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往診

3時頃ホームに着いた時、夫は布団からずれて、床の上に横たわっていた。
そのまま背中を起こして、足を伸ばした状態で座らせた。


ご機嫌は悪くない。


台所で果物を用意している間に、また、靴下を片方だけ脱いでいた


どうやって脱いだのか、またまた見逃した。


職員さんの話では、最近動きが活発になってきたらしい。


横になっている時間帯に、布団からずれている事があるので、ぶつかると危ない為、車椅子は、必ずトイレの中にしまっておく事になっているとのこと。


床に座っている今も、両手を突っ張ってお尻で動くので、少しづつ位置が変わっている。


この、動きが良く(?)なってきた事を、どの様に考えれば良いのか、良く分からない。


看取り寸前の寝たきりから、食べられる様になって来た事による動きの復活が、結局は在宅を諦める方向へ向かった昨年の経緯が蘇る。


ただ・・・夫のご機嫌は悪くない。


昨年の様に、大きな声を出す事も無ければ、激しく手を振り払ったりする事もない。


床から車椅子に移してもらった後も、穏かな良い顔が続いた。





今日は、H先生の往診日だった。


夫は、とても穏かな表情でH先生と対面した。


H先生は、一年前の最悪の状態をご存知だ。


私の希望通り、薬がまた一錠減らされた。


この10年、薬を飲んで効いたと言う事は、殆ど無かったですね。

今、これだけ穏やかになったのは、脳の萎縮が進んだからだと思うのですが。



と、自論を述べてみた。


そう言うこともあるかもしれませんが、病気が進むと、表情が変わってくるんですね。もっとボーっとしてたり、目の焦点が合わなかったりすることがあります。

御主人の場合、表情がとても良いので、萎縮が進んだと言うより、ここの雰囲気があっているんじゃないでしょうかね。



なるほど・・H先生の見解は、そうなんだ。


正解は不明だけれど、穏かで居てくれたら、それだけで良い。


それ以上望むことなど、何も無い。





H先生が帰られた後、夫は、相変らず穏かな顔で車椅子に座っているけれど、どうも・・・何やら怪しげな香りが漂っている。


職員さんに、オムツ交換をお願いした。


オムツの中には、大量のゆるめのが出ていた。


着ている物もシーツも、全部汚れていたので、取り替える間中、夫はしかめっ面をしていたが、若い男性職員さんと、おばちゃん職員さんが、芳しき香りの中、手際よく夫を綺麗にしてくださった。


嫌な顔せず、優しい言葉をかけながら。


メグちゃんを抱っこして、ただ見ている事だけしか出来なかった私は、思った。


夫が穏やかになったのは、脳の萎縮が進んだからだと決め付けてはいけないかもしれない、と。




くしゃ





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