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減薬

夫が現在服用している薬は、一種類。


「セディール」と言う薬が、朝夕3錠づつ処方されている。


それは、昨年の7月23日以来、ずっと変わらない。


夫のご機嫌と薬が、どの程度関係があるのか、未だにはっきりしない。


夫の場合、この10年、明らかに薬が効いて、症状が良くなったと思えた事は、殆ど無い。


何を飲んでもダメ、それならと、量が増えたり、種類が変わったり追加されたり、


でも、ダメなもんはダメだった。


藁にもすがる」そのものの思いで、処方された薬を飲ませた。


今度こそ効くかも知れない・・・何度そう思って、そう願って、そして落胆し、絶望してきたことだろうか。


薬が効いて穏やかになったと言う話を聞くと、とてもうらやましかった。


何で、夫はダメなんだ・・・


何で、我が家はダメなんだ・・・・



専門病院に入院して、薬の調整が上手だとの噂の先生のもとで、約一年、日々を見て貰ったけれど、結局、お手上げだった、と言うのが現状だ。


医学にも見放されたか・・・神も仏もこの世にはいないと思い始めても無理からぬ。




ほぼ一年前の退院時、先生は、薬なしで夫を家に戻してくれた。


ある意味、とてもすっきりした。


服薬期間中は、体が右に傾いたり、左に傾いたり、首が前に垂れたり、精神状態がより悪化したり・・・色んな事が次から次へと押し寄せてきた。


それが、薬の副作用なのか、それとも脳の異常によるものか、さっぱり分からなくて、それも大きなストレスだった。


服薬無しの生活は、素に戻れた様で気分が良かったが、だからと言って夫の精神状態が良くなるわけではなかった。


薬を飲んでもダメ、飲まなくてもダメ。


ダメ、ダメ、ダメ、何をしてもダメ、何をしなくてもダメ。


嵐の在宅介護と救急搬送の末の人工呼吸器騒ぎをく経て、再び入院した時に、セディール6錠が処方された。


入院させた以上、何らかの薬を飲ませない訳にもいかないのかもしれない。


半年以上の拘束状態の後、夫は今のホームに巡り合えた。


穏やかな時間が増えて来た。


たまには、意思疎通と言う奇跡も見せてくれる様になった。


これを、セディールを一年間飲み続けて、体内に蓄積したおかげ、と見る必要はあるのだろうか。


いやいや、夫は、そんな生易しい患者ではないだろう。


医学や薬学に関して、詳しい事は何も知らないけれど、夫に関して言えば、効果のある薬はなく、今比較的穏やかに過ごせるようになったのは、時が流れたからだと思っている。


脳の委縮が進んだからだと思う。


当たっているかそうでないか分からないけれど、そんな気がしている。


そんな思いをずっと持ち続ける中、かねがね是非とも実行してみたいと思っていた事がある。


それは、もう一度、薬を止める事だ。


必要な薬ならば、飲ませたいが、もし、そうでもない薬、どっちでも良い薬、むしろ副作用の方が大きい薬、などであれば尚更の事。


障害者1級と認定され、あらゆる医療費を公費で賄って貰える身ゆえ、ますます余計な医療、薬は控えるべきであると思う。


今更「進行を遅らせる薬」が必要だとは思わないし、今の、まあまあの精神状態で居られるなら、もう一度素に戻って、自然に任せて日々を過ごして欲しいと思う。



今のホームに移って、施設庁長のKさんや、2週間に一回往診に来られるH先生に、どのタイミングで話そうかと思っていた。


まずは、新しいホームに落ち着く事が一番だったので、薬などはこれまでと変えない方針で新しい生活が始まった。


そして、2ヶ月程過ぎて、夫の状態が入居当初と較べると随分落ち着いて来たと思えた頃、まずはKさんに私の思いを伝えてみた。


Kさんは、いとも簡単に私の考えに同意して下さった。


そして、先日の話を持ち出して、「ご本人が、いらない、と言われてるんだから、いらないですよ。」と。


Kさん、いつも私の気持に沿った対応をして下さる。


ただ、ホームの責任者としては、服薬に関しては、往診医の指示通りにしなくてはならないので、次回H先生の往診の時に、打診してみます、と言われた。


そして、先日の往診日。


私は仕事で行けなかったので、KさんがH先生に私の思いを伝えて下さった。


H先生も、予想通り、私の気持に則した返事をして下さったそうだ。


本当に、私の周り・・・・良い人ばっかり。


ただ、この薬は、急に止めると、影響が出る場合があるので、徐々に減らしてゆく指示が出た。


この2週間、まず朝夕2錠づつにする。


影響が無ければ、次の2週間は1錠づつ。


そして、何も無ければ、一ヵ月後に、薬は無くなる。


ただそれだけの事なんだけど、


何だか、ちょっと、嬉しい私。





すずし7112
















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