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いつでも里親募集中

私の周りに、赤ちゃんが二人いる。


一人は、先日生まれたばかりの、正真正銘の本物の赤ちゃん、孫のまーくんだ。


もう一人は、言わずもがな、夫である。


まだ、ご対面は叶わないが、二人を見ていると、共通点が多い。


二人とも、誰かに動かして貰わない限り、ずっと寝たきりだ。


体をずらしたり、お座りが出来る分、夫の方が、今のところ勝っている。


発語は、殆ど無い。


奇跡が起きる以外は、夫の声を聞く事は、残念ながら殆ど無くなってしまった。


まーくんは、泣き声は元気だけど、まだ、うんともすんとも言わない。


どちらも、ご機嫌が良い時も有れば、そうでないときもある。


たまに、笑った様に見える事もある。


夫は、私の顔を見て笑顔になる時もあるので、これも夫の勝ちだ。


ご機嫌が悪い時、夫はしかめっ面をして手を振り上げる仕草をする。


まーくんも、泣きながら、やはり両手を上下に動かす。


似てる。


まーくんは、お母さんのおっぱいをごくごくと美味しそうに飲む。


夫は、ステーキでも何でもパクパク食べる。


夫の勝ち。


だけど、自分一人で出来る事は、息をする、食べる、出す、泣く・・など、ごくごく限られた事しか無く、生きてゆく事の全てを人に委ねている事は、同じだ。


一人っきりになったら、夫もまーくんも・・・数日で死んでしまう。




これからどんどん成長してゆくまーくんの脳と、委縮が進んだ夫の脳が、交差点の中ですれ違う。





ねえ、お父さん・・・・今は少しだけ勝ってるけど、きっと直ぐに置いて行かれるね。




そして、不可能な願いを孫に託してみる。



ねえねえ、まーくん、交差点ですれ違う時、君のおじいちゃんを見つけて。そして、思いっきり手を引っ張って、君の成長と一緒に連れてきてくれないかな。



無理だね。







夫を見て、私は思う。


一人で動けなくて可哀そうだな、


ずっと座ったきりで可哀そうだな、


行きたい所に行けなくて可哀そうだな、


オムツを替えるのも、お風呂に入れるのも、なんて重労働なんだろう。






でも・・・・


同じ状態なのに、まーくんを見ても、そうは思わない。


寝たきりだけど、


一人で動けないけれど、


オムツをしているけど、


ちっとも可哀そうじゃない。


まーくん自身も、自分が寝たきりで辛いなどとは思っていない。




そこで、ちょっとひらめいた!


脳の状態が同じレベルなのだとしたら、夫も同じだと考えたらどうだろう。


過去の元気な姿を知っているから、今の状態が可哀そうだと思うのは、私であって、本人は赤ちゃんと同じ脳になったのだから、そんな風には思っていない、と考えればどうだろう?


しかめっ面をしているのも、まーくんが泣いているのと同じだと思ったら、どうだ?









少々、無理があるかもしれないけど、


久しぶりにひらめいたこの考え方、


とても気に入った






007ぺろ








コメント

その考え方、大賛成です!!
私も気に入ってしまいました。

まっちさん

ね、とっても良い考えでしょう!v-410

momoさん
こんばんは
ご無沙汰しています。
ずっとブログさぼっていますが、元気にやっています。

どんどん脳が萎縮して苦しんで暴言を吐く夫を見ていると、いっそのこと早く赤ちゃんみたいになっちゃえば、私にとっても彼にとっても楽なのかもしれないとふと思ったりします。
でもそれなら何故進行を抑える薬を飲ませているのだろうと、自分の矛盾する気持ちにいらつく毎日です。

発病以来ずっと、彼にとっての幸せってなんだろうって考えてしまいます。だって、今の彼も、X年後の赤ちゃんのようになってしまった彼も、本来の彼にとっては極めて不本意な絶対に人に見せたくない姿であることには変わらないわけで、それを思うとなんともやるせない気持ちになってしまいます。 

まあ、こういう重い話題はさておいて。。

 赤ちゃんいいなあ~。
 私も早く赤ちゃんをだっこしたいですが果たしていつのことになるかしら・・・

ルッコラさん

お久しぶりです。ハードな日々を過しておられるかなと案じておりましたが、お元気との事ほっとしました。

どんなに前向きに考えてみても、この病気は辛く悲しく、且つとてつもなく残酷です。我が家は、10年経って漸く赤ちゃんになれましたが、夫が不本意極まりない人生を余儀なくされている事にはなんら変わりありません。

ただ、傍で見ていて、苦しみのピークは過ぎ去ったと思えるから、その分は楽になれたと言うだけです。

進行を遅らせる薬なんかいらないから、完治する薬が欲しい。それも無理なら、選択肢の一つに合法的尊厳死も加えて欲しい。そう願い続けて来ましたが、何も叶わぬうちに、時が流れました。

これがこの時代のこの国に生まれた夫の運命だと思うしかないです。



と、まあ、重い話は、さて置きたくなりますよね。

赤ちゃんパワーって、凄いですよ。まーくんを見て居る時は、100%、完璧に夫を忘れてます。

暑い毎日ですが、相変らず走っておられるのですか?お体だけは、どうぞお大事になさってくださいね。

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