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春爛漫

いつも通るお買い物の道も、この時期はちょっと姿を変えてくれます。 春です。

パステルカラーに咲き乱れるチューリップ畑の脇を通り過ぎてカーブを曲がると、黄色い絨毯が現れます。菜の花畑が道の両側に広がっています。

ちょっと回り道をすると、知る人ぞ知る枝垂桜の大木が聳えるお寺があります。今や満開。濃いピンクの花を湛えた枝が、空から降ってくるように覆いかぶさってきます。

変化の激しい都会の風景も、躍動感に満ちているのかもしれませんが、1年前、10年前、いえ100年も前と、そんなにも変わっていない光景と言うのもまた乙なものです。

去年と同じだね・・・・・と、夫婦で語り合える、その喜びが、我が家の場合は何十倍も感動を呼び起こします。ささやかな幸せ、そして大きな幸せです。


今年もまた、さくらの季節になりました。


前夜から、「明日、お天気が良かったらさくらを見に行こうね。」と約束していました。

朝、絶好のお花見日和でしたが、ヒロくんはあまりご機嫌が良くありません。ヒロくんの場合、ご機嫌が良くない、と言っても、決して、わがままを言ったり荒れた態度を取る訳ではありません。


ご機嫌が悪い=眉間に皺が寄って、じっと動かなくなる。


病気でなくても、誰であっても、一緒にいる人がご機嫌が悪いと、どうしてもこちらまで気分が重くなります。でも最近は、出来るだけヒロくんのご機嫌に左右されないでおこうと思っています。

何故なら、ご機嫌が悪い理由は、いくら聞いても分からないし、推測しても仕方がないからです。と、言うよりその理由が一番分かっていないのは本人なのかもしれません。


「枝垂桜見に行こう!」と言うと、ヒロくんは直ぐに立ち上がり、玄関に向かいます。

ちょっと待って。お出かけの前には、必ず・・・・オシッコ。

そして、靴を履くのも一苦労です。はいているスリッパを脱いで、新たに靴を履く、と言う行為は、履物が全部で4つ、目の前にある訳なので、脱いだり履いたりしているうちに、どれがどれだか分からなくなってしまうのです。

気が付くと、左はスリッパ右が運動靴なんて、笑い話のネタになってしまいます。



お寺の枝垂桜は、満開でした。

今年もまた、「二人」で見に来る事が出来たそのさくらは、そんな私の密かな感動など些細な事よ、とばかりに、見事な花を纏い、その姿を堂々と披露していました。そうですね・・・300年もここに立っているこのさくらの木は、もっともっとすごい歴史を目の当たりにしてきたのでしょうね。

私は、「わ~、きれい!」と何度言った事か。何回見ても感動する美しさですが、ヒロくんは淡々と歩いて行きます。

ある意味、ここに聳えるさくらの木と同じくらい物事に達観している様にも見えます。

さくらがきれい?・・・・だからなに?って感じで。

ともあれ、私が大いに感動できたからそれで良し、と。



二人きりのお花見を終えて、いつもの様にダイエーさんでお買い物。時間はまだ昼前です。ここで、私はちょっと欲を出しました。あまりにもお天気が良くて、暖かいからです。

近くの湖のさくらはどの位咲いているかな?明日からさくら祭りが始まるので、混雑するから、今日中に行った方が良いと言う口実を作り、おにぎりを4つとお茶を二つ買って、帰りに寄ってみる事にしました。

湖のさくらは、8分~9分咲きでした。前の山に登ると、斜面はソメイヨシノのうすいピンク色で染まり、そのピンクの向こう側に静かな湖面が見えます。

見事な自然美を眺めながら、「二人」でベンチに座っておにぎりを食べました。

「おいしいね」

「美味しいね」


もう、充分すぎるほどさくらを見ました。さあ、帰ろう。

車を走らせていると、いつも良く行く山の公園の前を通ります。

「よっていく?」ヒロくんが言いました。

え?また?と、思いましたが、私はハンドルを切って公園の駐車場へ入りました。本日3回目のお花見です。

ここはまだ新しい公園なので、そんなに大きなさくらの木はありません。それでも、山の斜面全体が公園になっていて、車椅子でも通れるような遊歩道が続いていたり、小さな子供たちが楽しめる遊具があったりで、好天も手伝って、沢山の人で賑わっていました。

この公園はヒロくんの大のお気に入りです。ヒロくんはすれ違う人に「こんにちは~」と自分から声をかけます。犬がいると、立ち止まって「かわいい~」と言って、飼い主さんを喜ばせます。

これが、ヒロくん本来の姿なのです。


盛りだくさんのお花見を終えて、漸く家に帰ってきました。あ~、良かった。朝はご機嫌斜めだったけど、良い一日だった。沢山歩いたから、今夜はぐっすり眠ってくれるかな・・・・


夕方になると、ヒロくんはまただんだんと機嫌が悪くなってきました。そして、夜中も私の期待通りにはいかずに、いつもの様に何回も目を覚ましました。


ちょっと忘れていました。ヒロくんには「今」しかないのだと言う事を。昼間楽しかったから、夜もご機嫌が続く、と言う期待は甘かった様です。


でも、それで良いのです。

私は、楽しかったのだから。


今年もまた、「二人」でさくらが見られたのだから・・・・

コメント

素晴らしい1日

チューリップ・菜の花・枝垂れ桜・ソメイヨシノ・・・
まさに春爛漫ですね。

おふたりで春を堪能できて素晴らしい1日でしたね。
樹齢300年の枝垂れ桜も、おふたりのことをあたたかく見守ってくれたことでしょう。
来年もまた見に来てね、と。

去年まではお花見に母も出かけましたが、
今年は写真でお花見をしようかな。
花盗人にはなれそうにないので・・・

はい それでいいのです。 心の中に息づく思い出は どんだけ月日が流れても、その日その時の 今 ですもん。 心の中をちょっと覗いたら 今 がいっぱいです。 悲しい事があった時は 一休みして心の中を覗いてみるの。 そしたら 楽しい今がいっぱい!! momoさんの心の中に又ひとつ 楽しい今が 増えましたね。 

mikiさんが撮られる写真なら、それだけでおもいっきり春を堪能出来そうですよ。お母様とご一緒に素敵なお花見が出来ますように!

おバカな私は、せっかくのさくら巡りに、又してもカメラを持って行くのを忘れてしまいました。

でも、その分しっかりと心の目に焼き付けて、楽しい楽しい「今」の引き出しに保存しました。

春風さん、悲しい時はここを開けて見ればいいのですね。きっと温かい春の風が吹いてきて、また明日への元気が湧いてくる事でしょう。

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