかな表情、美味しそうに食べてくれる顔、幼子の様なあどけない表情、それらに癒される時間があったからだ。


そして、何より、家に居る事が夫にとって一番良いと言う思いに、一切の疑念がなかったからだ。


どんなに苦しそうな顔をしていても、今以上の環境は何処にもないと思った。


最後の砦は、夜の睡眠だった。


8時頃ベッドインして、翌朝の6時、7時頃まで大人しくしていてくれる。


眠っているかどうかは分からないけれど、声を出すことがないので、隣の私も良く眠れる。


この、最後の砦が崩れたのが、18日の夜だった。


この日は、日中も最悪だった。


悪魔が降りてきたとしか思えない。


もちろん、車いすから動けないので、放置しておけばそれで済む。


歩き続けていた頃を思うと、それだけでも楽ではあるが。


何故、こんなに・・・と思うほど、夫は声を枯らして叫ぶ。


おそらく、歩く事が出来ないので、その代わりが「声」となって出ているのではないか。


そして、目の前に、何か居るかの様に、手で払いのける仕草を繰り返す。


夫だけに、何かが見えているのだろうか。


顔つきも変わってきた。


消えたと思った苦悩の表情が蘇ってきた。


なんでまた・・・・・?


そんな夫の顔を見て、思った。


生きている限り、安らぎなど無いんだ、と。


そして、追い討ちをかける様に、眠らない夜が来た。


その晩、夜通し、夫は叫び続けた。


息子は、車に避難した、と言う。


もう・・・無理だ。


こんな夫を見ていることに、私自身も限界が近づいているのを感じた。


一夜明けて、19日も、夫の叫び声から一日が始まった。


オムツだけは替えなくては。


骨ばった身体でも、大人は、大きい、重い。


赤ちゃんみたいに、簡単には出来ない。


蹴りとパンチを避けながらの、オムツ交換は、重労働だ。


身体も疲れ、何より心が重い。


頭の中を、あらぬ考えがよぎる。


訪問入浴の日だけれど、断った。


こんなに荒れていては無理だろう。


それより何より、もう、何もかもがめんどくさくなってきた。


車いすから動けないことを幸いに、夫を寝室に置いて、私は仕事に行った。


逃げた。


だけど、こんな精神状態では仕事にも身が入らない。


自分でも、ヤバイ、と感じた。


昼前、K2病院のソーシャルワーカーSさんから、電話が入った。


退院以来初めてだ。


看護師長さんの訪問看護は週に一回行われていたので、Sさんは、我が家の様子を良くご存知だ。


Sさんは、言った。


退院された時は、この病院は、急性期の治療病棟なので、もう対象にはならないとお話ししましたが、状況が変わりましたね。師長から、話は聞いています。

今の状態は、確実に治療の対象となりますので、ここで一度、入院しましょう。

M先生にも話してあります。明後日の午前中入れますよ。

落ち着かれたら、直ぐにお返しします。







今まで、岐路に立った時、何らかの選択を迫られた時、いつも思うことがあった。


誰か、決めて!と。


誰でもいいから、状況判断が出来る人が、大きな視野で我が家を見て、「あなたは、こうしなさい。」と言ってくれたら、どんなに嬉しいだろうかと、いつも思っていた。


だけど、周りの人は必ずこう言った。


「奥様が決めてください。」と。


だから、私は、いつもいつも、一人で考えて、一人で悩みぬいて、そして、一人で結論を出してきた。


この時ばかりは、孤独だ。


どんなに回りに、支えてくれる人がいても、孤独から逃れることは出来ない。


なのに、今、初めて、周りから「入院しましょう。」と言われた。


望んでいた筈なのに、そう言われて戸惑った。


再度、いや、再々度の入院は、遠からずその日が来るかも、と思ってはいたが、突然、明後日と言う現実的な誘惑が、向こうからやってきた。


どうする?


経験豊富な病院側が、入院を勧めているのだから、素直に従うのが正解なのだろう。


きっと、私は、正常な判断が出来ないほど、日々の暮らしに疲れ果てていると、判断されたのだろう。


さて、どうする?






続く・・・・・・



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