FC2ブログ

プロフィール

Author:momo


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ


FC2カウンター


フリーエリア

いつでも里親募集中

先日、地元の納涼祭があった。



夫が元気だった時は、祭りごとが大好きだったので、いつも一緒に出かけていた。


だんだんと、人の中に出かけることが出来なくなって、そして私自身も、億劫さが勝ってしまい、ここ数年は行かずじまいだった。


今年の納涼祭。


どうしようかな・・・


めんどくさいけど、たまには顔出さないと、益々行き辛くなるし、


息子たちもいないし、


自分の分だけ夕食作るのもめんどうだし・・・


食べるもんだけ食べて、さっさと帰ってこよう。


そう思って、一人で出かけた。


お祭りに、一人で行くって・・・淋しいね。


もう一つ、あまり行きたくない理由は、夫の事を聞かれるのが嫌なのだ。


田舎ゆえ、我が家の事情は、もちろん皆知ってるけど、改めて話題にして欲しくないのだ。


特に、今の状態は、誰にも話したくない。


お願いだから、ほっといて、


そんな気持ちだ。











とは言え、出かけてみると、それなりに楽しく過すことが出来た。


めったに顔を合わす事がないご近所さんとも、久しぶりにゆっくりとお話ができた。


誰も夫の事は聞いてこない。


気を使ってくれているんだろう。





楽しく過しているうちに、隣り合った一人の奥様と話しこんだ。


70代のその方は、お舅さんとお姑さんの介護を長い間されて、もう何年も前に、どちらのお見送りも済まされた、介護の大先輩だ。


何が大変って、下の世話だったわ。

を撒き散らしたときは、実の息子や娘に、見せてやりたい思いだったの。



お嫁さんの立場としての介護は、それはそれは大変だったのだろう。



そんな話を聞いている内、とうとう一人のおじさんが聞いてきた。


ご主人は元気?


答えない訳には行かない。


うん・・・今は入院してるけどね。


これ以上、話題が膨らんで欲しくなかったのに、おじさんは、また聞いてきた。


オレの事分かるかなぁ?


悪気は無いんだろうけど、酷な質問だ。


だけど、これにも答えない訳には行かない。


何て答えようか。


咄嗟に私は、こんな風に答えていた。


ムリムリ・・・・私のことだって分からないんだよ。


そこに居た3人は笑った。


仕方がないけど、残酷だ。


先の奥様が言った。


でも、その方が良いのよ。

何もかも分からなくなってしまったほうが幸せなのよ。



うん、そうね。


私は、そう答えておいた。


夫の話題は、それっきりになった。






介護の苦労を散々して来た人にも、今の夫の苦しみ、私の苦しみを、分かってもらう事などできない。


きっと、世間には、「何もかも分からなくなる幸せ」が存在するのだろう。


でも、我が家には、そんなものはやって来ない。





分かって欲しいと、思わない。


分かってもらえる訳などないと思う。






だから・・・・





お願いだから、ほっといて。





DSC04723ほっといて



メグちゃんは、ダメだよ。



そうすか






コメント

そのおじさまも悪気は無いんでしょうね。

私も近所の方に聞かれるのは嫌です。
聞いてどうするの?
何かしてくれるの?って・・

普段特に気にも止めてないくせに、たまたま顔を合わせた時だけ聞いて来ないで欲しい。

「何もわからなくなる幸せ」
幸せと言うと語弊がありますが、本当にツライのは
そこに至るまでの過程じゃないでしょうか。

自分自身がどんどん壊れていく恐怖ってあると思います。

まったく何もわからなくなったら、何も感じないと思います・・。

義父の最期は、ただひたすら寝ているだけでした。
きっと自分が何でここに寝ているのかも
何で動けないのかも、そして自分が誰なのかもわからないままだったんじゃないかと。。

恐怖や痛み、苦しさが無い分良いのかな・・と思わなければ、見ている家族は辛すぎます。
義父は昨年、特養で亡くなりました。

つらいという字

妻を介護していた折、認知症になって何もわからなくなると言うことはない、と思ったことがあります。
妻は、前頭側頭葉脳変性でした。外見から見れば何もわからないような姿ではありましたが、会話や状況をしっかりと理解できる状態だったように思います。
それは病末期のある時ほとんど言葉が出なくなった頃ですが、なくなった義母(妻の母)の言葉を引用してその場にぴたりと収まる使い方をしたからです。

「辛いという字は、一本足すと幸せになる、と母さんが言っていたよ」・・私の顔を見てそういいました。
おそらく、私の様子を見かねて出てきた言葉だったのではないかと、思い返すことがあります。散歩が好きな妻でした。

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP |