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いつでも里親募集中

以前、近所のおじさんが、飼っていた犬が死んでしまって、3ヶ月間立ち直れなかった、と言うのを聞いて、えー!?と、笑ったのを、今ではとても反省しています。


クロちゃんとシロちゃんが居なくなって、3ヵ月近く経ちました。



食事の時に食べ物を落としても、誰も飛んでこない。お菓子の袋を開ける、ムジャムジャと言う音をたてても、期待に満ちた視線がない・・・・あ~、つまらない・・・・・

外から帰ってきた時の、あの熱烈歓迎が・・・・・ない。

何より、私の淋しさ、悲しみ、ストレス・・・それらを全部黙って受け止めてくれたあの・・大きな・・・背中が・・・・ない。

そんなお通夜の様な気分の日々も流れ、外出時に鍵をかけると言う行為にも少しづつ慣れてきましたが、下駄箱の上の二人の写真を見ると、ついつい「ただいま~!」と大きな声で挨拶をする習慣はいまだに直りません。

そして、何かの拍子に、無性に逢いたくなる時があります。

TVで犬が映っている時、外を散歩している犬を見た時、犬の写真が載っている本を見た時、特に同じ種類の犬を見ると、もう恋焦がれる想いが募ってどうしようもなくなります。

ヒロくんも、多分その思いは同じなのかもしれません。私が「クロちゃんに逢いたい。シロちゃんに逢いたい。」と、無理難題を言うと、「う~ん。そうだね。」と、ちょっと悲しそうな顔で同調してくれます。

そしてその後、必ずちょっと恥ずかしそうな笑顔を浮かべて「かう?」と聞きます。

それは、新しい犬を飼う?と言う意味なのです。ヒロくんは、本当は犬が飼いたいのです。
犬が居れば、日々の暮らしの中でどれだけ癒しになるでしょうか。

ヒロくんの精神の安定を考えると、本当は直ぐにでも次の子を探したい。再び犬と暮らす生活が実現すれば、私だってどれだけ癒される事か・・・・

それが、実現に踏み切れない一番の理由は、やはりこれから先の生活が読めないからです。

一年後、三年後、五年後、ヒロくんの状態がどうなっているのか、さっぱり分からないからです。


次に我が家に来たワンちゃんを、クロちゃんたちの様に幸せに過ごさせてあげて、また最後まで責任を持って看取ってあげられる自信がありません。



そして、あんなに穏やかに逝ってくれたクロちゃんとシロちゃんの心情を考えます。


「おかあさん、わたしたちお世話をかけたりしないから、ちょっとでも楽をしてね。」と言ってくれたに違いない、二人の想いを無にする事が出来ないのです。


思い切って飼ってしまえば、それなりに何とかなるだろうとは思うのですが、わざわざペットショップへ行く気にはなれません。

ノラ犬でもノラ猫でもいいから迷い込んできてくれないかなぁ・・・・もし、次に飼うなら、人間の傲慢で捨てられてしまった可哀相なワンちゃんを引き取りたいなぁ・・・・引退した盲導犬のお世話をするものいいな・・・・



そんな想いが募っていたある晩の事。

夕食後にリビングでTVを見ていると・・・・・窓の方から、コツ!と小さな音が聞こえてきました。

クロちゃんとシロちゃんが生きていた頃、ベランダから家の中に入りたくなった時にノックする、正にその音でした。

私の耳は、敏感にその懐かしい音を察知しましたが、まさかそんな事あるわけ無いと思って、わざと無視をしました。

まだ若かった時は、「入れてくださいよ~!」と、がりがりがりがりと、ガラスが割れんばかりにアピールしていたのに、晩年は、片手で遠慮がちにコツ!とするだけでした。

その懐かしい音がまだ耳に残っているその時・・・・・







また・・・・コツ!









もう、間違いありません。




「クロちゃん!シロちゃん!帰って来たの?!!」私は、急いで窓ガラスを開けました。







でも・・・・・・










そこにクロちゃんとシロちゃんの姿はなく、漆黒の闇が広がっているだけでした。






窓の傍には、たまたま何かが当って音を出してしまうような物は何もありません。あれは、絶対にクロちゃんとシロちゃんが、その後の私達の様子を見に来てくれたのだと思っているのは私だけかもしれません。

「どう?元気にしてますか?」「頑張って生きて行って下さいね。」とのメッセージがこめられたコツ!の音でした。


翌日、きっと馬鹿にされるだろうな、と思いつつも、ヒロくんと息子に、「夕べ、クロちゃんとシロちゃんが来たよ。窓を、コツ!って叩いたんだよ。うそじゃないよ。ほんと。ほんと。」と言うと・・・・・


ヒロくんは「ほんと?」と驚きの声を上げ、

そして意外にも息子は、ちょっとした笑みを浮かべて「ああ、そう。」と答えました。

あ~、この二人、随分粋な返答をしてくれるではありませんか。



コメント

思い切って・・・

momoさんにとって癒しの存在は必要ですね。
思い切って家族の一員を増やされたらいいのでは?

なるようになる。
そのときはそのときで。

無責任のようですが
momoさんの精神状態がちょっと心配です。

思い切って・・・・

飼いたいですねぇ・・・・でもねぇ・・・
なかなか決断できないのですよ。

誰かが黙ってワンちゃんを置いていってくれたらいいのに・・・って、そんな事あるわけないですよね。

mikiさん、ご自身もお母様の介護で大変な中、見ず知らずの私をご心配頂いてありがとうございます。こうして、お言葉を頂くだけでも私にとっては癒しとなり、何とか平常心を保って行く事が出来ています。本当にありがとうございます。

辛さを分かち合う人がほしい

私は兄の死後一人っ子状態になったので、両親の認知症ゆえのつらさのもろもろを分かち合える人がいませんでした。
体験した人にしかわからないつらさですよね。

夫がいましたから、なんとか介護はやりとげることができるところまできたと思います。
夫は、私が両親に巻き込まれて精神的に危なくなったとき、私の健康・人生を優先する決断をし、それまでやっていた写真を叱咤激励して続けさせました。
写真があったから私はつぶれなかった・・・
「父よ母よ 認知症の両親の命をみつめて」という写真展を2005年に新宿のコニカミノルタプラザで開催しています。

ただ、私の両親のことですから、夫には私の「つらさ」はわからない。
真に分かち合える人がいない、というのはつらかったですね。

認知症の介護の場合、介護者のほうがあぶないのかもしれません。
本人は、家族や施設に守られていますから・・・

「認知症の人と家族の会」という全国組織がありますが、介護を終えた先輩家族が親身になって活動していらっしゃいます。
大変なときに支えてもらったからというのがあるからでしょう。

孤立しないことは大切です。
私は、介護関係のHPに書き込ませていただきながら乗り越えてきました。
それは大きな力になりました。
だから、大変な家族の方の力になれれば・・・という思いがあります。

私の場合は、母よりも私のほうが危ないということが何度もありました。
自己防衛しながらやってきました。

ご主人様を守る、ということは、momo様ご自身の心身の健康を保つことが不可欠です。
肉体的しんどさは寝れば快復しますが、精神的しんどさは蓄積していきますから・・・

つらさをわかちあえる存在がほしいところですね。

拝見しました

写真展のHPを探して、mikiさんのお父様お母様、そしてmikiさんご自身にもお目に掛かる事が出来ました。

初めてなのに、懐かしい。不思議な気分で感激しました。

ついつい、本当の私の気持ちは誰にも分からないわ、と自分で自分を孤立させてしまう事がありますが、そう言うマイナスの気持ちが一番危険ですね。

よろしかったら・・・

認知症の人本人である水木理(おさむ)氏が2005年11月よりブログ「認知症一期一会」を発信していらっしゃいます。

「認知症の人と家族の会」の機関誌で紹介されたのをきっかけにコメントを寄せるようになり、3年になります。

よろしかったらそちらのほうもご覧ください。

若年性の場合、お若いだけに、つらさ・しんどさは、親の介護以上のものがあると推察いたします。
本当のつらさ・しんどさは、momoさんにしかわからないのは事実です。
けれど、多くの人が頑張っているのも事実。
同じ立場の方と直接会えるような交流があるといいですね。

インターネットの普及で、一昔前には考えられなかったような人と人との繋がりが可能になりましたね。

その分、悪事も蔓延っているのは困ったものですが、より良く利用すれば助けられる事が沢山ありますよね。

mikiさんの仰る、認知症の介護は介護者の方があぶない、と言うのは同感です。病院の先生やケアマネさんに、本人のケアと共に介護者のケアまでも望む事は出来ないし、周りにどんなに助けてくれる人(子供や兄弟など)がいても、やはり最終的に決断をしなくてはならない立場にいるものは、孤独です。

そんな時に、同じ立場の方のブログを読んで、心に染み入ってくるものがあると、それだけで救われる気がする事もあります。

水木さまのブログも拝見しました。とても感動して、勇気付けられました。

そして、今までこのブログにコメントを入れてくださった皆様にもどれだけ救われているかは言葉に尽くせません。

昨年の夏、主人がデイに行く様になって時間が出来たので、あまり深い考えはなく始めたブログでしたが、今となっては、ここでの皆様との出会いや言葉のやり取りが、私にとっては生きて行く糧、頑張ろうと思える理由、と言っても過言ではありません。不思議です。

改めて、心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。そして、これから先も、まだまだ続いてゆく私の介護生活に、どうぞ宜しくお付き合い下さいませ。

クロちゃんとシロちゃん 神様に一時帰宅の許可をもらって帰ってきてくれたんですね。 また 出会えますよ・・ 準備が整ったら あの子達、momoさん達御一家の前に姿を現してくれます。そ、出会ってしまったら・・momoさん 覚悟きめましょ。 

春風さま

こんにちは。温かいコメントをありがとうございます。元気が出ました。

そうですね、あの二人はきっと絶妙のタイミングでまた姿を現してくれるのでしょうね。二人に任せることにします。

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