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いつでも里親募集中

「捨てちゃえばいいんですよ。」Oさんから言われたこの言葉で、ずっしりと肩に圧し掛かっていた錘が取れて、すっかり気が楽になりました。 少し遡って、昨年の秋頃の会話だったと思います。

(万一、お食事中の方がおられたら、読むのは後にして頂いた方が良いかも・・・)



その少し前、ヒロくんと二人で車で20分ほどかかるスーパーに買い物に行った時の事。

その頃はまだ、今の様にウンチしたあとのお尻を拭いてあげる、と言う事はしていませんでした。拭いてあげなければそろそろ無理だと思いつつ、でも出来るならばまだやりたくないし、何処かに逃げ道はないかと暗中模索している時期でした。


買い物途中に、

ヒロくん「ちょっと、といれ。」

私「オシッコ?」

ヒロくん「うん。」


一人で男子トイレに入っても、何とか無事に出来る時もあれば、訳が分からなくなって出て来る時もある、と言う微妙な時期でした。

だから、その時々によって、一人で男子トイレに入ったり、私が恐る恐る車椅子様のトイレに一緒に入ったり、と言う、身も心も迷える時期でした。


そのスーパーには、綺麗な車椅子トイレがあったので、その時私は一緒に入ってみました。夫婦と言えども、一緒にトイレに入るって、慣れない内は何だか気恥ずかしい変な気分です。


ヒロくんは、ズボンを下ろして便座に座ろうとしました。あれ?オシッコって言ったのに・・・・


辺りにかぐわしい香りが漂い、ヒロくんは柔らかいウンチをしました。目の前で、主人がウンチをしている、その姿を目の当たりにしている、と言うのは、たとえ病気だからと分かっていても、初心者だった私には衝撃でした。

「拭いて。」と言って、私はヒロくんに多めに取ったトイレットペパーを渡しました。

ヒロくんは、自分のお尻を拭いてその紙を私に見せました。べっとりと山盛りのウンチがついている紙を見せられて、私は「早く、捨てて!」と叫びました。

振り返れば、何も慌てる事なんか無かったし、ゆっくりと落ち着いて後始末すれば良かったのですが、その時の私は「主人のウンチ」「あんなに頼りになっていた主人のウンチ」を目の前に、しかもあどけなく見せられて、パニックになっていたのでしょう。

とにかく、早く家に帰りたいと言う思いに囚われて、後始末もそこそこに帰路に着きました。

車に乗って走り始めると・・・・・くっさ~!

真冬の寒さの中、窓を全開にしてぶっ飛ばしました。


ほうほうの体で家に着くと、お昼の12時で、お弁当を食べる為に家に戻ってきた息子達と、ちょうど玄関で出くわしました。

やばい!息子達には悟られたくない、と思っていると、知ってか知らずか、

「あれ?犬のウンチのにおいがする。」と、息子が言うではありませんか。

あ~、あの頃まだ犬が生きていて、本当に良かった。クロちゃんシロちゃんに濡れ衣を着せたまま、私は、大急ぎでヒロくんを風呂場へと誘導しました。

ズボンを脱がせて見ると、なんで?なんでこんな所にこんなに一杯ウンチがついているの?と、驚きました。パンツはもとより、ズボン下にもべっとり。

風呂場で体を洗って綺麗にし、クロちゃんシロちゃんにも助けられ、何とかその場は落ち着きを取り戻しました。



が、これからまだ私には大仕事が残っています。汚れた衣類を洗わなくてはなりません。

洗面所で、ゴム手袋をはめてまずパンツを洗いました。洗面台がたちまちウンチ色に染まります。

もう、捨ててしまおうかと思いつつ、でもこれが私の仕事、介護してる人は皆やってるんだからと、思いなおして、くさいのと泣きたいのを我慢して、とりあえずパンツを洗い終えました。

次はズボン下です。先日買ったばかりのヒロくんお気に入りの迷彩柄のズボン下です。

洗っても洗ってもウンチはなくなりません。洗面台の周りには、茶色い液体が飛び散ってしまいます。

とうとう私は我慢出来なくなってしまいました。「もう、いや!捨てる!!」

こうして、買ったばかりのお気に入りだったズボン下を私は捨ててしまいました。




この日から、私の葛藤は続きました。



いいじゃない、洗うの大変なんだから捨てたって。

え~?普通は、洗うでしょう。奥さんだったら洗うでしょう。捨てるなんてもったいない。


この二つの声が心の中で言い争いを続けていたある日、一人ではもう持ちきれなくなった私は、Oさんに話してみました。


Oさんは即座に答えてくれました。



「捨てちゃえばいいんですよ。」

えっ?そんなに簡単に・・・・?



Oさん「私も捨てますよ。もう、汚れたものは全部捨てます。こないだなんか、主人が気に入ってたチェックのシャツも捨てちゃたんですよ。主人が、あのシャツどうした?って聞くから、すてたよ、って言いましたよ。」

あ・・・・そう。


Oさん「楽しなきゃダメですよ。自分の人生は主人の人生とは違うんだから、自分は自分の人生を生きなきゃいけないんだから、無理したらダメですよ。楽に出来る様にすればいいんですよ。奥さんだからやらないとダメ、なんて考える必要ないですよ。」

なるほど・・・・・



Oさん「パンツなんて安いもんだからまた買えばいいんですよ。捨てたって、別に誰かに言う訳じゃないでしょ。」

私「うん、まあね。」(って、本当はネットで全世界に公表しているのだけど・・それは内緒)



Oさん「自分の心の中だけの問題なんだから、自分が楽出来る様にすればいいんです。洗面所とか風呂場で洗うと、そこもまた洗わないといけなくなるから、もし洗う時は外の水道で洗います。洗えると思った時は洗えばいいし、出来ないと思ったら捨てちゃえばいいんですよ。」


なるほどねぇ・・・・・


Oさん「100円ショップで、使い捨ての手袋売ってるから、それをはめて汚物を片付けて、終わったらここ(手首のところ)からこうやって(実演つき)裏向きに脱いで、そのまま一緒に捨てればいいんですよ。そうすれば、どこも汚れないで楽ですよ。」


さすが、介護のベテランは違うわ・・・・


私も見習おう。見習ってもっともっと楽しようっと。






コメント

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つらさを乗り越えて

認知症は、体験した人にしか理解できない「つらさ」がありますよね。
どんなにつらくても、支えていかなければならない。

「家族全員の命・心身の健康」最優先で考えていけばなんとかなります。
ストレスを少なくする。大切なことです。

「家族全員の命・心身の健康」最優先

mikiさんに、何度も何度も繰り返し繰り返し言い続けて頂いて、少しずつ私の心の中に染み込んで来た気がします。

お手数ですが・・・・これからも言い続けて下さいませませ。

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本当に100円ショップには、こんなものが100円でいいの?と思うような物が売ってますよね。パンツも売ってましたよ!

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